棋士総会デビュー

年齢が41にもなると大抵のことは経験済みになりますが、棋士総会に、人生初めて出席しました。

新人女流四段は挨拶をすると、久美さん(山田久美女流四段)から事前に聞いておりまして...

久美さん「女流四段になりました、山田久美でございます。とか、こっちが真面目に自己紹介してるのにさぁ~『知ってるー!(笑)』とか野次が飛ぶの。スピーチは事前に考えておいた方がいいわよ~(^^)」

当時を振り返り、先輩の通ってきた道からの親身なアドバイスを心に刻みつつ、当日を迎えました。

新四段の先生と並んでいると...「あっ!美人が居るよ~」と、早速野次が(笑)

知ってるー٩(๑❛ᴗ❛๑)۶←黙れ

...なんて、言えるわけがありません!

私の目の前には羽生先生。

視線をずらせばタイトルホルダーや将棋界のお歴々が...

もはやただの将棋ファンと化し、はしゃぎたくなる程、壮観です。

本田先生「本田奎、神奈川出身宮田門下の21歳です!」

と、初々しく、爽やかな挨拶をしている新四段の先生方を横目で眺めながら、私の心は空模様よりどんよりです。

こっちだってね、2回目の21歳を迎えましたよ...なんなら11歳と360ヵ月です♪とでも言ったろか(涙目)

そして私の番になり、どーしても年齢を言いたくないので「年齢...黙秘します!」

その場で会員の皆さまがどっと沸いたことにより、早速、報知様が「軽妙に笑い誘う...」と取り上げて記事にしてくださいました。

あそこで、咳一つ響くことなく静まり返った厳粛な雰囲気になってしまったら、針のむしろでございました。

ここでも、あたたかい先生方のお優しさに、深く感謝をしたのでございました。

さて、今回はとても遅くまで総会が開かれていたのですが...

某棋士「こんな長い総会は5年位、来てるけどないなぁ~」

別の棋士「10数年いるけど、ないなぁ~」

さらに別の棋士「20年来てるけど...記憶にないなぁ~」

と口々に仰有り、珍しく白熱したレアな総会だったようです。
初めての総会がこんなに長時間なんて、得したね(?)と慰めのお言葉を掛けていただきました。

しかし帰りのエレベーターで偶然乗り合わせた西村先生(西村一義九段)は、ホッホッと上品に笑いながら「昔は、夜の12時を廻ることもありましたよ」と笑顔で懐かしそうにお話してくださいました。

「会場が夜の8時か9時位までに退館しなきゃならないとなったらね、話し足りない人は会館の方に移って第二ラウンドが始まるのです(笑)当時は、みんな熱かったですねぇ~フフフ...。」

流石、西村先生。
前の会館建て替えの頃だったかと記憶を辿るご様子に、歴戦の強者感が漂っておりました!

私がまだ知ることのなかった将棋界、その一端を今日はちらりと垣間見ることができたのでした。