夏風

夏風

風鈴が暑い夏を音にする。

何かを思い出そうとした時に、言葉に出来るものより先に音や、匂いや、味が心の中に立ち込めるのは不思議に思う。

蝉声の中で思い出すのは、そこに混じり合う高い駒音だったり、将棋合宿でした花火やみんなで囲んだ大鍋のカレー、大玉を切り分けて食べたスイカだったり、何気ない夏も23回繰り返せばそれなりに夏らしくなるんだなと思えたりもして。

今年の夏は折り返し地点を過ぎたようです。何かやりたいことはありますか?

山口絵美菜