春のしっぽ

春のしっぽ

陽射しの中に春が透けて見える季節になりました。ぽかぽかとした陽だまりに、何かと幸せな物思いにふける時間が少しずつ長くなって、春本番が待ち遠しい今日このごろです。

少し前に、部屋の模様替えをしました。壁紙はウィスキーのラベルを模したステッカーから、桜とカラフルなアニマルモチーフのステッカーを散りばめたデザインに。

鳥やウサギ、春らしい部屋でこの文を書いています。

半年近く続いた永い冬がやっとおわり、心機一転新しい日々の始まりです。

大阪での一人暮らしをはじめてから一年が経ちました。慣れないうちは京都に足を運ぶ度に自分が捨てたものをひとつひとつ思い返して道端で泣いたりもしていましたが、それも今となっては遠い昔に感じます。

「咲かなくても花は花」という言葉を聞きました。今のままでいい、蕾だって立派な花ですもんね。

それでもやっぱり咲いた姿を見たいので、せっせと種をまき、水をやり、ぽかぽかと見守っていかなくては。

山口絵美菜