潜在適所

潜在適所

「しっくりくる」感覚が好きだ。

なんでか分からないけど、落ち着くような収まり具合。

私は小さい頃から指輪が好きで、当時は持ってる指輪や装飾品を全部身につけたりしていたけれど(雪だるまのようだった。とても重かった)

今もその名残が少しあり、仕事がない日は割と多めに指輪をつけている。

お仕事の日は、気が散るので、多くてもひとつ。

気持ちが乗らない時は、とりあえず全部つけてみたりする。指が何故か痒くなるからすぐ外すけれど。

手持ちの指輪はハンドメイドで、こじんまりしたところで買った一点物めいたものが多くて

1番しっくりきているのは、少し冴えない指輪。

少しくすんだ金線に、透明の石がはまっていて

向こう側が透けて見えるように、台座の代わりに細い枠が石を支えている。

小指に少しゆるいくらい、でもほかの指にははまりそうもないそれは、四六時中付けていたいくらい、なんだかしっくりくる。

外してるときは、左右がアンバランスな感じ

そういう訳で、しばらく小指はこの無表情な指輪の指定席になりそうな予感。

山口絵美菜