釣瓶落とし

釣瓶落とし

西陽に頬を染めるもみじ葉が、空を縁どる季節になりました。

斜陽が溶け込み、夜を待つ地平線は惜しむでもなく、望むでもなく、なんだか切ない今日この頃です。

秋が来て、冬が来て

季節はめぐる、年が暮れる

始まることよりも終わることを考えてしまうのは、あっという間に沈んでしまう陽のせいでしょうか。

茜射す空に夜の帳がおりる時、ただ黄昏たい小さな秋です。

山口絵美菜