謎解き門外漢

久しくミステリーを読んでいない。

事件が起こる前に本を置くか、謎が解けるまで読み進めるかの二択なので、まとまった時間と事件を受け入れる余裕が無いと手が出せない。

読書歴(と言えるほど立派なものではないけれど)を遡ってみた時、ミステリー元年と言えるのは小学校3年生。

学校の図書室にズラッと並んでいる、限りなく白に近い黄色の表紙の、アガサ・クリスティシリーズ。

児童向けに読みやすくしてはあれど、大人心を理解するのは少し難しくはあったので、背伸びしたい気持ちも満たしてくれる存在だった。

夢中で、隅から隅まで、棚にあるすべてを読んだはずなのに、思い出せないのは何故だろう。

断片的に心に浮かぶのは、ミス・マープルの謎解きと、ポアロの名台詞。

それから時はたち、大学生の頃。東野圭吾さんの『パラレルワールドラブストーリー』をきっかけに、またミステリーの世界へ。

綾辻行人先生の館シリーズ、特に十角館の殺人が鮮明に焼き付いていて。

ミステリーを読んでいて、ひとつ思うのは、私は謎解きをしないということ。

犯人予想はしたことがない(ので当たったこともない)、へっぽこな探偵と一緒の目線で、あっさりミスリードされてしまう読み方をしている。

それはそれで、とても楽しい。謎解きは名探偵におまかせしておくに限ると思っている。

☆今日はリクエストテーマ「ミステリー」で書きました。

山口絵美菜