朗読会

朗読会

昨晩は原稿を書きながら眠ってしまい、

お行儀よくスリープになっていたパソコンがふとした拍子に起動して、部屋が眩しく照らされて目が覚めた。

デジタルな太陽ならこんな夜明けかもしれない。


昨日は2人の詩人と1人の歌人による朗読会に行っていた。

夏号の駒doc.でもお話したのだけれど、定期的に意識的になにかの参加者になってインプットしないと、やっぱりバランスが取れなくなったりする。

会のはじめは、三角みづ紀さんの朗読で、朗読をしながら同時に録音をし、それを再生して声を重ねていくという、世界が響くような時間。

続いて御徒町凪さんの朗読は、「詩を読みます」の出だしから枕のような話が始まり、書こうとした詩の話、詩を書くきっかけの話、

そして「生きていることが辛いなら」という、森山直太朗さんの楽曲にもなった詩の朗読。歌のような、詩のような、無作為の演出に見えて実は練られた構想が、天衣無縫そのものだった。

これは余談なのだけれど、初めに「詩を読みます」と言い切っているので、枕に聞こえる話も、合間の小話も、全てが詩なのです。

最後、歌人の岡野大嗣さんの朗読も趣向で、手毬ほどのスピーカーから人工的なラジオ調のボイスな流れてきて、それに「お便りを出したリスナー」というポジションで岡野さんが短歌を朗読するというもの。

その後もフリートークでもろもろ伺った訳ですが、分からないものを分からないまま自分の中に入れるのはなんだか面白いし、自分も分かられないことを怖がらないように、一回り大きく表現していきたいなと思ったのでした。

山口絵美菜