新宿高島屋で加藤先生と

ひふみん先生こと、加藤一二三九段。

新宿タカシマヤさんの黄金展で、詰め将棋解説のサポートとしてお仕事をご一緒させて頂きました。

お仕事中だけでなく、顔合わせからいつも明るく、場を和ませるようにお話なさるお姿を間近に拝見しながら相変わらずお元気だとまずは安心。

廻りからは大抵ただの自慢話に聞こえるかも知れない「私が名人になりましたのが昭和...」というあのお話。

実は、自分の脳に成功体験を語り掛けているのではないかといつも思っております。

「私は天才なのだから!選ばれた者なのだから!」と自分に言い聞かせて、負けて悔しい時や投げ出したい時があっても歯を食いしばってやってきたという自負。

私には、ひたむきに努力を続けておられる加藤先生流の呪文のように聞こえてなりません。

例えばテレビ。

私もご縁をいただいて過去に数回ですが出演したことがあります。
待ち時間も多く画面に出た瞬間、いきなり自分のギアをあげなくてはいけないという不便さと変な緊張感で日常とは違うものだったと記憶しています。

収録が終わってから何やらよくわからない疲れがどっときたのですが、加藤先生は違う世界であんなにお忙しく動かれて大丈夫なのだろうか?と少し心配でもありました。

そんなお話を打ち合わせでしておりまして、先生は私との出番を終えた後もお仕事があり、お疲れにならないようにとこちらが出来るだけ配慮をしようと思っていたのですが、そのような気遣いは全くいらないと先生のマネージャーさんからお話されたのが、この一言。

「深夜に及ぶ順位戦、長年戦って参りましたので体力面も精神力でもご心配には及びません。」

先生は笑顔で大きく頷いておられ、あぁ、やっぱり加藤先生はお変わりないなと心から嬉しくなりました。

お歌を出されたり、有名になられて、もしかしたら芸能人として何か変わってしまった部分もあったら寂しいだろうなとお会いする前に多少の覚悟はしていたのですが、全くお変わりなくて。

きっと先生の中では「長らく順位戦のA級を戦い続けてこられた天才の自分にこの程度の疲れなど、大したことはない!」と努力を続けていらっしゃるに違いありません。

足元にも及びませんが、将棋界の棋士の先生が引退されても尚、努力を謙虚にひたむきに続け、トークショーに来られた方や、撮影に応じる様子を拝見して無言のアドバイスを貰ったような気がして会場をあとにしました。
加藤先生は確かに特別な先生ですが、将棋界には素敵に年を重ねていく棋士が沢山いて、そんな世界に少しでも長く居られるように自分のすべきことはきちんと果たさねばと、襟を正そうと思ったお仕事でもありました。

新宿タカシマヤさんの黄金展は16日まで開催されています。

お近くにお越しの際は大きくて眩しい将棋駒を見に、お出かけください♪必見です(o・ω・o)