第65期王座就位式|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

王座就位式

今日は中村太地先生の王座就位式がありました。
式が終わり懇親パーティーが始まってすぐ、中村王座の前にはお祝いに駆け付けた皆様の長い長い列。昨日こっそり髪を切りに行き、おニューのスカートまではいて参上した私ですが、中村王座とは結局一言も話さず仕舞い。
かわりに中村桃子さんが一緒に写真に写ってくれました。

さて、年内最後の将棋教室ということで終わると忘年会となるこの季節。先日、皆さんお酒がまわり始めたところで、世話役を務めてくださっている生徒さんが、
「18歳と81歳の違いは何か」
と言う。何かのテレビ番組でそういう内容のものがあったらしい。皆さんご年配の方ばかりなのでこの話題は大いに盛り上がった。
私が面白かったのは「18歳は道路を暴走する、81歳は道路を逆走する」

「自分も逆走したことがある」という方もいたりして、いやはや冗談になっておりません。
「18歳が気になるのは偏差値、81歳が気になるのは血糖値」
これに対しては皆さん口々に「81歳になったら血糖値なんかもう気にしてられない」
おやおや。年末年始、お元気でお過ごしくださいませ。来年もお待ちしてます!

 ハッピー・デイ|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

先週は少し体調を崩しました。ご迷惑をおかけした皆さま、大変申し訳ありませんでした。
とりあえず痛いのをなんとかしてくれと病院へ行き、受付を済ませて待合室の椅子に腰をおろすと、
「私たちは苦悩をとことんまで経験することによってのみ、苦悩を癒すことができる(マルセル・プルースト)」
という先人のありがたい名言が電光掲示板にうつっていて、診察前に震え上がった次第です。

さて、すっかり良くなり今日は新人王の表彰式へ行ってきました。こちら毎年囲碁の新人王と合同で表彰式を行う習わしで、今日はあろうことか囲碁の新人王、芝野虎丸さんと、昨年度の新人王の大西竜平さんとお話しました!
おかげで一日ぽかぽかしてて、今さっきデザートにアイスクリームを食べたところです。
来年あたりワタクシ会場からつまみだされそう。

 将棋の勉強中?|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

将棋の勉強中?

少し前になってしまいましたが、大阪の関西将棋会館に行きました。福崎文吾先生と山口絵美菜ちゃんによる竜王戦第3局の大盤解説会
を聞くためです。ほかに何か用事はなかったのかって?ありません!
聞きしに勝る爆笑トーク。飛車をそっと斜めに置いて角のように使う手筋や、銀を一手で何枚も打つ「分身の術」を勉強しました。実際に使えたらきっと里見さん並みの勝率になるに違いありません。
実は1月14日の女流名人戦第1局の大盤解説会にもこのお二人が出演します。こっそり遊びに行こうかな、と計画をしているところです。

そして今日は久しぶりに将棋の本を買ってきました。「豊川孝弘の将棋オヤジギャグ」。次の対局、最後に笑うどころか、最初から最後まで笑うのは私です。

 吾輩は赤ちゃん。|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

吾輩は赤ちゃん。

弟に第二子誕生。私も姪っ子を二人持つ、押しも押されもせぬオバサンになりました。
生まれたという連絡を受けて病院へ。生まれてからだいぶ脳みそも消耗して、途中は道を間違え、口を開けば不平不満と、なんとも冴えない私ですが、
「昔は私たちもこんなだったんだなあ」
弟家族としみじみとした時間を過ごしてきました。
ところで第一子のお姉ちゃん、弟に実によく似ていて、しかも今日見せてもらった笑っている(にやにやしている?)ところの写真は私にそっくり。こんな姪っ子にまで影響を与えてしまうとは、ワタクシ将棋は弱いくせに遺伝子だけは強い模様。
次の子は優しいお嫁さんの方に似てくれないかな、なんて内心思っているところです。

 勝っても負けても行ってます|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

とんでもなくお久しぶりです。竜王戦と一緒にやってきたこの寒さ...何枚も服を着こんで家を出るために、将棋を指し始めると汗だくの今日この頃です。
今日は母と二人、コンサートへ行きました。
最初一人で行くつもりが、母も好きな曲が多いことに気付き、行きたいかと声をかけると
「じゃあそれをあなたのお誕生日プレゼントにしましょう」
こう言ってチケットを二枚、用意してくれた。
ところが買って来てくれたチケットを見ると、2階席。
「せっかくのコンサートなのに近くで見れないなんて」
内心不満に思いながら今日コンサートホールへと向かったのだが...
なんとこの2階のはしっこの席、ちょうど演奏者の真後ろで、音もすごくきれいに響いてくる特等席だったんです。
今まで一生懸命正面のかぶり付きの席を狙っていた私は目からウロコ。毎度のことながら、母にはかないません。
この前「その駒、どっちの駒なのかわからない」と尋ねられたときに「駒の向きを見ればわかるじゃん!」って笑ってしまってごめんなさい。

 楽しいのが一番|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

この二日間、子供教室のお仕事で、まだ将棋を始めて間もない子供たちとたくさん将棋を指した。
あまりマナーはよろしくないが、なんとかこちらの王様を詰ましきった彼らが「勝った!」と手を挙げて喜ぶ姿が好きだったりします。私が最初に父から将棋を教わったとき、投了時に「負けました」と言うルールを当の父も知らなくて、常に勝利者の勝利宣言で終局していた我が家よりはるかにましである(相手が勝ちました、と言ってくれないといくら局面がダメでも終わることができないので、これはこれである意味、厳しいのだ)。
「私は厳しく指します」と言っておきながら「負けました!」と連呼しているので、担当の方がはじめ驚いてました。まあいいではないですか。女は愛嬌です。

斎藤新四段、古森新四段、おめでとうございます。今一番勝てて嬉しいのはこのお二人なのかもしれないですね。

 すごくかわいかったです|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

すごくかわいかったです
すごくかわいかったです

今日はなんとなんと。竹部さん(竹部さゆり女流三段)にケーキとハリネズミカフェをご馳走になりました。ハリネズミカフェは行きたいと思いながらも、なかなかその機会を見つけられずにいたところ。竹部さん、「お金が好き」などと言いながら、いつもこうして人のために使ってくださいます。とても私にはマネできませぬ。女流棋士の鑑です。
そう。今日は褒めまくります。
竹部さんが先日田村康介七段とご一緒したという、ニコ生の話が面白かった。解説の合間に、「誰と仲が良いか」という話題になったそうなのである。おまけに「誰々と仲が良い」と答えたところ、視聴者の方に「それは竹部女流の一方的な思い込みなのではないか」と指摘されてしまったのだそうだ。
そう言えば子供のころ本気でこれを心配したなあ...と懐かしくなった。しかしそのうち気にならなくなった。私と仲良くしてくれる人はとても心の広い、良い人なのだから、裏表なんかあるはずない!
そんなわけで、今度「誰と仲が良いか」と聞かれたら「竹部女流三段です。一緒にハリネズミカフェへ行って、トゲトゲのハリネズミを抱っこしたトゲトゲした仲です」と答えることになります。
今聞いているのはドヴォルザークの「新世界より」。小学六年生のとき、クラスの出し物で合奏した曲です。

 カジュアルレストランGift|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

カジュアルレストランGift
カジュアルレストランGift

元奨励会員の山下祥さんが本八幡に新しくお店を開いたというので、さっそく友達5人で押しかけた。本八幡のカジュアルレストラン「Gift」です。
メニューはスペイン料理。私たちの予約席には小さな駒がわきに飾ってあり、山下さんが厨房から出てきてあれこれすすめてくれた。
「ずいぶんとすすめかたがしつこい!」と笑ってしまった自家製のピクルスはなるほど良かった。
私が特に好きだったのはアヒージョ(オリーブオイルとにんにくの煮込み料理)。キャベツを入れてあるのが彼の工夫なのだとか。山下さんは将棋も定跡形と自己流を使い分けてたけど、料理の方もさすがだ。最後に彼の十八番のオムライスをみんなでいただいた。こちらはメニューにはないが、頼むと作ってくれます。
ずっと将棋一筋でやっていたひとがほかの道でプロになるって、本当にすごいですね。
写真はオムライスとステーキ。

 所司一門将棋トーナメント|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

昨日は津田沼の所司一門将棋センターにて所司一門将棋トーナメントと夏休み子供将棋大会があった。所司一門将棋トーナメントは今回が二回目。所司門下の若手棋士、奨励会員、女流棋士に、今年はアマチュアの方も1名参加した。
と言っても、私は恥ずかしいので毎年記録係や大盤解説会のお手伝いをやっている。内心出たくて仕方ないので、場所を勘違いした某氏が集合時間に姿を見せなかったときは、「私、かわりに出れるのでは?」と期待してしまった。師匠は「トーナメントの方へ出てくださいね」と言ってくださるので、来年こそは秒読みに入って大パニックになる様子を皆さまに披露することになるかもしれない。
二回戦は宮田敦史六段の記録を取った。同門の記録はなるべく避けることになっているから、宮田先生の対局を直に見るのは初めて。持ち時間20分30秒というのに、ゆっくりと時間を使う宮田先生が、終盤で詰みを見つけた瞬間、まるでコンピューターのように指し手が速くなるのを見ることができました。
優勝は昨年に続き近藤誠也五段。秒読みでも薄い玉形をまとめ、細い攻めをつなげてしまう技術はさすが。私と同じ将棋というゲームをやっているとは思えない、というより実は違うゲームなのかもしれません。楽しい一日でした。おいでくださった皆さま、ありがとうございました。

 私の夏も終わりました|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

私の夏も終わりました

書くと言っておきながら書くのを忘れました。一昨日、ピアニストの仲道郁代さんのコンサートへ行きました。「クラシック好きでも将棋が強くならない人もいるのか」とがっかりしているあなた。名人を取るのはそんな簡単なことではありませんぞ。
日本音楽コンクールも始まるし、忙しい季節です。
ちなみに私は子供のころ、一時期狂ったようにピアノを弾いて、下手くそな演奏を聴かされ続けた家族に「もうカンベンしてくれ」と悲鳴をあげさせた。将棋が音のでない競技で良かった。
この日最も良かったと思ったのはシューマンの交響的練習曲。曲名はつまらなそうですが本当に素敵でした。シューマンはあの「トロイメライ」のシューマンです。

写真は例によって新宿中央公園。こちらではセミが大合唱。

 眠いです|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

ここ数日はせっせと原稿を書いておりました。
と言っても棋譜中継を見たりネット将棋を指したり、天井を見上げて思い出し笑いをしたりと、余計なことを山ほどやっているので、明け方近くまでパソコンに向かっているのにほとんど何も書けていなかったりする。
日曜日の京急将棋まつりの加藤一二三九段と神谷広志八段の席上対局の中継。あれはもう、対局者のお名前を見るだけで顔がゆるんできて困った。しかも神谷先生がカニのかぶりものを!どなたが考えたんですか、あれは。喫茶店のど真ん中で噴き出しました。
昨日は西山朋佳三段の中継があった。ところで私が前に西山さんに教えてもらったときはこんな感じだった。優勢になった。と思ったら負かされていた。
優勢から負けが速すぎて、有利とか互角とか不利とかの局面の記憶がない。今日友達と話したら、やっぱり似たような負かされ方をしたことがあるらしく、ちょっぴり嬉しくなりました。
おっと、今日はちゃんと寝なくては。理由はまた明日。

 クイズ|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

今日中継室にお邪魔したとき、「中継室の某棋士」の先生が面白いクイズを出してくれた。
「名前の中に駒の字が入っている県はどれでしょう?」
全部で4つあるという。
中継室の皆さま、急に黙り込んで考え始める。私も本当は将棋のことが聞きたいのに、どうしても気になって考えてしまう。
すぐ出てくるのは、四国のあの県。しかしそこで首をひねることになる。あと3つもあるの?
残りは関東2県、関西1県です。おわかりになるでしょうか。
ちなみに私は最後の関西の1県がどうしても出てこなくて、イライラしながらコーヒーを飲み、あらゆるヒントをもらい、ついには日本地図を引っ張り出して答えを見つけた。
下のほうに回答をのせます。





Kagawa, Gun-ma, Saitama, Hyogo

 阿佐谷七夕まつり|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

阿佐谷七夕まつり

毎年遊びに行っている阿佐谷七夕まつりの縁台将棋。今年はお祭り最終日にお邪魔した。アーケードの天井からぶら下がっているはりぼて人形の中に、今年は「ひふみん人形」もあったとか。
ゆかたを着て、屋台で買ってきた焼きそばや揚げ物を食べて、友達とおしゃべりして、将棋を指しているえりかちゃんを隠し撮りして...と、本当にほとんど遊んでいるだけなのだが、この日だけは「お祭りだから」と許されてしまう。
将棋の方も、普段から酔っぱらったような指し手に磨きがかかる。でも楽しい。やっぱり将棋は楽しまなきゃ。
現在はこの日摂取したCH3CH2OHを後悔しているところです。
写真のTシャツは、藤井四段29連勝記念に発売された、例のやつです。

 学習しない?|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

学習しない?

お仕事先で、今は将棋も囲碁もコンピューターが恐ろしく強いという話になった。
「なんでそんなに強いんですかね」
「うーん」
そう言われると説明できない。
「我々と違って学習能力があるそうですね。我々は毎回同じ間違いをするけど、コンピューターは一度出てきた局面を忘れない」
「そうですねえ」
って、あれ?我々は学習能力がないんでしたっけ??

写真は研究会のときに愛子ちゃんが出してくれたチャイとワンピースのチョコレート。
おやつの時間、「何がいい?」と尋ねられ、ノータイムで「チャイ!」
本当はお金を払って飲みたいくらいです。
おっと、もちろん将棋を指しに行ってるんですよ。

 暑中お見舞い申し上げます|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

最近友達に会うと、しばしば「何かいいことはない?」と聞かれる。いいこと、いいこと...すごくいいことというと難しいが、少しいいことならある。
子供のころに家で聴いていて好きだったものの、名前がわからずにいた曲がいくつか見付かった。先日わかったのがメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲。このところ毎晩聴いていて、少しテンションが上がった状態で布団に潜り込んでいる。
昨日は沙恵ちゃんと愛ちゃんと一緒にお仕事だった。門下の話になり、「どうも、同門!」と言って二人を笑わせることができた(愛ちゃんは誠に不本意な様子だった)。
今日所司一門将棋センターで初級クラスの講師を担当した。指導対局を受けに来てくれた男の子が「強い、さすがプロ!」と誉めてくれた。まじめにすごく嬉しかった。いやはやどっちが先生なのかわかりません。
そんなわけでのんびり過ごしている今日このごろです。

 金桂歩いただきました|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

金桂歩を食べました

こちらは愛子ちゃんにご馳走になった駒形のクッキー。
「私、飛車食べる。飛車うまく使えますように」「桂馬取られませんように」「金好きだから、金もらっていい?」
金と桂馬を食べたのは私です。どうも私の桂馬は攻めに使うよりも、取られちゃうことの方が多い。相手の駒台に乗ったとたんに、雨のあとに建物の屋根から落ちて来る水滴のように思わぬところから降ってきて、「ぎゃっ」と声をあげることになるので、厄介である。
金は一番好きな駒。
味は、昔父がよく東京土産に買ってきてくれた鳩サブレ―を思い出しました。

 ご馳走さまでした|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

愛子ちゃんにチャイをご馳走になりました。いい香りがして、レストランで出て来るものなどより薄甘で、とってもおいしい!中に入っているショウガのおかげで、エアコンのために痛めていたのどまですっきり良くなりました。

さて最近私の部屋に迷惑な居候三兄弟がいる。その名も「ブーン」と「ウーン」と「ワーン」。ひとが寝たのを見計らって「鬼ごっこしよう」とまとわりついてくるので、うるさいことこの上ない。さっさと捕まえてゆっくりと睡眠をとりたいのだが、暗くなってから現れる上にすばしこいので、なかなかそうもいかない。
先日、いったい彼らの寿命はどのくらいか調べたら、驚いたことに1か月くらいは元気なんだそうである。やれやれ。私の部屋にいたって子供作れませんよー。

 とにかく強いです|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

夜更かしもしすぎです

お久しぶりです。ここのところおしゃべりすぎて、盤上は相変わらずの癒し系だが、盤外では友人諸君に迷惑をかけっぱなしの渡辺です。一番の被害者は真梨花ちゃん。研究会で教わったり、お茶をしたり。この前は水族館にも付き合ってくれた。皆さま、真梨花ちゃんに会ったときはねぎらってあげてくださいませ。

さて最近では女流棋士同士ではもちろん、将棋を知らない人であっても藤井四段の話題になることがある。「すごい中学生がいるらしいですね」「そう、ものすごいんですよ」たいていはそこで終わる。ところがこの前、弟の奥さんから「どうすごいんですか?」と言う、こちらが待ちに待っていた質問をいただいた。ここからは私にとっては至福の、そして彼女にとっては不幸な(?)時間が始まることに。藤井四段の強さが伝わったかどうかはあやしいが、私が興奮していることだけはよくおわかりいただけただろう。

写真は水族館で出会った、「ピンポンパール」というまん丸の金魚。どうしてこんなにまん丸になっちゃったの!

 おめでとう!|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

おめでとう!

今日のお昼は品川で千尋ちゃんとランチ。千尋ちゃんのご結婚とお誕生日のお祝いに、ずっと私が行きたかった店(!)へ連れて行ってくれました。ずっとなんかおかしい、とは思ったが、何がおかしいのかに気が付いたのは、今です。ごめん、千尋ちゃん。でも、美味しかった。写真は私が注文したクロックムッシュ。

午後は所司一門将棋センターへ。今日の近藤誠也五段対藤井聡太四段の竜王戦6組決勝の将棋の大盤解説会に参加するためだ。近藤五段は昨年度王将リーグ入りし、順位戦もC級1組へ昇級する活躍を見せた、所司一門期待の星だ。
結果は皆さまご存知の通り、藤井四段の快勝で終わった。いやはや、なんとまあ。すごい。藤井四段、これで19連勝である。私にできることといったら、19時間連続で寝ることくらい。

ところで気が付いたことがある。今度の女子将棋YAMADAチャレンジ杯、参加者の中で私が最年長なのである。どうしたわけかちょっぴり嬉しい。Around40の意地を見せることができればと思います。

 ひとり感想戦|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

ひとり感想戦

対局のときの将棋というのは、あとでひとり感想戦をすることもあるし、ほったらかすこともある。本当は検討した方がいい。次に生かすためというより、すっきりする。
というわけで、昨日の真梨花ちゃんとの将棋を私のパソコンに入っている激指にかけてみた。
序盤は互角。
中盤はなんと優勢、優勢、優勢!?
ところが終盤に入ったとたん、先ほどまでプラス800点くらいあった評価値があれよあれよという間に互角まで下がり...
決め手のポカでついに敗勢に。マイナス2300点也。
どうしたら良かったかと言えば、感想戦で真梨花ちゃんに指摘された通り、どこかで攻めれば良かった。
私らしい将棋でした。

ところで中継ブログの誤植は今日修正してくださったとのことです。
中継の皆さまもお疲れさまでした。
写真はご近所のお庭。ニオイバンマツリという花でしょうか。みごとです。

 女流王座戦一次予選|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

女流王座戦一次予選
女流王座戦一次予選

今日は女流王座戦一次予選の一斉対局。
対局に負けて泣きながら...もとい、お待ちかねの棋譜中継を見ながらうちへ帰っていて、気がついたことがある。中継ブログの私の勝敗が2連敗となっている。
今日いた女流棋士の中で、連敗したのは私ひとり!...って、そんなわけありません。1勝1敗でした。

佐藤名人、残念でした。ところで、ポナンザの初手と同じ手を指した女流棋士がいる。例によって竹部さん。ポナンザが指すと「また変な序盤だな」と思うのに、竹部さんが指すと「いつも通り」に見えるのは、なぜだ?


対局前は関西や地方から出ていらした女流棋士の皆さんともお話したり、久しぶりに会った紅ちゃんに「対局室、一緒に行こう」と手を繋いでびっくりさせてしまったり(もう大学生になっていたのをうっかりしたのだ)、いろいろと楽しいことも多い1日だった。

そして自分は呼んでいただけなかったが、大盤解説を聞きに来てくださった皆様、ありがとうございました。普段から自分が指したかった将棋が指せて、楽しかったです。明日からは優勢な将棋を勝ちきれるように、毎日3手詰を...ゴニョゴニョ...。

写真は今満開のツツジ。私はなぜか色に関しては(色に関しても?)おおざっぱで、「何色?」と母に尋ねられ答えるに「あれもこれも全部ピンク!」

 母の日|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

母の日
母の日

今日は母の日。この日は母にご飯を作ってもらいながら少し胸が痛くなり、
「ああ、一年365日、実は子供の日なんだな」
と実感する日だったりする。
今日は将棋を指した帰りにデパートへ向かった。「母は花より団子」とデパ地下をのぞこうとすると、いつも利用している京王百貨店がこの日に限ってお休み。お花はどうしても自分の好きな花を買ってしまうので、母に渡すのは本当に気持ちだけになっちゃうんだよな...と、それでもいそいそと花屋さんへ。
そこで見つけたのがこちらのセロシア・キャンドルケーキ。ケーキ風に鉢植え栽培されたケイトウの花です。また今年も我慢できず自分の好みのものを選んでしまったが、それでも喜んでくれました。
カーネーションは、弟の奥さんから届いたもの。

ところで先日対局があった。こちらが有利になると、相手の方が本気になってしまうので、ひょっとしたら有利にならない方が勝てる可能性があるのではないか。と見当違いの反省をしているところです。

 ゴールデンウィーク|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

ゴールデンウィーク

しばらくぶりになりました。
ゴールデンウィーク、あっという間だった。特に忙しかったわけでもない。毎日、せっせと将棋を指した。休日は棋譜中継がなくてひとの将棋を見る楽しみがないので、自分で指すしかない。
この1週間、3日連続でご尊顔を拝したそのおひとは、竹部さゆりさん。急に思い立ってお呼び立てし、将棋を教えていただいた翌々日には世界コンピュータ将棋選手権でお会いした。
今回の竹部さんの名言。
「××さんは、将棋を指さなければ素晴らしい人なのに」
女流棋士がなんてことを言うのだ!と笑ったが、これは褒め言葉かもしれない。
「あなたは将棋を指しているとき、とても良い人ね」
なんて言われたら、がっくりするに違いない。

今日、棋譜中継を開くと、「五万石藤まつり第24回将棋まつり」という、素敵な名前の将棋まつりの公開対局が中継されていた。
由紀ちゃん、強い。私のひとつあとに女流棋士になったのが由紀ちゃんだ。ちなみにひとつ前が愛生ちゃん。ということは、私も今年あたり、タイトル戦に出るのかな。

我が家の前がジャスミンの香りでいっぱいです。

 ありがとうございます|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

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将棋世界の6月号の女流棋戦のページに、こちらの女流棋士ブログの紹介がありました。私と絵美菜ちゃんについても一言ふれてあった。ありがとうございます。これからもたくさん書きたいと思います、どうぞよろしくお願いいたします。

自分についての記事と言えば、
「中井女流六段、渡辺女流初段に勝ち女流初の600勝達成」

というニュース以来ではなかろうか(いえ、私の記事ですよ、これ)。
さて、ここ数日はひたすら将棋を指していた。昼のみならず、夜までアベマTVを見ながらパソコンで「ながら将棋」をやっていたら、遂にバチが当たって昨日風邪を引いてしまい、我に返ったところだ。我に返ったはいいが、今日どうしたらネット将棋をやらずに済ませられるものか、これまた難しいところ...。
竹部さんの記事「タダ券と伝言」を読んで驚いた。自分へのご褒美が100円マックとは。
ちなみに私は「今日は疲れた」と思ったらアイスクリーム、「頑張った」と思ったら芳香剤、「偉かった」と思ったらお花を買って帰る。本や漫画を買うこともある。
そうだ、今日定刻通り布団に入れたら、自分にご褒美、ゴホゴホ、ゴホウ美の風邪薬。連休、皆さまもネット将棋の指しすぎにはご注意を...。

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 私も楽しかったです|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

私も楽しかったです

今日は夕方から教室のお仕事。いつも講師を務めておられる高橋道雄先生が今日は対局で、棋士は私ひとり。初めてのことではないが、「私だけなんて、申し訳ないなあ」不安を覚えながらも早目に家を出る。
前半の大盤解説の時間。「今日の高橋先生の将棋を解説してください!」待ちきれないとばかり、皆さんから声が上がる。直前まで私も棋譜中継を見ていて進行が気になっていたところだ。一手ごとに皆さんと一緒に次の一手を予想しながら、携帯片手に将棋の解説をした。
いつも皆さんとの対戦で苦戦しておられるIさんが、ただひとり急所の一手をズバリ正解されたときは、「すごい」と歓声が上がった。
最後に「今日は面白かった」と言っていただいたときは、とてもとても嬉しかった。
女流棋士冥利に尽きた一日でした。

 携帯、ご機嫌ななめ|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

携帯、ご機嫌ななめ

研究会が終わってほっと一息、携帯電話を開くと、虫の居所が悪かったのだろうか、バッテリーの残りがなくなっていた。こんなことは初めてだ。
「今日アベマTVの羽生先生と藤井先生の将棋がやってるのにー」
思わず友人の話の腰を折って、不満を訴えてしまった。
帰りの電車1時間半、いつもは携帯で棋譜中継を見たり、将棋を指したりしているのだが、今日はそういうわけにいかない。しぶしぶ、うんともすんとも言わなくなった携帯をしまい、持ち歩いている詰パラ...ではなく(詰パラならかっこいいのだが)、将棋世界の付録の問題集を引っ張り出した。
夢中になって乗り過ごした、なんてこともなく、解き終えるまであと少しというところで最寄駅に着いた。
携帯を使えないというのも、たまにはいいものですね。

写真は新宿中央公園のチューリップ畑。

 たったひとこと|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

今日は教室で指導対局。年配の方が中心だが、たった一言のアドバイスでとても強くなられることがある。
最初は飛車落ちでもなかなか勝てなかったHさん。指導棋士の方の「まず銀冠に組み、じっくり攻めるべし」

という一言で、別人のように強くなり、今では手合いは角落ち。
飛車落ちと角落ちはかなり差がある。四苦八苦のHさん。そんなHさんが今日もらったアドバイスは、「上手の棒金を遊ばせるべし」。
私との一局。▲37角と角を転換し、▲56歩から動いたのが好着想。上手の私(本当に上手か?)は仕方なく△51飛とまわるが、△84金の棒金が完全に取り残されることに。

たったひとこと

私は必死の思いで金を中央に呼び戻し、△65金を見せるが、「金を相手にしない」意志の固いHさんは強く▲64歩と歩を突き出す。

たったひとこと

△65金▲59飛△68金で両取りはかかるものの、▲39飛△67金で2枚の金が見事に遊び駒...。

たったひとこと
ほどなくしてHさんのと金攻めの前に駒を投ずることに。

普段、勝てずにいたHさんは、終局後、「何が良かったんですか?」と首をかしげてらっしゃる。完敗の上手は即答。「全部良かったです!」
私もうまいアドバイスができるようになれればなあ。

 記録帰り|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

記録帰り

絵美菜ちゃんが書いてくれましたが、一緒にツイッターを始めました。ご覧いただいている皆さま、ありがとうございます。
少し前から「絵美菜ちゃんと何か書けたらいいな」と考えていたのだが、私の勢いだけの寝言ざれ言を彼女の洗練された文章と一緒に書かせてもらっていいものなのか、どうも自信が持てないでいるときに思いついたのがツイッターだったのである。
私がツイッターをやっているときは、だいたい、棋譜中継を見ているか、アベマTVを見ているか、ネット将棋を指しているかなので、内容が偏るかもしれないのですが、よろしくお願いいたします。

この二日間、連盟でお仕事をしていて聞いた、面白い表現。
「研究が生きない棋風」
研究家で知られる、某棋士。日々研究をしているのに、実際の対局ではその研究の局面にならない、のではなく、しない。ナンデヤネン!
「その手には藤井聡太」
その攻めは、▲97玉で受かっている。藤井四段、早くもお名前が述語のように使われ始めているようです。

写真は我が家の庭に咲いている、シャガ。

 絵美菜ちゃんと|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

絵美菜ちゃんと

連盟ホームページの中村修九段の11手詰がいまだに解けず、悶々としている今日このごろです。この詰将棋、私が実戦で詰ましにいくときと比べて金駒が2枚足りない。ちなみに私が詰将棋解答選手権に出たら、10分で全問あきらめて、一番に部屋を退出し皆を驚かせることができるはずだ。
昨日のんびりと昼過ぎに目を覚まし、さらに二度寝までして向かった先は、お堀端のサクラが見事な四谷。こちらのブログをいつも一緒に書かせていただいている、絵美菜ちゃんに会いにいった。
メールでは始終やり取りをしているけど、ゆっくりお話するのは初めて。よくしゃべりよく食べよく笑った。最後、おしゃべりしながら一緒に駅に向かったら、JRの改札口まで私を見送ってくれた絵美菜ちゃんが、そのまま私について改札口をくぐってしまったことが、内心嬉しかったりして。色紙には「熱血」って書いている絵美菜ちゃん、優しくてほんわかしていて、一緒にいてとても楽しい子でした。今度は私が関西へ会いに行こう。

写真は、サイン会で扇子に揮ごうする絵美菜ちゃん。私の出現に笑いが止まらない!?また東京に来てね!

 ニュース|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

トップニュース
トップニュース

今日の新聞の朝刊の一面に、近藤正和六段のお名前があった。
「藤井聡太四段、デビューから負けなしの11連勝。これまでの最高記録は、松本佳介六段と近藤正和六段の10連勝だった」という、例の記事です。
母に見せると、「あとの二人も10連勝してるんでしょ?」と不思議そう。松本先生と近藤先生もプロに昇段したばかりで、現在デビューから10連勝中、と解釈したようなのだ。なるほど、段級のことを知らない人間が見たら、そうとれないこともない。
そんなわけで、朝近藤先生にお会いしたとき、つい楽しい気持ちなってしまい、
「今日全国紙の一面に先生のお名前を見つけました」などと言ってしまった。
「え?なんで?」と聞かれて、内心しまった、と思いつつも説明すると、
「藤井四段はこのまま20連勝くらいするかもしれないね」とニコニコ。本当、近藤先生に会うと、明るい気持ちになります。

忘れてました。鳩森神社のサクラの写真です。毎日毎日お花見をして、もう頭の中もお花畑になっている気がする。もちろん明後日は名人戦の行われる、椿山荘のサクラを見に行く予定。今日「肩重い」(片思い?)なる記事を投稿した、絵美菜ちゃんも一緒!

 サクラ七分咲き|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

サクラ七分咲き
サクラ七分咲き
サクラ七分咲き

1枚目は新宿の常圓寺のシダレザクラ。次は夜もきれいな文化服装学院のサクラ。最後は都庁を背に枝を伸ばす、新宿中央公園のサクラ。仕事の往き帰り、1時間早く家を出てサクラを見て歩くのが、この季節の楽しみである。少し日に焼けたかも。


昨日、友達とタイの映画を見て、タイ料理を食べた。「バンコクナイツ」という、ずいぶん複雑な映画だった。日本は桃源郷ですねえ。

 三・さぶい!四温|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

三・さぶい!四温

今日は遊々将棋塾、講師は佐藤紳哉七段。前半の大盤解説。「今日は電王戦ですね。皆さん、電王戦の将棋を見たいですか?でもまだあまり進んでないと思います。そこで、もっと面白い将棋を用意しました。僕が鮮やかな攻めを決めた将棋です」最初からこんな調子なので、私は聞き手というより、もっぱら笑い手だった。しかも、攻めたとおっしゃるわりに、始めは相手に攻めこまれていたので、ハラハラした。最後は先生トレードマークの桂!が活躍して、見事勝ちきるのですが。

終わってからはもちろん携帯に飛びついて名人対ポナンザの観戦。ポナ、恐るべし。いずれコンピューターが自我を持つようになるという話を聞いたが、ポナが自我を持ったらなんて言うのかな?「モットモット将棋サシタイデス」って言うかな?

写真は家の近くの緑道のサクラ。サクラも寒そう。

 サクラ|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

サクラ
サクラ

朝の女流棋士スーパーサロンへ、お二人、ご自分の駒を持ってきてくださった。どちらも珍しい、古い書体の駒。今調べてみると、よく実印に使う、篆書体(てんしょたい)に近い気がする。と金の表記がかわいくて、歩を成る瞬間が楽しかった。
起こしいただいた皆様、ありがとうございました。

午後は新宿御苑へ桜を見に行った。ソメイヨシノのほかに白色のオオシマザクラ、濃いピンクのヨコハマヒザクラ、まだ七分咲きだったがとてもきれいだった。
私と似たような年格好の女の人が、同じように携帯で一生懸命、花の写真を撮っていた。同志!

サクラ

 強いじゃないですか!|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

今日は指導対局のお仕事。「羽生の頭脳」を読んでお勉強しているというSさんとの一局。先手がSさん、後手が私。

強いじゃないですか!
舟囲いに囲うのかと思いきや、▲58金左。新手の急戦策か?身構えると、まわりの皆さんが口々に「それは間違いだ」。なるほど、まだ囲い方がわかってらっしゃらなかっただけなのね。▲58金右とやり直して対局再開。
ところが...

強いじゃないですか!

△52銀と打った手にズバッと▲43飛成と金を取り、△同銀に▲33飛成と飛車を成りこみ...

強いじゃないですか!

こちらの必死の食いつきにもじっと▲86歩と突いて上手の攻めを催促し...

強いじゃないですか!

最後は連続の捨て駒で上手玉を即詰みに討ち取る。
△71同玉▲62金に「いやー!負けました」と頭を下げると、「取られるとまだわかってないんですが...」とおどおどしてらっしゃる。
うそ!もうだまされませんよー。

 誘惑だらけ|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

誘惑だらけ

さて、3回目となる将棋対戦アプリのアンインストール。このところ、原稿を書こうと朝からパソコンの前に陣取ったはずが、気が付くと1日携帯で将棋を指していただけで何も書いていない...ということが続き、やむにやまれぬ応急措置をとった。
一仕事終わればまたすぐにインストールしてしまうので、一時しのぎなんだけれども。
誘惑はこれだけではない。昨日は朝からNHK杯、夜はアベマTVの「藤井聡太四段炎の七番勝負」。
昼過ぎにNHK杯の出場女流棋士決定戦を見ていると、テレビの前に仁王立ちしていた父が「加藤(桃子女王)ってかっこいい」と感心している。こう言われると、録画して後で見ようと思っていたはずだったのを、最後まで見てしまう。
夜のアベマTV、解説は鈴木大介九段(昇段おめでとうございます!)。これはいくら忙しくても見ないわけにはいかない。「私は玉より飛車が大事です」という鈴木先生のひとことに、「そう、そう、その通り」と心の中で相槌を打ちながらタブレット画面に笑顔を送る。もちろん再放送も見る予定。
そんなわけで仕事が進まない。

写真はコンピューター将棋選手権の友達に教わって作った針刺し。落雁というお菓子みたいになった。ピンク色が私、白色が竹部さんが作ったもの。お裁縫なんてほとんどやったことのないはずの竹部さんの方が上手にできていて、どうも釈然としない。私は小学生のころ、手芸部だったのに。

 対局後|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

対局後
対局後

久しぶりの投稿になりました。
先週の金曜日が対局で、何をしていても気がそぞろだったのが、見事完敗し今ようやっと我に返ったところである。
日曜日はもちろん、アベマTVで藤井聡太四段の将棋を見た。その影響で今日女流棋士の友達と「藤井さんならひと目」と言いながら詰将棋を解いた。実際に難しい詰将棋だった。あまりにも難しいのでしまいには途中までの答えを見て、最後の十ン手だけ解いたいう、かなり情けないお話。
それにしても藤井さん、これから楽しみです。自分の対局は負けてばかりだが、しみじみと将棋をやっていて良かったと思う今日このごろ。
今日は清澄庭園へ行って来た。それほど広くはないけどとてもきれいなお庭だった。寒い中ピンクの花をつけているのは桃だろうか。サクラの時期は新宿御苑と、もう一度ここも見に来るとしよう。

 週末|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

週末

親戚のおばさんが同窓会の帰りにうちに立ち寄っていった。昔好きだった男の子にも再会した、なんて話をしてくれた。還暦過ぎての告白に、「××さん、いつもツンツンしてたじゃないか」相手もびっくりしていたそうである。
そう言えば私も昔好きな子に話しかけられると、恥ずかしさのあまり「うるさい!」と怒鳴りつけたなあ、と懐かしくなった。時代は変わっても、女心というものは変わりませんね。

土曜日は新しく生まれた弟の子の「お食い初めの儀式」を行うと言うので、彼の奥さんの実家にお邪魔してきた。子供が一生食べ物に困らないことを願って行う儀式だそうである。まだ赤ちゃん自身は食べることができないので、「食って」いたのはまわりの大人たちだけなのだが。
今週はにぎやかな週末でした。

 ハクション!|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

ハクション!

先日、将棋会館へ行くのにタクシーを使ったら、
「女流棋士ですか?」
運転手さんが話しかけてきた。聞けばお友達にアマチュア五段の方がいると言う。ご本人は将棋を指さないそうだが、大山名人のこともよくご存じで、道中、とても楽しかった。「将棋会館まで」とお願いしても場所がわからず、千駄ヶ谷駅で車を降ろされることもあるが、この日は一番近道で玄関前まで連れて行ってもらえた。
今日は郵便局で寄附金を振り込んできた。地球の裏側で大変な思いをしている人たちのもとに届きますように。

親戚の家に行く途中で咲いていたこの花は...まさか、もうサクラ?!

 マイナビ挑決|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

将棋会館に到着し、気が付くと服装があまりにもラフ...三階でぐずぐずしていたのを、たまたま通りかかったマイナビの方に声をかけていただいて、マイナビ挑決の控室へ。
昼過ぎに中継を見たときは後手の初美ちゃんはずいぶんと苦しそうで、「そろそろ駒台に手を付きかけてるんじゃなかろうか」そう思って局面をのぞくと、とんでもなかった。後手玉がいつのまにやら中段に泳ぎだしていて、形勢は逆転模様。

検討されているのは先崎九段と鈴木八段。

「上田さんは意外と苦労してるから、きっと指す」と鈴木先生が予想した△75玉が決め手となって、挑戦者に。将棋を強くなるには苦労が大事なんですね。
このところおめでとうございます、ばかり書いていますが、初美ちゃん、おめでとうございます。
私はと言えば、帰りに本屋さんで初めて囲碁の本を購入した。初心者すぎて、どれが初心者向けの本なのかもわからない...。

 A級順位戦最終局|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

A級順位戦最終局

稲葉陽八段が名人戦の挑戦権を獲得されました。おめでとうございます。
当日は将棋会館の控室へ行って検討の様子を見たり(私には難しすぎて検討に加わることは不可能だ)、大盤解説会場で聞き手の紫野や、お客様とおしゃべりしたりした。
控室には先日フリークラスからC級2組へ昇級を決めた佐々木大地四段が素敵なお菓子の差し入れをしてくださった。私はその中の一番おいしそうなクレープをいただいた。控室は緊張するけど、来て良かった!佐々木先生、改めましておめでとうございます。

今度の4月は20代同士の名人戦ということで、今日の教室では21年前の羽生名人対森内八段の名人戦七番勝負の第1局を紹介した。これぞ羽生マジックという、▲94金が出た一局である。▲94金って、符号からしておかしい。「皆さんがやったら負けます」と解説の高橋道雄先生。
4月からはどんな将棋が見られるのでしょうか。楽しみです。

 囲碁部|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

今日は1時間ほど将棋連盟の囲碁部に遊びに行った。そして初めて囲碁の棋士の方の指導対局を受けた。今日いらしたのは木部夏生先生。9路盤という二回りくらい小さな盤で、教えてもらいながら打って、とても楽しかった。私はとんでもない初心者なので、ご迷惑かと思い、今まで指導対局は遠慮していたのである。
さて、将棋に例えると、今日「王手をされたら受ける」ことを学んだ。どうもこれまで王手されても平気でほかの手を指して、王様を取られてしまっていたようなのである。とは言え、まだまだ角や桂馬の王手は気が付かない。気が付くのは頭金である。
いやはや。将棋もよくぞここまできたもんだなあ。

 祝・昇級|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

祝・昇級

本日はお足もとの悪い中、女流棋士ウェブサイトをご覧いただきましてありがとうございます。今私は靴の中がぐちゃぐちゃです。
昇級のニュースが続いています。頼本奈菜さん、カロリーナ・ステチェンスカさん、藤井奈々さん、おめでとうございます。性格も将棋も寝ぼけた先輩ですが、よろしくお願いします。このところ、アベマTVの見すぎでいよいよ寝ぼけ方に磨きがかかってます。どうぞお手柔らかに。
この前友達とお話してて驚いたこと。ひとはレジャー施設に一人で行かない!
いや、「ひとは」というのは言い過ぎだった。その場にいた女流棋士のなかで「行く」と答えたのが私と竹部さんだったので、そのときに「行くのは変なひとなのだな」と思ったのだ。
一人ものんびりしてて楽しいけどなあ。

 深夜の爆笑|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

昨日のアベマTVはご覧になっていましたか?B級1組12回戦。
帰宅して夜の10時ころから見ていた私は、ずっと笑いっぱなし。藤井先生、おもしろすぎる!
郷田王将対阿久津八段の最終盤。郷田王将が決め手の歩頭桂を打つ。その場面を藤井先生が実況中継。
「なんだこんな良い手があったのかよ、って顔してますね」
対局室の阿久津先生の様子を見ると、確かにそんな表情をしていらっしゃる。
あまりおもしろいので、ひょっとしたら橋本八段対木村八段のところが持将棋になるかもしれないという話が出たとき、それはぜひもう一局見たい、と思ってしまった。
中継が終わってから原稿のお仕事に取りかかったから、今朝は眠いこと眠いこと...。

今日は女流王座就位式。女流王座の里見さんはこれでタイトル獲得25期。式の途中、妹さんの里見咲紀さんも舞台に登場した。お二人ともとてもきれいでした。
いらしてくださった皆さま、ありがとうございました。

 確定申告|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

確定申告

今日は一年に一度、税務署に行く日。ご想像のとおり、確定申告です。私はお金を計算したり、シートに記入する作業がけっこう好きである。昨日、アベマTVで銀河戦の再放送を見ながらやった。
「108円足す、1060円足す、おっ、44歩!」
領収書を足し合わせている最中も、ちょくちょく二桁の数字が混入する。おかけで普段の3倍の時間がかかった。
今日残りの作業をしながら見たのは、もちろん王将戦第4局。封じ手の局面、飛車が死んでいる!郷田王将もまた、その飛車を取らない!いつの間にか飛車を取られたのは後手の側だし、それでも優勢なのは後手らしいし...もう、何が何やら。
将棋も税金の計算みたいに、答えを計算できたらなあ。
「▲76歩足す△34歩割る2は、55、次の手は▲55歩!」

 待ちきれない|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

待ちきれない

先日、由紀ちゃん、愛子ちゃんと三越へチョコレートを買いに行ったお話の続き。
私が毎年チョコをあげるのは父。父はすごくチョコが好きで、我が家の冷蔵庫の扉はチョコだらけ。昔はバッカスというお酒入りのチョコレートをよく見かけたが、最近はブラック・チョコレートが多い。常に三種類くらいはゴチャゴチャと積み重ねてある。バレンタインをあげないわけにはいかない。
そんなわけで、三越で父の分のチョコも買った。選んだのはベルギーチョコ。少々気合いを入れすぎたかもしれない。どんなに驚くかと思うと待ちきれなくなり、ついに昨日、父に渡してしまった。
「すごく美味しいよ」
「バレンタイン、火曜日?それまで待った方がいいよな?」
逆に冷静な父。
渡してから1時間ほど。また我慢できなくなり、
「中身を見るだけ見てよ」
ウズウズする気持ちを押さえきれない私。
「火曜日に写真も撮っておくから」
父になだめられた。
私からもらう人はみんな大変です。

千駄ヶ谷でミニシクラメンを見つけました。

 ほんの気持ち|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

ほんの気持ち

お世話になっている方にバレンタインデーのチョコを渡したいけど、一人でものを贈るのは恥ずかしい...なんてときには友達に相談する。
「だったら一緒に買いに行こう!」と言ってくれたのが由紀ちゃん。愛子ちゃんも加わって、三人で日本橋三越まで行くことに。
目当ての岡田美術館のチョコレートはまさかの売り切れではあったが、がっかりした勢いでチョコの名店の並んだ催事場をぐるぐると見て回り、差し出される試食のチョコを食べた。
「これ美味しい」「これヤバイ」「こっちにお酒入ってるのがある」「どこどこ?」お酒入りのお菓子に目のない私。
プレゼントのことを忘れ試食することに夢中になる三人。チョコを買いに来るのってとても楽しいものです。あげるものより、美味しいのを食べていたりして。
最後、手渡すチョコレートにつけるお手紙を書くために立ち寄った喫茶店で、試食のチョコレートケーキまでいただいて、この日のバレンタイン・ツアーは終了。三人からお手紙つきの銘柄チョコレートを渡されて、もらった側も何事かと驚くことでしょう。
別れのあいさつではありません。借金の申し込みでもありません。日ごろの感謝の気持ちです。

写真は佐藤康光先生会長就任お祝いのコチョウラン。私の一番好きなお花。見事でした。

 おや、忘れ物|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

おや、忘れ物
おや、忘れ物

AbemaTVをつけると、銀河戦放映中。画面の向こうから間延びした鼻声が秒を読んでいるのが聞こえてきた。そう、記録席に座っているのは私だ。何年前だろう?相変わらずふくよかでいらっしゃる。
秒読みを間違えるのではないかと気が気じゃなくて、おちおち対局を見ていられない。しかし~私が~秒を読むと~1秒が1.5秒くらいに~長~~くなって~感じられるなあ~30秒~~。

今日電車に乗ろうと改札の前まで来て、スイカを忘れたことに気がついた。それこそ何年ぶりか?というくらい久しぶりに券売機へ。まず運賃表で行き先を探すが、違う鉄道会社なので見当たらず。適当に買って、後は改札の係員のところを経由しながら電車を乗り継いだ。
そういえば東京に来たばかりの頃はいつもこうしていたっけ。スイカって本当に便利だ。今日帰ったらカバンにちゃんと入れておかないと。

ご近所の白梅の花が満開です。紅梅はあとちょっと。

 AbemaTV|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

仕事がはかどらない。こんなときはブログを書きます。
私の「やってはならないことリスト」の項目がひとつ、増えた。
寝る前に携帯で将棋を指すこと。
寝る前にAbemaTVを見ること。(新)
これを守れるのは、前日やり過ぎて寝不足のあまり、眠らずにはいられない日くらいだというのは、皆様と一緒です。
それにしても昨日のAbemaTV、面白かった。佐藤康光先生、まさか1筋の端の位が最後、あんな形で生きるとは...。誰もがこう独りごちながら床についたことでしょう。
おっと仕事、仕事...。

 A級8回戦|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

A級8回戦

今日はA級8回戦の大盤解説会を聞きに(ついでに聞き手の愛ちゃんを驚かせに)将棋会館へ。開始時間の夕方7時、会場の将棋会館道場は満員御礼。
さすがは木村先生と村山先生。と愛ちゃん!
「稲葉八段は強い。深浦九段は最強。行方八段はそれほどでもない」
こちらはお酒のお話。
「将棋を極めると、常識を超越するようになるんですね」
もちろんこれは佐藤康光九段の将棋。
「これを稲葉流と言います」
戦法ではない。夕食に唐揚げ定食を食べること。
「これを丸山流と言います」
その唐揚げ定食に唐揚げを3個増量すること!
笑いが絶えない解説会。笑いが止まらない聞き手の愛ちゃん。
えっ?もちろん将棋の話も聞いていました。えーっと。角換わりは端の突き合いが入らなくなり...細い攻めをつなげる技術が上がり...。矢倉は後手番が押しており...横歩取りの佐々木流...。
ともあれ、いよいよ佳境。明日お仕事の方は、目覚まし時計の音量を上げるのを忘れずに。

ご近所のお花がとてもきれいに咲いていました。

 ▲27歩食|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

▲27歩食

野田市から戻って参りました。
また雪で帰れなくなったわけではない。対局が終わっても頭がずっと興奮しっぱなしで、今やっとクールダウンしたところなのである。そんなわけで今猛烈に眠い。
頭は戻って来たが、胃だけはまだ野田市に残っていて、緊張でキュウキュウいったり、やたらと甘いものを欲しがったりしている。タイトル戦はすごい。

今日女流棋士室で友人に会った。大きな紙袋に駒型のチョコがたくさん!
「これを使えば将棋ができるね」
「駒を取られそうになったら、取られるくらいなら!って食べちゃう」
初手の最善手は▲27歩を食べる、になるでしょうか。
チョコレート、私もお仕事先へ持って行くとしよう。

写真は関根名人記念館に展示されていた盤駒。プラ駒と思ったら大間違い。象牙の駒です。

 ボンボンチョコレート|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

ボンボンチョコレート

前夜祭の最後。岡田美術館の副館長さまが袋を手渡してくださった。中を見ると、写真集と孔雀鳳凰図のあのチョコレートが!わーーーお!
寄せは遅いけどお菓子を食べるのは光速流、ひとつ口に入れたらガマンできず、あっという間に食べてしまいました。

前夜祭、おかしかったのが、聞き手の竹部さんの紹介。
「竹部さんは以前、子供教室の講師としてこちらに来られました。いきなりはじめに「私は厳しく指します」と宣言しまして、30人いた子供がたちまち10人になってしまいました」
もう一人の講師、彩乃ちゃんは大忙しだったそうだ。
今日もずっと竹部さんには笑わされっぱなしです。

 関根名人記念館|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

関根名人記念館
関根名人記念館

関根名人記念館に展示されている、関根名人が使われていたという盤駒。他にも関根名人の書や、古い将棋の本や雑誌をいろいろ見せていただきました。
関根名人記念館に来るのは4度目だ。前に皆さんと将棋を楽しんだ部屋で、明日は対局の記録。検分のとき、盤と記録机が少し離れていたのを、初美ちゃんが気がついて直してくれた。「遠くて見づらいけど、これがタイトル戦か」と思っていた私はほっとした。初美ちゃん、ありがとう!
これからホテルの部屋で、明日聞き手を務める竹部さんとプチバーサス。

 野田市へ|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

明日から女流名人戦第3局が行われる野田市へ行くことになっている。タイトル戦の記録は初めてである。もう、初めて横歩を取るときのような気持ちである。スケジュールを見ながら早くも不安になってきた。
前夜祭が夜の8時まで...翌日対局が朝の9時から...
これ、私もみんなと一緒にホテルに泊まるのか?一度家に帰るのか?帰ろうと思えば、帰れないこともない。
今日、昼食休憩の時間に女流棋士室のみんなに聞いたら、笑われた。
「記録が朝いなかったら困るわけだし、記録だけ帰れ、なんて言われないよ」
やれやれ、良かった。当日、始発で対局場へ向かうわけではなかったようだ。▲34飛に△76飛と後手も横歩を取ってきたらどうするのか?に対する答えをもらった。
無事に仕事をこなせますように。

 おやすみなさい|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

おやすみなさい

彩乃ちゃんちへ行きがけに寄った駅のコージーコーナー。今回選んだのはミッキーマウスのクッキー。包装は早くもお雛祭り仕様。「バレンタインもまだなのに!」と彩乃ちゃん。
お雛祭りが近いということは、A級順位戦最終局ももうすぐということ。私は指すより観戦する方が好きなくらいだから、将棋を始めてからこの日が毎年楽しみである。年取ったら、知らん顔して解説会を聞きに行く予定である。
さて、明日は記録のお仕事。携帯アプリで切れ負け将棋なんか指さないで、寝るぞ!

 津田沼にて|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

津田沼にて

今日は津田沼の所司一門将棋センターへ。将棋を指したあと、お友達とご飯を食べながらおしゃべりした。彼女が最近読んだという本を見せてもらった。そこから学んだこと。
「嫌なことがあったら自分を変える」
「ひとはすぐには変われない。少しずつ変わる努力をする」
だそうです。なるほど、その通りと言えば、その通り。私が今嫌なのは、自分の顔と花粉くらいのものなのだが。あれもこれも嫌だった10代、20代に比べると、実に平和な日々である。
晩御飯には久しぶりにぜいたくをして、大好きなホタテと、食後にはコーヒーまで注文した。ミルクを入れたら渦巻き模様ができてきれいだったので写真に撮ったのだが、撮れた写真を見たらこの通り。
さて、ここからが本題。女流名人戦。初美ちゃん、強すぎる!

 遊々将棋塾|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

今日は連盟の遊々将棋塾のお仕事。武市先生と三枚堂先生と一緒。
三枚堂先生はコンタクトとメガネのときとでお顔がぜんぜん違う。今日メガネをかけて教室に入ってきたときは「えっ、誰?」と驚いたほど。三枚堂先生はレディースセミナーの担当。
最初は武市先生の詰将棋講座。聞き手をしなくちゃいけないのだけど、面白いからお客さまと一緒に黙って聞いている。今日「攻めの狙い」というのを勉強させてもらった。先生の「攻めの狙いは何ですか」という問いかけに、いつものお客さまが即座にお答えになる。「あー、なるほど」と私。聞き手が勉強している将棋講座!
そのあとは指導対局。今日は丁寧に指すことを心がけた。指し手も、指し方も。序盤が強く、終盤の弱い上手でお客さまの方も調子が狂ってしまわれたと思うが、うまく指されました。
いらして下さった皆さま、ありがとうございました。楽しい一日でした。またお越しいただけば幸いです。

 寒い!|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

寒い!

お菓子には目のない私がたまに買うチロルチョコ。はじめはお店でこのチョコ一粒を買って出てくるのが恥ずかしく、喉も渇いていないのに飲み物を一緒に買ったりしたが、今はへっちゃら。数種類あるうちのひとつを選んで、お店を出たらそのまま口にポイ!写真はホワイトチョコレートの味のチロルチョコ。
ところで今日都内は雪が降った。少し前に絵美菜ちゃんが、「雪国の人間は雪の種類がわかるのですか」と書いていたが、はい、少しならわかります。例えば粉雪、ぼたん雪、べた雪。今日のは細雪だろうか。
気持ちいいのは粉雪。粉雪の舞う露天風呂は最高である。
皆さま、寒いのでお気をつけて。

 花粉お見舞い|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

花粉お見舞い

しばらくぶりになりました。花粉症が始まり咳やらくしゃみやらで忙しい今日このごろです。
少し前になってしまうが、1月8日に大橋貴洸四段昇段記念将棋大会があった。私は一番下のDクラスの審判と指導対局を受け持った。
親子で出場された方がいて、優勝がお子さん、2位がそのお父様。きっと教えてあげているうちに息子さんがお父様を抜いたのだろうと、微笑ましい気持ちになった。
さて、最近困っていることがある。携帯で将棋を指せる恐ろしいアプリをインストールしたために、夜布団に入ってからポチポチ、ポチポチ、こいつが止まらない。
電気を消したら携帯をいじるのをやめようと思うのだが、寝付けないでじっとしていると、自然と手が枕元の方へ...
皆さまもそうでしょう!
写真は冬の新宿中央公園。子供が紙飛行機を飛ばして遊んでいて、ぶつけられるのではないかとビクビクしながらお散歩した。

 記録初め|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

昨日は記録初めの日。同じようによく記録を取っている竹部さんや恵梨花ちゃんにも会った。
竹部さんが記録係を努めていた対局は同じ部屋だったので、様子が伝わってきた。終局後、感想戦が始まってしばらくすると竹部さんが席を立つのが見えた。記録係はだまって感想戦を聞いているのが普通なのでどうしたのかと見ていると、そのままポットのところへ行き、対局者の湯飲みに熱いお茶をついで戻ってきた。
カッコいい!私も終わったらやろうと思ったがこれがどうして、なかなか難しくて、結局私は座ったままだった。まだまだ修行が足りません。

私の方の対局は終盤、入玉模様になった。後手の囲いがきれいさっぱり消えたところで、参ったと思った。目印になるような歩や金がいないので、升目の符号がわからないのである。仕方ないので「30秒...40秒...」と秒を読みながら、頭の中で「1段目...2段目...」と升目の位置を数えた。
入玉将棋の記録は初めてである。いや、この状況には覚えがある。そう、私の脳内将棋盤だ。薄暗く、升目の大きさはバラバラで、おまけに線が消えかかっているので、角の利きなどはひとつひとつ数えないとわからない。極めつけは、駒台から無限に歩や銀が湧いてくる。
普段格闘している将棋盤のことを考えれば、楽なもの!指さし確認しながら必死で棋譜に指し手を記入していった。
間違いだらけだったら、連盟からお電話がくるはずである。内心ひやひやしているところです。

 指し初め式|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

指し初め式
指し初め式

5日は毎年恒例の指し初め式。久しぶりに朝食なるものを食べて、将棋会館へ向かった。
就位式の類いはちょくちょく顔を出しているのだが、実はこの指し初め式は初めてだ。お正月休みに昼夜逆転して寝ぼけた顔の私が、こうしたおめでたい席に顔を出すのはどうも気が引けるのである。しかし毎年こんなくだらない理由でまた5日も昼過ぎに起床というわけにもいかない。あまり暗い格好にならないよう気を付けて支度して、家を出た。
満員の特別対局室の前でみなさんに挨拶していると、中へ入るよう促された。そこへ入れ違いで出ていらしたのが羽生先生、谷川先生をはじめとする大先生の皆さま方。新年早々、なんて良いタイミング!
指し初め式は一手交代で指し継いでいく。以前に何を指すか悩んでいたら怒られたことがあったので、ともかく悩まずすぐに指す。すぐ脇で島先生が「良い手ですね」と対局者を励ましてくださっていたのが嬉しかった。もちろんプロ棋士の手をお誉めにはならないけれども。
最後に対局室の写真を撮っておこうと中へ入ると、「まだ指していない」という方が飛び込んで来て、二度目を指すことに。滅多にないことでなんだか得をした気分。
終盤はわからない...私が手を泳がせながら「とりあえず」と打った▲93歩に▽同香で終了。どうせ終わりならもっと気の利いた手を指したかったなあ。
写真はその終局図と対局室の様子です。みなさんどちらを持ちたいですか?ちなみに私は...かなり悩んだ結果、先手です。

 謹賀新年|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
元旦に弟の奥さんが赤ちゃんを連れてあいさつに来てくれた。孫の訪れに母の喜びようといったらない。機嫌の良さそうなタイミングを見計らっては抱き上げるが、赤ちゃんはニセの母親と見るや、火がついたように泣き出す。それを見て笑う父。海外赴任のため弟は不在だったがにぎやかなお正月だった。
私はと言えば、よく寝、よく食べ、あとはパソコンの前で仕事に専念した。忙しかったのは母。たった一人で朝から立ち働き(餅は餅屋です)、ネムゴン父にネムゴン娘、お客の分のお正月料理を準備した。
「よく働いた」3日の夜、母はほっと一息。「奥さんはお正月休めないから、以前は女正月があったのよ」。
女正月?そんないいものがいつあるのかと思って調べてみると、1月15日前後、小正月の時期のことだそうである。地方によってはこの時期は夫が家事をするのだそうだ。
普段家事をやらない人間が、逆に家事をする日だとすると...おっと、あまり騒がない方がいいかもしれない。

 仕事納め|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

仕事納め

まとめて書いたときに抜けてしまった1通の年賀状。毎日ポストに出そうと思いながらも、1日カバンに入れたまま、また持ち帰ることを繰り返している今日この頃です。今日はこうしてブログに書いているのだから無事に投函できたかと言えば、さにあらず。今度は家に置いてきてしまった。
昨日は仕事納めならぬ記録納めの日だった。今月は対局1回に記録6回。足して2で割るとちょうどいいのだが、そううまくいかない。記録の前日、どんなに仲の良い人でも名前と段位をホームページで確認するのがここ1年気を付けていること。いきなり飛び級しているかもしれないし、名前を変えたかもしれない(女性は特に)。どっかの誰かみたいに、「やよい」で間違いないと思っていると実は「みお」と読む場合もありますしね。
恵梨子ちゃんも一緒だった。普段はちょっぴりおかしなことをしてこちらを笑わせてくれる恵梨子ちゃんがなぜか今日は完璧。むしろずっと正座を崩さず見ていてステキだった。こちらは1時間どころか10分くらいでもう脚が痛くなる。なんたる差!
最後、手合課へ棋譜を提出しに行くと、「お年玉」と手のひら一杯のチョコレートをくれた。記録のあとのお菓子はとりわけおいしい。ブログ用に写真がいると気がついたときには、一気に口の中へ放り込んでいた。これぞ口から先に生まれた女流棋士。
写真は千尋ちゃんがお土産にくれたリップクリームにハンドクリーム。冬は全身カサカサで困っている私にとって何よりのプレゼントです。
では皆様、良い年をお迎えください!

 ほしいです|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

ほしいです

絵美奈ちゃんへ。
何が欲しいかですね。欲しいもの...欲しいもの...。
マズイ。あの「天下の回り物」のことしか思い浮かばない。
あの回り物が手に入ったら、まず新潟へ帰り、温泉に入り、美味しいものを食べ、部屋でゴロゴロしながら携帯中継で加藤九段ー藤井四段戦を見る。
それから、両親にもう1台テレビを買って、子供みたいなケンカをやめてもらう。
最後に美容院に行って、髪を切る。
おっと、そろそろもらうことばかり考えてないで、あげる側になる年ごろである。とりあえず絵美奈ちゃんにはコタツと...。2級に昇級したお祝いあげてないから、おまけにみかんもつけておこう。

それにしても、がっぷり四つの矢倉っていいですね。私は矢倉を指すとすぐに攻めが切れてしまい、「定跡通り指して」と泣き言を言う羽目になるのだが、見ている分には好きである。今日は大広間全体が取材控室になると聞いた。まるでタイトル戦である。

写真は私がお菓子の中でも一番好きな「地酒ケーキ緑川」。新潟の純米酒、緑川がしみこんだ、とっても美味しいカステラ風のケーキです。お酒に弱い方は少しふわっとするかも。

 対局後|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

対局後

対局のあと、真田彩子さん、竹部さゆりさんとお茶をした。昼食休憩の時間が短くなったこともあり、時刻はちょうど小腹のすく4時ころ。お腹回りを気になさっていた方もおりましたが(ちなみにこういうことを気にする方はだいたいスタイルが良いものである)、ケーキとコーヒーで疲れた頭をリフレッシュした。
お話していて、初めて竹部さんとお会いしたときを思い出した。その時竹部さんは対局で、私がその記録係。着物姿で現れた竹部さんは「上座に失礼します」と相手に挨拶し、自分の座布団を対局者用の厚いものから記録係用の薄いものに取り替え、深々と一礼して駒箱に手を伸ばした。
「素敵な先輩がいるんだなあ」とその日はずっと竹部さんに見とれていた。
「そのまま消えて、ずっとそう思っていていただければ良かったですね、アハハ!」
「え?ハハハ...」否定するのを忘れて私も笑ってしまった。いやはや、そのときはこんな面白い先輩とは思わなかった。
写真は真田さんが撮ってくださいました。

最後になりましたが、渡辺先生、防衛おめでとうございます。

 年賀状|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

年賀状

竜王戦第7局が始まりました。明日、自分の対局が終わる頃に佳境に入ることになる。さて、どうなるんでしょうか。負けたときは「竜王戦のことが気になって気もそぞろだった」と言い訳することにしよう。

今日は年賀状を書いた。もう人生4度目の酉年だ。初めて裏面を自分で作ったら、なまじうまくできたために、安物の既製品みたいになってしまった。「もっと手作りしたのがわかるように作らなきゃ」と母。変な工夫!

写真は花屋さんの店先にあったシクラメン。

 記録中の注意事項|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

今日は順位戦のとなりで女流王位戦の記録。こちらは午前中からどんどん指し手が進んでいくのに、となりからはため息が聞こえるばかり。
記録中、第一に気を付けていることは何でしょう?居眠りをしない?いえいえ。終盤、盤面を見ないことである。とくに対局者が「詰ますぞ」という表情をしたら、下を向いて、頭の中で「1、2、3...」と、ストップウォッチの秒を読む。さもないと、対局者と一緒になって考えてしまい、実際の秒読みを忘れることになる。将棋についての考察は、対局が終わってから。
私が記録席でよそ見していたら、そういうわけですので悪しからず。
今日思わず笑ったひとこと。「朝からずっと不眠症だった」。朝から寝ていたら、それこそ病気です。

 まずは師匠へ|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

まずは師匠へ

年賀状を作成するために、昨年の年賀状やら今年もらった名刺やらを引っ張り出す。昨年の寒中見舞いと今年の寒中見舞いをいっしょくたにして慌てたり、昨年の年賀状の写真を見て微笑んだり。写真付きの年賀状を欲しくて、いつも出してるのは愛ちゃん。むこうは年賀状の枚数が増えて迷惑かも。
昨日、本田さんと初美ちゃんに会った。二人とも子育て忙しそうだ。お母さんは、仕事や研究会が逆に息抜きである。初美ちゃん、そんな中でよくぞ女流名人挑戦者に。
第3局記録係なので、とても楽しみである。「攻めも受けも腕っぷしも強いオールラウンドプレーヤー」おっと、余計なの入りました?期待してます。

今日、東京は暖かくて気持ちのいい日でした。写真は明治神宮へ向かう銀杏並木。

 聖の青春|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

聖の青春

今日は年内最後の有楽町の教室。いい天気だったので早めに家を出て、千駄ヶ谷までブラブラお散歩した。ほとんど散ってしまったイチョウ並木がとてもきれいだった。写真は遊歩道でちょんちょん、飛び跳ねていたセキレイです。
教室の先生、生徒さん10人のうち、4人までが「聖の青春を見て来た」と言ったのにはびっくり。
「大崎善生さん(小説「聖の青春」の著者)って、やまとさん(高橋和女流三段)が旦那さんなんですよね。いいなあ」
「奥さんです。旦那さんがやまとさん、あれ?」
吹き出したせいで、こちらまでとんちんかんなことを言ってしまう、楽しい教室である。
映画の方は、「良かった。泣けた」という方もいれば、「雪景色がきれいだった」という方も。私はと言えば...東出さんがかっこよかった。ん?正しい映画の鑑賞の仕方ですよね?
「村山先生はA級八段に上がったころ、毎日連盟にいた。とりあえず連盟に行けば、村山先生と話ができた」当時の村山先生を知るKさんの話に、みんな感心して聞き入った。映画の通り、本当に将棋に人生をかけた人だったそうである。

ところで書こう、書こうと思いつつ、お返事忘れていました。
絵美菜ちゃん。私の好きなおでんの具は、
1、焼き豆腐 2、ちくわ 3、いわしのつみれ
できればお値段少し高めのものを。

 バーサス|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

バーサス

今日は野田澤彩乃ちゃんのおうちへおじゃマンボウ。久しぶりのバーサス。
じっとしているには寒いけど、早足で歩くにはちょうどいいお天気。途中のお店で焼き菓子を購入。時間の半分は、お茶をしながらおしゃべりだ。写真のお菓子、紫芋、抹茶、あずき、レモンの味かと思いきや、なんとブルーベリー、メロン、いちご、マンゴーでした。
本日、将棋の内容はド完敗。投了後もまだ手があることを指摘され、驚きあきれるばかり。
最後に、試したことがある。毎回はじめに持ち時間を二人で相談して決めるのだが、いつからか「持ち時間どうする?10-30?13-10?」とふざけあうのがお決まりに。
持ち時間10分、秒読み30秒にする?それとも持ち時間13分、秒読み10秒?と言うわけだ。もちろん普段は10分30秒。
ところが今日初めて13分10秒で指してみた。
「どっちが先にぶっ飛ぶかだね。お願いします!」とチェスクロをパチン。
13分の持ち時間を使い切ったところで、急にピッピッピッ...さきほどまでじっくり考えられたのだから、大慌てだ。はじめゴチャゴチャ、中パッパッ、最後はグチャグチャ。
でも意外と面白かった。対局のときも急に慌てることのないように、またやろう、ということになりました。

 寒くなりました|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

寒くなりました

机の上の造花のブーケを、赤と緑のクリスマス仕様のものにした。赤いのはバラの花。緑色の丸いのは毛糸ボンボン。母に見せると、私の丹精をこめて作ったボンボンを「カエルみたい」ですって。がっかり。
このごろ、夕刊が届くのが待ち遠しい。うちは毎日新聞をとっている。そしてその毎日新聞の夕刊には、「数独」という、麻薬のようなパズルが載っているのである。やり始めたらはまるからヤバイ、と我慢していたのだが、ン十年間の我慢の末、ついに誘惑に負けて手をつけてしまった。
それからというもの、帰宅するとまず数独。詰将棋もこの調子で解けたらなあ。

 棋聖就位式|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

棋聖就位式

昨日は羽生先生の棋聖就位式。竜王戦が佳境に入っていて、心残りではあるが携帯をしめて家を出る支度にかかる。外はかなりの雨降りだが、傘で(福笑いのような!)顔を隠せるので、雨は嫌いじゃありません。
場所は渋谷のセルリアンタワー東急ホテル。女流棋士発足40周年記念パーティーをやったところだ。余裕をもって家を出たつもりがぎりぎりに着いたようで、化粧室でのんびり口紅を塗っていたら、開式に遅れてしまった。
会場には、私の地元の新潟や、遠く広島からのファンの方がいらしていて、ビールを片手にひとしきりおしゃべりした。私が子供のころよく行ったレストランの店長さんは、いろいろな棋士の扇子を集めていて、その写真を見せてくれた。中には、糸谷先生が間違えて「王竜」と書いた、珍扇子も。逆に「レアもの」と喜ぶ店長さん。お部屋に飾ってあるとのこと。
写真は最後に出てきた、デザートのケーキ。就位式のときはあまり食べるとひんしゅくを買うので控えるようにしているのだが、コーヒーにケーキ、つい我慢できなくなってしまった。失礼いたしました。

 「ものコト市」|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

「ものコト市」

教室が終わり、もう帰ろうかというとき、お客さんからイベントのチラシを手渡された。
「渡辺さんが来たら、びっくりですよ」
なんだ、なんだ。来るわけないという意味かしら。
ところが、夜、いつものように手作り小物やアクセサリーのサイトを眺めていると、そのチラシにある催しの名前が出てきたのだ。
「第11回すみだ川ものコト市」10月22日土曜日。
さっそく総武線に乗って浅草へ向かった。会場は牛嶋神社。境内いっぱいに小さなお店が並んでいて、大勢の人がその中をぐるぐるまわっている。人混みの苦手な私も、今日は目当ての手作りブローチやらストラップやらを手にするために、多少の小突きあいは厭いません。
縁台将棋のブースもあった。チラシをくださったあのお客さんもちょうど対局中。この前の教室ではこてんぱんに私を負かしたその人も、今日は調子が今一つ。
「この方に勝つとビール一杯タダですよ」
こちらの縁台将棋を主催している男性を示して言う。
「いえいえ、恥をかいちゃいますから...」
本当は一局指して、勝っても負けてもビールを飲んで帰りたかったが、遠慮することにした。
最後、境内のお店をもう3周し、悩みに悩んだ末、クジラのキーホルダーを買った。
お誘い、ありがとうございました。

 どちらの記事?|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

何人かの方に「山口絵美菜さんの記事なのに渡辺さんの名前が上に出ているのはなぜか」というご質問を受けた。
はい。すみません。これは、山口さんの記事の文字化けを、私が修正した副産物のようなものなのです。この問題は文章中にハートマークを入れるという、実にお茶目な方法によって解決したので(いったいパソコンってどういう仕組みで動いているんだ?)、もうこのような紛らわしいことは起きません。お目こぼしのほどを。

昨日はサントリーホールへクラシックコンサートを聞きに行った。行きがけにコンチネンタルホテルがあり、誰かの結婚式で来たような気がするが、はて誰と誰だったか...。コーヒーが一杯千円以上の高級ホテルだから、親戚関係ではなさそうだ。
コンサートは曲目が有名な曲ばかりでとても良かった。オペラ曲を聞いていて「字幕がほしい」と思ってしまうのは、テレビのせい。イタリア人は内容も全部わかるのだから、うらやましい。
さて今日の夜はミュージカルを見に行きます。ブロードウェイ・ミュージカル「キンキーブーツ」。今週、ぜいたくしすぎだなあ。

 現実逃避|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

現実逃避

先日、山口絵美菜ちゃんが読書について書いていたのを覚えておいでだろうか(「めくるページと秋の夜」)。私も毎日、寝る前に本だの漫画だのを読むのが一日の終わりの楽しみである。「おすすめの本はなんですか?」の一文に、
「本当は将棋ファンの皆さんからのお返事がほしいんだろうけど...」
そう思いつつも、我慢できなくなって絵美菜ちゃんに自分の好きな本をメールし、逆に彼女のおすすめの本を教えてもらった。
昨日は将棋会館のそばの図書館に、今日は記録のあと、新宿のブックオフに行って、絵美菜ちゃんが面白かったという本を探して歩いた。そして今日、ようやっと見つかりました。綾辻行人と、乾くるみ。
しばらく対局もないことだし、現実逃避するとします。

今日安食さんがお誕生日のお祝いにペンギンのぬいぐるみをくれました。フワフワー!

 おじゃま虫|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

おじゃま虫

水曜日に対局が終わってから、よく動いた三日間だった。
一昨日は京成津田沼の、所司一門将棋センターへ。師匠の所司先生から、私が道場に荷物を置きっぱなしにしているという連絡がきた。大きな額で、私の家に宅急便で送りましょう、とおっしゃる。
そんな手間を師匠におかけするわけには!と、総武線に飛び乗った次第。
一日将棋を指したり、夕方からの教室の準備を手伝ったりした。

昨日は将棋会館へ。皆さまは昨日の棋譜中継をご覧になっただろうか?なんと関東の対局は、2局とも所司一門同士!というわけで、中継室へお邪魔しに行った。こうとわかっていたら、記録を希望して、
「対局者も記録係もみんな所司門下」
と中継に書いてもらったのに。

今日は第4回将棋電王トーナメント。会場は六本木のニコファーレ。今日ちょっとしたサプライズがあった。
朝から「体調が悪い」とおっしゃって、会場へ来られるかどうか危ぶまれていた竹部さん。その彼女が、「メカ女子将棋部」の開発者の方のお誕生日が近いということで、ケーキを用意していらっしゃったのだ。
「ハッピーバースデー」を歌い、ない蝋燭を吹き消すふりまでして、お祝いした。
自分は何をしたかと言えば...ケーキを切るナイフだけ、用意いたしました。

 プレゼント|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

プレゼント

千尋ちゃんからお誕生日のお祝いにいただいた、バラの花のブリザードフラワー。
ちょうど部屋の中にない色のお花を選んでくれました。
うろしのお花は、少し前に自分で作った造花のブーケ。

最近不思議に思うこと。
携帯電話が充電できたりできなかったりする。
パソコンがネットにつながったりつながらなかったりする。
洗濯をするたびに靴下が片方なくなる。
これは機械の故障なのか、はたまた自分の側の故障なのか...。

 さすがでした|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

由紀ちゃんが倉敷藤花戦の挑戦者になりました。すごい。さすが脚の長い...じゃなくて、努力してる方は...これも、ほかのひとが努力していないみたいだ、さすがは私の大好きな角交換四間飛車!
第1局は11月8日です。お見逃しなく。
自分はと言えば、この二日間、北海道の石高さんのところへ遊びに行った。大好きなホタテにホッケ、ご近所の串揚げのお店にも連れて行っていただいて、石高さんが目を丸くするほど食べまくりながら、王位戦の将棋を勉強した。さすがは羽生先生。さすがは北海道。前回北海道へ遊びに来たときは、家族旅行だったのでお酒は一滴も飲まなかったのだが、今回飲んでわかった。北海道はビールもおいしい。
おっと、私お酒は弱いですから...。

 敬老の日|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

敬老の日

今日は敬老の日。
「うちにも敬うべきお年寄りが二人もいるなあ」
母に言うと、
「若年寄もいるしね」
子供のころから暇さえあればゴロゴロしていた私は母に「若年寄」と呼ばれている。こちらはさほど敬われていないお年寄りである。
さていつも一方的にお世話になりすぎていて、何をしても普段の10分の1のお返しもできない私だが、せめてもの形作りに何か買って帰ることにした。向かったのはデパートの食品売り場。休日の人出の中、うろうろと歩き回ったがなかなか決まらない。
お茶はカフェイン、お菓子は中性脂肪、佃煮やら瓶詰やらは塩分がどうこうとうるさいし、もう面倒だから自分の好きなものにしてしまおう!と結局選んだのがお漬物。塩分が塩分が、と言いながらもおいしそうに食べてくれました。

写真は今日真梨花ちゃんがプレゼントしてくれたインコのぬいぐるみ。若年寄もご満悦です。

 涼しくなりました|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

今朝の朝刊に、結婚・出産に関する意識調査の記事があった。将棋界では最近おめでたいニュースが多いが、さて世間一般ではどうなんじゃいと思ってのぞいてみると...
「18歳~34歳の男女何人に対して...」
なんと。私はもう対象外であった。

このところ、記録のお仕事で連盟へ行くと、ちょくちょく竹部さんに出くわす。竹部さんもいつも記録である。お互い「今日もソッチも記録係か」と思っているはずである。
この前一緒になったとき、竹部さんは女流王位戦予選の記録で、自分は倉敷藤花戦の準決勝のだった。どの対局の記録を取りたいかは人それぞれだが、これはあまりにも先輩後輩関係を無視した取り方である。きまり悪くなり、
「交代しますか」
と聞いてみたが、
「いいえ、中継局の記録は慣れていないから」
と遠慮なさる。申し訳なくて、
「こっちが先に終わったら上で待ってますから」
と、とんちんかんなことを申し上げた。結局竹部さんが先に終わり、逆に私の方の対局が終局するまで待っていてくださった。おまけに最後、小さなバッジまでプレゼントしていただきました。すみません、ありがとうございました。

 「聖の青春」|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

映画「聖の青春」の試写会に行ってきました。
いつもなら映画がDVDになるのをのんびり待っている私も、今回は上映が待ち遠しかった。大崎善生さんの原作が好きだったからでもある。映画館での上映前に試写会があることを知り、慌てて申し込んだ次第である。
まだ若いうちに先が長くないことを知り、その中で全力で将棋を指し、それを勝つというのは、どういうことだろう。小説を読んだときも、はじめのうちはフィクションだと思っていたほどである。トップ棋士は、ちょっとした気持ちの差で勝負がつくものらしいのに。
試写会が終わった後、たまたま一緒になった関係者の方と飲みに行った。まず最初に出た話題は、主役の松山ケンイチさんの将棋を指す手つきがいい、ということ。実は私も映画が始まってすぐに思ったことだ。どうも棋士はこういうところに目がいくものらしい。
おかしかったのは、記録係がうとうとしている場面の話。時にはそういうこともありますが、そこまでリアルに作るとは。こちらは記録を務める人の視点かな?
11月から上映されるそうです。ご興味ある方はぜひ。

 お祝い会|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

お祝い会
お祝い会

昨日は女流王位戦の1回戦。自分にとっては誕生日でもあり、手合課から対局通知を受け取ったときにアラッ、とは思ったが、かと言って特別気合いを入れるわけではない。将棋を指して、帰って寝る。普段通りの対局日になるはずが...
対局日の数日前のこと。研究会をご一緒にさせていただいていた皆さんから、「終わったらお食事に行きましょう」というお誘いのメールが来た。卑屈な私は「きっとたまたまこの日、皆さんで研究会をしているんだな」と思いつつも、もちろん、行きます、とお返事した。それがまさかのお誕生日のお祝い会!家族以外にお誕生日を祝ってもらうなんて、ひょっとしたら小学校のとき以来ではないだろうか?嬉しいやら、恥ずかしいやら。
連れて行っていただいたのは恵比寿にあるイタリアン、「DA
BABBO」だ。いろいろな種類のお料理を少しずつ食べるコース料理。イタリアンと言っても、ウニやカニや、アユまで使ってあった。一番好きだったのは写真のトウモロコシのお料理と、トリュフのスパゲッティだ。スパゲッティは、トリュフが乗りすぎていて、下のスパゲッティが見えません。お酒もおいしくて、シャンパンやカクテルをどんどん飲んでいたらすっかり酔っぱらって、今日目が覚めたら、夕方の4時。
最高のお誕生日を、ありがとうございました。

ところで今日は三段リーグ。藤井四段、大橋四段、おめでとうございます。大橋四段は自分と同じ、所司門下だ。師匠がお祝い会を企画してくださることと思う。こちらも今から楽しみです。

 ワイルド・ライフ|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

ワイルド・ライフ

晩御飯のあと、よく家族でテレビを見る。両親が二人のときは映画を見ていることも多いようだが、三人だと、動物の番組が好きな私のためにチャンネルをワイルド・ライフに回してくれる。ここのところ二回連続で、海の生物のお話。
先週出てきた魚の中で面白かったのはカサゴ。受精卵をおなかの中で育てて、子供を産む卵胎生の魚。かわいかったのはカエルアンコウ。真っ黄色の小さなアンコウだ。
今週は深海魚の番組。一番常識外れで驚いたのはデメギニス(写真)。頭が透き通っていて、その頭の中に緑色の目玉があるという、キモカワイイ魚。一体、脳みそはどこにいってしまったのやら。名前からして、その辺に似たような種類の魚が泳いでいるとは思えない。
こうやってテレビを見ていると、「やっぱり経済学じゃなくて、生物を選ぶんだった」と悔やむことになる。
ちなみに一番見た映画は...「男はつらいよ」。

 駒は盤上の回り物|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

今日は竹部さんに将棋を教わった上にお茶もご馳走になるという、1度に2回、おいしい日。待ち合わせた喫茶店は、今日たまたまお祭り仕様で、だいぶにぎやか。
ずいぶんと竹部さんにご馳走になった私は、逆に盤上でどんどんと気前よく駒を渡して、いつも最後は完封負け。
将棋以上に楽しんだのはおしゃべり。まずは世の人々の財政のお話。いや、面白いんですよ、これが。金は天下の回り物。大事なことです。
意外な共通点も見つかった。二人ともお嬢様じゃないのに、乗馬を習ったことがある。どうも竹部さんの方が私よりも本格的だ。私は乗馬を習ったと言っても、乗ったのはポニー。落馬し怖くなって、すぐにやめてしまった。
最後は竹部さんが出演したニコ生の「大井競馬全レース爆買いツアー」の様子を見せてもらった。競馬では、竹部さんが少しずつポイントを稼ぐのに対し、3人の棋士の皆さんは優勢なときから勝負手を放つような買い方。それにしても競馬は恐ろしい。私のンか月分のお給料を一日で...。
と、最後もマネーのお話で締めくくって、お別れでした。

 所司一門将棋センター|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

おとといの24日、津田沼の所司一門将棋センターに遊びに行ってきた。以前の津田沼カルチャー&将棋センターが昨年リニューアルオープンしたもので、師匠所司七段が代表を務める将棋道場である。
この日、夏休み子供将棋大会と、所司一門将棋トーナメントが行われた。トーナメントは奨励会員と元奨励会員、棋士では石井健太郎四段、近藤誠也四段が参加した。私はどちらに参加するのもちょっと恥ずかしいので、野次馬にまわることにした。
例によって道を間違え、昼過ぎに将棋センターへ到着すると、子供将棋大会はほとんど終わろうというところ。一番上のクラスの優勝者は、普段からセンターへ通っている女の子。やはり女の子が勝つと、こちらも嬉しくなる。ふざけて「賞品だよ」と持っていた紙くずを差し出すと、クスクス笑ってくれた。
所司一門将棋トーナメントの方は、これから準決勝という、一番嬉しいタイミング。同時進行で大盤解説も行われ、聞き手...ではなく、ここでも野次馬役にまわって師匠の解説を楽しんだ。残念ながら波乱は起きず、順当に四段二人が決勝へ。師匠の予想通り、最後は近藤四段が優勝した。やはりと言うべきか、時間がなくてもプロ棋士は強い。むしろ、持ち時間がなくなったところから急に強くなった気がした。
それにしても最後の最後まで師匠の予想通りとは。皆さん、そこまで空気を読まなくても!

津田沼へお越しの際は、ぜひ所司一門将棋センターにお立ち寄りくださいませ。

 将棋合宿|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

将棋合宿
将棋合宿

東大将棋部の将棋合宿にお邪魔してきました。場所は将棋合宿のメッカ、湯河原杉の宿。
前回参加したときはまだ在学中。おそらく棋力的にはアマチュア初段あるかないかくらいで、駒落ち戦有りでリーグ戦に入れてもらった。当時主将だった方に6枚落としてもらった上、時間のハンディまでつけてもらって負けたのはよく覚えている。
さて12年ぶりとなった今回、幹事の方に「1時間だけ参加します」という意味のわからない参加表明をしていたそうで、当日はご迷惑をかけっぱなし。朝から寝ぼけて「湯河原まで1時間くらいだろう」などととんでもない勘違いをして、集合時間にも遅刻。盤外でも自分の行動にあきれるばかり。
それでも久しぶりに「こんな手を指したらクビじゃないか」と心配せずに将棋が指せて、楽しく過ごさせていただきました。ありがとうございました。来年はもっと早く友達を誘って行くとしよう。
写真は館内で見つけた、師匠所司七段の六段時代の色紙と、東海道線の中から写した相模湾の海。やれやれ、相模湾まで電車で1時間のわけがないですね...。

 フレッシュ・レモン|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

フレッシュ・レモン

芳香剤のひとつが使用期限が切れてしまったので、近所の100円ショップで新しいものを購入した。
私は香水や芳香剤のたぐいが大好きである。今回も新しく「フレッシュ・レモンの香り」のものが出ていたので、早速試してみることにした。部屋の中がレモンの香りじゃ、虫がたくさん寄ってくるのではないかと不安だが(実際、香水をつけると虫が寄ってくるのだ)、ものは試しである。今、先週購入した「ローズの香り」の芳香剤と、虫よけも兼ねた「お花畑の香り」のものと、今回購入した「フレッシュ・レモンの香り」のものが入り混じった匂いがお部屋の中に漂っている。
いろんな匂いが混じっているのでよくわからないけど、なかなか悪くないようである。
香水も、つけている人がいると、こっそりとかいで匂いを楽しんでいる。特に対局のときはささやかな楽しみである。ちなみに自分につけた匂いはすぐに鼻がマヒしてわからなくなってしまうので、あまり楽しめない。
最後に、最近好きだと気がついて驚いた匂いがある。タバコの匂いである。自分も家族も吸わないのに、なぜだろう?自分が生まれる前に父が吸っていたから、ひょっとすると母のお腹の中でかいでいたのかもしれない。

 年は関係ない|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

一年ぶりに師匠の道場のある津田沼へ。道場へ通ってくる子供たちと将棋を指した。ちなみに子供たちと言っても私より強い子たちである。
一年も会わないと、棋力だけではなく、見た目もがらりと変わる子がいる。今日、ずいぶんとかっこいい子が新しく来たな、と思っていたら、よく知っている名前が聞こえてきて驚いた。侮れない。
棋力や外見が変わっても、やはり一年では中身は変わらない。何をそんなに楽しそうに話しているのかと思えば、「何歳からおばさんか」について議論しているのである。本物のオバサンの前でなんという会話。
らちがあかないのか、しばらくすると一人が辞書を引っ張り出し、おばさんの定義を示した。例によっておかしくて仕方ないといった様子で笑っているので、嫌な予感がしたものの、見せてもらった。
「知り合いの年上の女性を親しみをこめて呼ぶ言葉」
ふん、さすがは辞書。君たち、ちゃんと親しみをこめて呼ぶんだぞ。

 対局前日|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

明日はマイナビの一斉予選。
私はだいたい対局前日は家でぶらぶらしている。自分に限って言えば、緊張していた方がいい結果が出るので、わざわざ家で神経を鎮める必要はないのだが、一日のんびりして、夜は家族で食事をとって、ゆっくりお風呂に入って、普段はしないトリートメントもして気持ち良く過ごすのは、対局にとっても悪かろうはずがない気がする。

さて、8月の初めに『どんなに体がかたい人でもベターッと開脚ができるようになるすごい方法』という本を購入し、紹介されている手順に従って柔軟体操をした。そしてちょうど今日、開脚ができるようになったのである。始めてから6週間。本の中では、4週間でできるようになる、と書いてあるのだが、自分は2週間オーバー。昔は体が柔らかい方だったので、4週間もかからないのではないかと思っていたが、過信であった。
しかしちゃんとできるようになるのだから、『すごい方法』なのは確かです。

 先生がたくさん|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

今日、新宿からの帰り道にあるお寺の標語が変わっているのに気が付いた。
「我以外皆我師也」
私以外のものはみな私の師である。自分以外の女流棋士はみんな私の先生である私にぴったりの標語である。吉川英治の作品『宮本武蔵』の中の言葉だそうだ。

今日は久しぶりに体を動かした。友達数人と卓球をしたのである。
卓球は昔家族でやっていたので、遊ぶ程度ならできるつもりでいたら、とんでもなかった。自己流のフォームと持ち前の運動音痴で、まだ一度しかラケットを握ったことのない友達よりも、さらに下手。一日、手取り足取り、ラケットを持つ姿勢から、玉の打ち方まで教わった。
将棋でなくとも、私以外はみんな、私の先生なり。

 読書|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

子供のころ、始終「本を読むように」と言われていたせいか、「趣味は読書です」と言うのがなにやら悔しいのだが、趣味は読書です。
とくに、仕事の前に駅のホームで読む本はなぜか面白い。
今日も、仕事先に着いてから始まるまで1時間半ほど時間があったので、改札内のブックショップで本を購入して、ホームの椅子に座って読んだ。
駅構内は、人が多いし、電車が出たり入ったりするたびにうるさいし、ちっとも好きじゃないのだが、なぜか私は喫茶店で読書するよりも、駅のホームで読書する方が好きである。
だんだんと自分がどこにいるか忘れて、髪をいじり、足を組んで読みふける。
もちろん一番好きなのは、お布団にごろんと寝転がってする読書だ。
そうそう、詰将棋。詰将棋も、駅のホームと、布団の中が、解きやすい。一番解けないのは...対局中の盤の前。

 阿佐ヶ谷七夕まつり|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

阿佐ヶ谷七夕まつり

写真は阿佐ヶ谷七夕まつり。毎年このお祭りの縁台将棋の屋台へ遊びに行っている。7月ではなく8月なのは、旧暦の七夕だからだ。将棋を指すよりも、飲んだり食べたりするのが目的であるのは、ご想像の通りです。
今日の昼すぎに、ちょうど原稿を書き終えた。そのせいで行く前に一杯ひっかけていたのは極秘事項だ。一回電車を乗り間違え、あちこちで寄り道しながら、みんなが将棋を指している屋台へ到着。たっぷり飲み食いした後、道行く老若男女と対局を楽しんだ。以前に来てくださった方がまた私と指しに来てくれたのは嬉しかった。
勝敗は第二の極秘事項。

阿佐ヶ谷七夕まつり

 風邪は引きました|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

子供のころ、家にテレビがなかった私は、最近まで「オリンピックを見られなくて損した」と思っていた。しかし購入してみてわかったが、テレビがあるからと言って、オリンピックを見られるわけではない。時差と眠気という、強敵が立ちはだかっているのである。

そこで、今回は見たい種目を書き出してみた。夜中の2時から競技開始の日などは、かなり眠いだろうけど、たまには早寝してその時間に起きてテレビを見るとしよう。
父にリストを見せると即座に真っ当な返事が返ってきた。
「よし、録画しておいてやる」
そんな手が...。便利なのか、味気ないのか。本当は父の「すげー」だの、「バカ、何やってんだ」などのヤジを聞きながら、家族で見たかったんだけどなあ。
まずい。13日のマイナビの一斉予選、頭の中を将棋の駒に代わって、アスリートたちが駆けずり回っている状態で対局することになりそうだ。

最近気を付けていること。
「風邪を引いても後手引くな」
私が実行しているのは前半の風邪を引くところだけである。後手を引かないように指していると、一手も攻めることができなかったりする。難しいです。

 ちょっと良いこと|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

ちょっと良いこと

今朝、記録の前に2階で飲み物を買っているとき、お客様に声をかけられた。夏休みだから子供が多いかもしれませんね、などと世間話をしたところで、
「女流棋士の方ですか」
「そうですよ」
気づいてなかったんだ。おかしくなって笑っている私をためつすがめつ、
「あの方に似てますね、あの五段のすごく強い...」
お名前が出てこないで迷っている。はて、そんなに強くて私に似ている人がいたかな?
「里見さん」
「えっ!ありがとうございます、私、渡辺です、ホホホホホ」
メガネをかけているところ以外、何も似てない気がするが、それでも里見さんに間違えられるとは、メガネをかけていた甲斐があったというものだ。
彩乃ちゃんから強奪したメガネ。大事にしよう。

 棋聖戦|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

将棋ファンの皆さま。

今日の朝、きっと皆さまは「一手損角換わりかあ」とつぶやいていたはずである。

そして今日の夕方、晩御飯を食べながら、「やっぱり羽生先生は強い」と、将棋を覚えてから何度つぶやいたかわからない、例の独り言が口から漏れていたことでしょう。

羽生先生の一手損角換わりは最近では比較的珍しい。昨年度1局、その前の年は一度も採用していない。おっと、こういうことは皆さまの方がよくご存じですね。

皆さま、▽66銀から▽84角を見て私と一緒に「へー」と言ったことでしょう。▽68金には「えー」と驚いたはずである。▽91角成りに「そっち」と意味なくつぶやいていたら、自分の対局中も独り言が多い方かもしれない。

内容についてはわからないので、独り言の検討です。

 のんびり|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

のんびり

今日、久しぶりにNHK杯戦を見た。朝目が覚めると、ちょうど10時半。ブラブラと居間へ降りていき、テレビをつけようとするが、いつの間にかテレビのリモコンが新しくなっていて、つけ方がわからず、母に助けてもらう。今のテレビは映りはいいが、複雑になってしまったものだ。昔の電源スイッチがあったテレビが懐かしい。
それから家族でのど自慢を見、新婚さんいらっしゃいを見、暇人の私は選挙へ向かう。投票所の小学校のグラウンドで、小学生が何か大声で怒鳴りながら運動をしていて、見ているだけでくらくらしてくる。そういえば私も昔はああやって暑い中、グラウンドを駆けずり回っていたっけ。よくぞ生き延びたものだ。
夕方からは社会人団体リーグの応援に浅草へ行った。ひょっとしてお会いした方もいましたか?写真は会場の目の前にある二天門。増長天・持国天の二天像が祀られているそうだ。応援に伺いますと言った時間に遅刻していたのに、ついつい見に行ってしまいました。

 父よ母よ|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

父よ母よ

母の発想は実にユニークである。今月のナショナル・ジオグラフィック誌に遺伝子に関する記事があった。父が細胞の中の遺伝子にはほかに役割がないのかどうか、話し始めたとき、母が一言。
「どうしてこんなに毎日、お肉を食べてるのに、牛になっちゃわないのかしらね」
お父様、話す相手を間違えてます。

大事な将棋盤と床とすれて傷付かないように、盤の足にハンカチタオルの靴下を履かせてみた。こんなことをしている人は見たことがない。盤に対する冒とく行為にあたりませんように。

 バイキング|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

同級生だった友達とバイキングへ。ホテルの朝食をのぞくと、バイキングはこの前いつ行ったか思い出せないほど久しぶりだ。

お互いよく食べるところまでよく知っている旧友同士。よし、ここはうんとお腹を空かせて行って、食べまくってやろうと、朝ご飯を茶碗に一杯食べたあと昼食を抜く。5時頃、出かける支度をしていると、めまいがするほど空腹だ。そういえば子供のころ、家族でバイキングに行く前は、昼食をあまり食べさせてもらえなかったっけ。
ゆるいスカートに、お腹が膨らんでも外からはわからない、ふわっとしたブラウスを着て、準備完了。
レストランに着いたら、おしゃべりしては食べ、おしゃべりしては食べ、2人前とまではいかなくても、優に1.5人前は食べただろう。
最後、お腹いっぱいで食べられなくなってからも、時間いっぱい、食後のコーヒーを飲んだのは、我ながらしぶとくなったところだ。
日本は、天国ですね。

 サプライズ|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

サプライズ

おととい、記録のお仕事が終わって帰ろうとすると、事務室の前で職員さんに呼び止められた。
「渡辺さん、ブログでユーグレナのお菓子のこと書きましたよね」
確かに以前、ユーグレナ・ファームの「きなこねじり」というお菓子について書いた。食べている最中に、斎田さんからユーグレナがミドリムシだと聞いて驚き、驚いたまま食べて、その勢いで
「柿の種 手足をつけたら ミドリムシ」
などと、わけのわからないことまで言った覚えがある。ひょっとしてまずかったかな、とドキドキしていると、
「渡辺さんがブログで紹介してくれたお礼に、会社の方からそのきなこのお菓子が届くそうですよ」
「えーー!」そんなことが!
すっかり嬉しくなって、その日の対局者である愛生ちゃんにまず話し、帰り道、花屋さんに寄って、お花を選びながらまたその話をした。
早速今日家にきなこねじりと、緑汁が届いて、家族でムシャムシャいただいているところです。
ユーグレナ・ファームさま。ありがとうございました。

 プリンター|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

プリンター

機嫌の良いときは、右のようにきれいに出る。機嫌の悪いときは、左のように4分の1ほどしかプリントされない。こうなってからもう何年になるか...。
もちろん、プリンターは商売道具だから、おかしいと思った時点で新しいものを購入する。しかし、きれいにプリントできるときもあるから、古い方を捨てられない。ストックしてある黒インクのカートリッジを使い切ってから、どうするか考えようと思っていたら、ケンカばかりしながらも長い付き合いになってしまった。

それにしても粘り強さを必要とする作業である。一枚プリントしては、
「インクの残量が少なくなっています」
いやいや、満タンなのよ、アナタ。プリンターの認知症というやつである。終わるともう棋譜なんか並べる気力が残っていない。てなわけでブログを書いています。

プリンター

今日は記録の帰りにお花屋さんに立ち寄った。菊を買ったら、おまけにひまわりもつけてくれた。このところ大流行のゲーム「ポケモンGO」の何たらスポットが目の前のお蕎麦屋さんの入り口にあるそうで、お休みの日は人がそれ目当てで集まってくるのだとか。すごいゲームができたものだ。

将棋会館の中にその何たらスポットを作ったら、人が集まってこないかしら?

 就位式|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

就位式

今日は夕方からマイナビ女子オープン女王就位式。女王はご存知、加藤桃子ちゃん。ショートカットなのに着物がよく似あって、お人形さんみたい。お客様とおしゃべりをしたり、花束を受け取ったり、忙しくしている合間をぬって撮らせてもらいました。
下の写真は「見返り美人図」風、香川愛生ちゃん。会場の中でお話ししているのを隠し撮り。正面の写真も撮らせてもらったのだが、ほかの方が写っていたので割愛します。

私はと言えば、昼間、水を飲みすぎて、実際の重量と合わせて飲んだ水の重量でずっしりと重い体を引きずりながら、ご挨拶をしてまわる役。ところが、どうもうまくいかない。私は人に話しかけようとすると、何やら不審者のようになってしまう。せめてもう少し女流棋士らしく、おしゃれでもして来ればよかったと、いつも式の途中で後悔する羽目になる。

これを朝の段階で思い出していれば...。
何はともあれ、ご出席になられた皆さま、ありがとうございました。

8月13日の一斉予選もお待ちしてます。

就位式

 千秋楽|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

夏風邪を引くと、風邪だと自覚するのに少々手間取る。「ここんとこ、夏バテだな」などと高を括っているうちにだんだんと悪化させてしまう。

昨晩、あまりにも頭痛がひどくて、布団の上をあっちへゴロゴロ、こっちへゴロゴロと、まるで巨大なダンゴムシ。明け方になってようやく「こりゃ、風邪じゃないか」と気が付いた。逆にほっとして、病院でもらった熱さましの残りを飲むと、昼頃にはお腹もすいてきた。やれやれ。皆さまも気を付けてください。

一日家で休んで、夕方からは両親と相撲中継を見た。今日は千秋楽。一番ハラハラドキドキしたのは、負けたら大関陥落の、照ノ富士の一戦。照ノ富士が勝ってからは、落ち着いて勝負を楽しめました。何事も心配が先だってしまうのは、年のせいでしょうか?

 アップグレード|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

最近のパソコンや携帯は毎日のようにアップグレード、アップグレード、アップグレード、である。

昨日もパソコンがウィンドウズ8から8.1だか10だかにアップグレードしますと表示が出てきて、こちらの仕事が終わってもカチカチカチカチ、何やら一生懸命やっている。こちらの頭はまったくアップグレードされていないので、何が起きているのか理解できない。しばらく見ていたら目が回ってしまい、そのまま布団に。
目が覚めるたびに、パソコンのウィーン、ウィーン、という音がする。朝には作業が完了して、OSがウィンドウズ8.1になっていた。
昨日作業が始まったときはウィンドウズ10にアップグレードします、と表示されていた気もするが、もはや気にならない。
それにしても、誰が実際にこういう作業をやってくれているんでしょうか?真夜中に、お疲れさまでした。
ついでに私の終盤力もアップグレードしてくださると助かります...。

 昼食休憩|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

昼食休憩時の女流棋士室。棋士の噂話をしていたのが、いつの間にか話題は大山先生のことに。女流棋士ですからね。

「...それを思うと、大山先生はすごかった」
「めちゃくちゃ強かった」
「盤の前にいなかったらしいのに」
「相手の長考中は三階で理事のお仕事をしてた」
「でもなぜか勝ってしまう」
「女流棋士には優しかった」
ワヤワヤワヤワヤ。
今度は最年少棋士の話題。
「最年少棋士って、加藤先生ですよね?」
「えっ?谷川先生じゃないの?」
みんな対局中なので、携帯で調べるわけにもいかない。なぜ二通りの意見があったのか、今調べてみてわかった。
加藤一二三九段:14歳7か月(1月生まれ、中学3年生)
谷川浩司九段:14歳8か月(4月生まれ、中学2年生)
最年少は加藤九段だが、棋士になった学年が一番下なのは、谷川九段。考えていて混乱してくる。
さて、この記録を破る人が出るのでしょうか。

 夢|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

6月29日のモバイルコラムで、長谷川優貴ちゃんが子供のころの夢について書いていた。ケーキ屋さん、作家、保育士。どれをとっても女流棋士よりなる可能性の高いものばかりだ。一番マニアックな道を選びましたね、優貴ちゃん。

このコラムを読んでいると、はて、自分の夢はなんだったのか、と考えることになる。なりたいものはあった気がするが、子供心にも、無理だろう、と思えるものばかりだったし、そもそも自分にお金を稼ぐようなことができる自信がなかったのだ。
ひとつ思い出しました。高校生のころは公認会計士になりたかった。こういう子供でした。

今日のモバイル中継は、上州YAMADAチャレンジ杯が6局。持ち時間20分30秒で、見ていて楽しい。情けないことに最近では、順位戦や竜王戦のような長丁場の棋戦だと、終局時刻にはすでに魂が夢の世界(こちらの夢は毎日見ている)に旅立っていて、棋譜を翌日になって確認しているのである。
まだ全部見ていないのだが(見終わったら、全部面白かったということになるかもしれない)船江黒沢戦、最後まるで次の一手みたいです。将棋は最後の最後まで気を抜いてはいけません。

 MOTTAINAI|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

MOTTAINAI
3連休、いかがお過ごしでしょうか。

連休はどこへ行っても人出が多く、自由業の我々は、むしろ家に引っ込んで本業の方に打ち込むべき日である。もともと私の家族はみんな人混みが嫌いで、子供のころから夏休みが終わってから家族旅行へ出かけたりする、プチ・不良一家であった。
ところが、この連休は出かけた。ほんの1時間ではあるが、とあるイベント会場へ行ってきたのである。「MOTTAINAIてづくり市」という、聞くからにウズウズしてくる、催しである

このMOTTAINAIてづくり市には、いろんな作家さんが身近な素材で作った手作りのアクセサリーや小物、お洋服を展示、販売している。その手作り小物が、とてもかわいいのである。全部買い占めたくなるので、2、3個購入したら、もう買わないように、残りのお店は足早に見て回らないといけない。ほとんど女性だが、たまに男性の作家さんや、お客さんもいる。

「MOTTAINAI」の活動は、ケニア人女性、ワンガリ・マータイさんが提唱したものだそうだ。日本語の「もったいない」という言葉に感銘を受け、環境を守る世界共通語「MOTTAINAI」として広めるよう提唱されたそうである。こんな崇高な理念のあるイベントだとは、調べてみて驚いた。

私は、かわいいアクセサリーがほしくてウロウロしているだけだが。

写真は革製の指輪と、オカメインコのブローチです。

MOTTAINAI

 結婚のコツ|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

銀河戦の予選も始まって、午前中から対局室がにぎやかだ。今日も倉敷藤花戦の記録をとっていると、お隣から秒読みの声が聞こえてきた。

棋士の対局は、局面が見えなくても、やはり迫力がある。女流棋士が「指をしならせた」「駒をたたきつけた」と言っても、パチン、という程度だが、これが棋士だと、バチーーン!とすごい音が響く。ノータイムで指すときも、女流棋士は続いても1手か2手だが、棋士だと、ノータイム指しの応酬になることがある。まるでスポーツである。

今日はまた、結婚生活のコツを知ることができた。宮田利男先生曰く、
「夫は妻に逆らわないこと」
だそうである。なんと素晴らしい!
両親を見ていると、ケンカになるときは、常に父が悪い。そして、父が勝つ、もしくは引き分けである。逆らわないのではなく、逆らわせないのである。
ただ、ケンカのあと、いつも父が一生懸命、母の機嫌をとっているので、真の勝者は母なのかもしれない。
新婚の弟にも教えてあげなきゃ。

 徒然なるままに...|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

次の対局をどのような戦法で行くべきか悩んだときは、勝又先生に聞く。もちろんご本人ではなく、将棋世界の「突き抜ける!現代将棋」をひっくり返して読むのである。もちろん、「これにて先手良し」という作戦があるわけではないが、「傾向と対策」(なつかしい言葉だ)はすぐにつかむことができる。ありがたい講座である。再開がとっても待ち遠しい。


最近強くなったものがある。残念ながら将棋ではない。お酒だ。以前、とある先輩に
「お酒が弱いので鍛えてください」
と頼んだところ、
「あなたみたいな体質の人は無理」
と断られてしまった。このところ、家でひとり、ちびちびと飲むようになったら、普段友達と飲むときの量が、倍くらいになった。何でもやればできる?

 ヤフーショップ|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

ヤフーショップ

日本将棋連盟ヤフーショップがオープンしたそうな。
連盟ホームページからヤフーショップのページへ行くと、てっぺんに、
「女流棋士しおりセット 第二弾新発売」
というボタンがあるではないか。ボタンを押すと、しおり四枚組がずらり。そして、このページのてっぺんには
「売れている順」
思わず笑ってしまうボタンがついている。
もちろん押してみました。興味ある方はぜひこのページをのぞきにいってみてくださいませ。

写真は、家の近所の切通しの坂。坂の中ほどに、「岸田劉生の描いた切通しの坂」という標識が立っている。今日はこのとんでもない暑さの中、この坂道は工事中。自転車で通るとたまに転ぶことがあるが、不思議と好きな場所だ。夕方、少し過ごしやすくなった時間帯です。

 楽しいこといろいろ|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

楽しいこといろいろ

今日は新宿へ。親戚や友達へのプレゼントを探して、デパートからデパートへ。途中ディズニーのお店でちゃっかり自分へのプレゼントまで買ってしまう。
今度生まれる弟の子供へのプレゼントだけ決まらない。手作りのおもちゃにしようか、それとも買ったものに刺繍しようか、どっちにしろ子供にはわからないから自分の好きにすればいいのだけれど。
午後は千尋ちゃんと待ち合わせてフレンチトーストのお店へ。涼しい店内でおしゃべりをしながら甘いものをたらふく詰め込んで、大満足。少し悪くなっていた夏バテも、一気に良くなったみたい。そのあとは夏物のセール品のあるお店を案内してもらい、このところ威張っているお腹まわりに合わせた大きめのスカートを買う。今日はいったいどのくらいお買い物したのかしら?

写真はようやっと完成した、毛糸ボンボンで作った足拭きマット。ご想像の通り、ひとつひとつのボンボンを大きく作りすぎて、足を拭けません。

 チャレンジマッチ|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

チャレンジマッチ

今日、マイナビ女子オープンのチャレンジマッチと、一斉予選の組み合わせの抽選が行われた。アマチュアではどういう子が出ているのか気になって、一日チラチラと携帯でチャレンジマッチの様子を確認した。
小高佐季子さんは、彼女のずっと小さかったころをよく知っている女の子。棋譜中継の写真を見ると、すっかり大きく、きれいになっていて、
「あの子がもうアマチュア代表になるほど強くなったのか」
と独り、感慨に浸っていたところへ...
一斉予選、自分と当たりました。お、お手柔らかにお願いします。

一斉予選は8月13日になります。

 暁を覚えず|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

このところ寝すぎてカラカラに干からびた状態で目が覚める。こうなると起きるのが大変だ。頭痛、めまい、吐き気...ああ、もっと寝ていたい...とまた布団の上へごろり。究極の悪循環。


今日は七夕です。昨日、記憶上、初めて願い事をした(いくらなんでも初めてということはないと思うのだが覚えがない)。記録の帰りにいつも立ち寄るお花屋さんのお姉さんが、
「お願い事を書いていらっしゃい」
といろ紙の短冊を差し出してくれた。もちろん、お願いしたのは「弟の子供が元気に生まれますように」。
3枚までいいのよ、とおっしゃるので「家族が健康で過ごせますように」。
あと1枚はとっさに思いつかなかったので、書かなかった。ほかの人の短冊を見ると、ずっと謙虚でささやかな願い事が書いてある。次の対局を勝てますように、でよかったかな。

 王位戦|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

王位戦

王位戦の番勝負が始まった。棋聖戦の沼津での対局から三日とあけずにまたタイトル戦とは、羽生先生は本当にすごい。王位戦は持ち時間8時間で、二日制なのでまだ中盤だ。二日制ということを忘れて、早く指さないかと思ってイライラしていたら、もう封じ手が終わっていた、というのは毎度のこと。
横歩取りだ。横歩取りである。横歩取りです。封じ手の局面、私なら心の余裕があるフリをして▲96歩なのだが、そうした手渡しをしている場合じゃないのだろうか?▲28飛も良さそう。飛車も香車も下段にいる方が力がある。

写真は最近買ってきたおもちゃである。いるか君のうしろのかごの中に播いてある種から芽が出て来るそうなのだが、本当かなあ。

 アチチ!|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

暑い暑い暑い。今日家に戻ったら、私の部屋の室温が、エアコンの測定可能範囲を超えてしまい、たんに「H℃」と表示されていた。昨日の夜は34℃だったから、それ以上ということだ。やれやれ。

昨日も部屋の中で座っているだけで汗が噴き出してきた。何もやる気が起きず、辞書で遊んだ。調べたのは「陸橋・跨線橋・高架橋」。この違い、ご存じですか?推理小説を読んでいるとたまに出てきて、はっきりわからずに現場のイメージがあいまいになってしまう。
陸橋:道路をまたぐ橋。跨道橋。
跨線橋:鉄道線路をまたぐ橋。
高架橋:高速道路や高速鉄道。
あっ...ひょっとして、東京に住んでいる人間にとっては常識?これは失礼しました。私の地元、新潟県の浦佐の町には、橋はあっても陸橋も跨線橋もないのだ。
もう一つ、気が付いたことがある。夕べ、喉が渇いて我慢できずに自動販売機へ飲み物を買いに出たときに、何か物足りなく感じた。自販機へ小銭を入れながら、思い当たった。虫がいない。自販機の明かりにたかってくる無数の羽虫と、それを狙うクモやカエル。この自販機守備軍(かなり強敵だ)がいない。
何年暮らしても、やっぱり東京は東京だ。

将棋とどう関係があるか、とおっしゃいますか。暑い。熱い。熱い戦い、熱戦。
暑いの反対は寒い。熱いの反対は冷たい。熱戦の反対は冷戦になるのか?
羽生先生があっさりと勝ったとき、
「今日の将棋は冷戦でしたね」
と言うのだろうか?違和感を覚えるが、考える気が起きないので、今日はここまで。

 棋聖戦(2)|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

昨日の棋聖戦をモバイル中継で観戦していた方も多いだろう。モバイル中継を見ていると、ちょくちょくコメント欄に「誰々は残り何分」と書いてある。さて後手の永瀬六段、どうも残り時間が減るごとに強くなるような気がする。今回、好手だったと評判の▽43桂も残り3分で指した手である(あっ、決して時間があると悪手を指すという意味ではありません)。

第4局が7月13日であと10日。待ちきれないから、明日対局してください!

今日例によって喫茶店でミルクティー(氷抜き)を飲んでいると、となりの席に二人連れの男性客が来た。片方がもう一方に進学だか就職だかのアドバイスをしていて、なかなか話が面白いので、つい聞き耳をたててしまった。
「...本を読むというのは、システム化された知識を扱うことなんだ。逆に空気を読むというのはシステム化することだ」
「確かにそうですね。僕の東大の知り合いは空気を読めない人ばかりです」
おっとっと。こらえきれなくなり、一生懸命携帯をいじっているふりをしながら下を向いてニヤニヤしていたら、この先輩の男性、自分で言うだけあって、私が笑っているのに気が付いたらしい。すっと席を移った。後輩は東大の学生だろうか。こちらも自分で言うだけあって、不思議そうに移動する先輩を見ている。
ちなみに、この後輩の男性はどこか障がいのある人らしく、心配する先輩の話を実に一生懸命、聞いていた(私も一緒に聞いていた)。うまくいくといいですね。

 棋聖戦|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

棋聖戦

全国津々浦々の将棋ファンの皆さま。暑い暑いと言いながら、棋聖戦をご覧になっているところと思います。
小生からすると、最近の横歩取りは、横歩を取って以下力戦である。まったくわからない。現局面、どちらの飛車角もずいぶんと可動域が狭い。先手の飛車角に限って言えば、一マスも動けない。金銀が並んでいるよりもさらに働きが悪い。歩みたいなもんである。ただ、動き出せばすごい働きをするから、潜在力の高い歩である。
後手はこの潜在力の高い歩を狙っている。しかし狙うと自分の飛車角も狙われるので、現在その駆け引きが行われているところだ。
駒を取りに来られるより、取りに行く方が楽しいから、後手を持ちたい気がするが、どうでしょう。何せ力戦だから、進行を見守るよりほかない。

写真は今日本屋さんで見つけた、「どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法」という長い題の本。四週間で脚が開くようになるという。
子供のころは体が柔らかくて、「脚、開いて見せて」と友達にせがまれたものだが、今は見る影もないカチコチのフランスパンだ(我が家ではなぜか体の硬い人間をフランスパンと呼ぶ。そうした人間がバレエの真似事をするのをホラーと言う)。
7月30日でちょうど四週間。お楽しみに。

 竜王戦|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

竜王戦

順位戦が始まったところではあるが、個人的に注目しているのは竜王戦決勝トーナメントの方。今決勝トーナメントに残っているのは、丸山九段、久保九段、三浦九段、深浦九段、豊島七段(1組)、郷田王将、阿部七段(2組)、中座七段(4組)、青嶋五段(6組)。
まことに勝手ながら、中座七段、阿部七段、青嶋五段の中から挑戦者が出ると予想します。このお三方はまだタイトル戦に出たことがない。佐藤天彦先生の初戴冠、永瀬六段の初挑戦、の初ものの勢いをかりて竜王戦初挑戦!そして我が兄弟子、渡辺大先生にコテンパ......モニョモニョ...。(お名前を出した皆さま、大変失礼しました)
何はともあれ、とても楽しみだ。今日は中座七段と青嶋五段の対局が行われている。

そういう自分が何をしていたかと言えば、迷子になっていた。
女の方向音痴は男性からすると信じがたいものがあるだろう。私などは、もと来た道を戻れないのである。二人でいるときに相手まかせで歩いていて、道がわからなくなるのではなく、単独行動のときもちゃんと混乱している。
笹塚で買い物でもしようとプラプラ家を出たところ、どこを間違えたのか、まったく見覚えのない場所に来てしまった。通いなれた道なのに迷う、これぞザ・方向音痴。最近家の近くで迷子になることがなくなったので、油断していた。
迷いなれているのも方向音痴である。とりあえず自動販売機でジュースを買い、頭を冷やしてからバス停を探す(駅は見つからないことも多い)。
「いい運動した!」
で、一件落着。

写真はお部屋の「フェニックス・フラワー」。

 女流棋士総会|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

女流棋士総会

今日は年に一回の女流棋士総会。私のこの日の目的は、1におしゃべり、2におしゃべり、3、4がなくて5におしゃべりである。張り切っておしゃれをしようとしたところで、最近急激に増加した腹回りのナニが思わぬ壁となって立ちはだかるも、なんとか着れる服を組み合わせて、定刻の3時間前に家を出た。
近所の喫茶店に立ち寄り、いつも頼むブラックコーヒーのかわりに、お腹の中までマイルドにすべく、カフェオレを注文。将棋会館へ向かう途中で、出席表を家に忘れたことに気づき、家に引き返し再度出直すという、先の腹回りのナニよりも手ごわい強敵を難なく撃破。そう、このために3時間前に家を出ているのだ。

上の写真は、白いブラウスと黒のパンツでシックな装いの千尋ちゃん。ちょうど私の前に座っていたので、油断したところをパシャリ。ちなみに隣は、女流棋戦だけでも記録係を務めた回数で図抜けている、女流棋士の鑑、竹部さん(竹部さんは盤外においても隙がないのだ)。
総会の中身については秘密です。

終わってから、女流棋士室で何十枚もの色紙を書いていた安食さんにプーさんの携帯クリーナーをプレゼント。こちらまで嬉しくて駆け回りたくなるくらい喜んで下さって、もうプーさん全部買い占めて差し上げたい!写真は作業の手を止めてプーさんと遊んでいるアジアジさん。

女流棋士総会

お別れしたあと、に着いてまずやったことは、もちろん花の水替え。

勝手に楽しんでしまった1日だった。

 対局の朝|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

対局の朝

今日は久しぶりの対局。夜寝れないのに、早朝に目が覚め、しかたなくパソコンに向かってネット将棋をやる。ひび、あかぎれ、しもやけばりに手が荒れたところで、対局へ向かう準備を始める。
最近 I gained weight(意味は勝手に調べてください)のために、ジャケットがきつくて入らない。無理やり腕を通し、前はあけたまま着る。鏡の前に立ち、「ま、いっか!」対局日は自分に寛容なのだ。
私はいつも早めに将棋会館へ着くように出るのが好きなのだが、だんだんとエスカレートして、今日は10時対局開始のところ、8時40分に到着。対局室は準備のじゃまになるので、居場所を求めてうろうろしていると、記録係の仕事でいらしている竹部さんに遭遇。
「今日偉い方がいらっしゃるそうなので、きちんとした格好で来なさい、って言われて。どうですか、この服装は」と竹部さん。
容姿端麗の竹部さんが着てもその服は......「バスローブに見えます」

結局エレベーター前の長椅子にすわって、対局準備が整うのを待つ。エレベーター前のこの椅子は、よく順位戦を戦っている棋士が、タバコを一服しながら長考にふける場所だ。ちょっと棋士の気分になって、
「さて、どうしたものか......」
とつぶやいてみる。悪くない。
腕組み、足組み、背もたれにもたれかかってふんぞりかえったまま、いらんことを考えながら時間をつぶしていると、いつの間にか9時半に。急にエレベーターがあき、そこにおられるのは、森下大先生!「おはようございます」いつものように笑顔でむこうから挨拶してくださる。
慌てて足を組んだまま、「あ、あ、おはようございます......」と頭を下げる私。動揺のあまり、「いつもは記録ですけど、今日は対局です」と森下先生を逆に困らせることを言う。

今日のブログは「対局の朝」で終わりです。結果を知りたい方は、連盟ホームページでどうぞ。

 暑中お見舞い申し上げます|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

暑中お見舞い申し上げます

暑くなってまいりました。最近プチ・熱射病とでもいうのだろうか、外を歩いているとめまいがして、帰宅するとそのまま1時間くらいゆかの上にバタンゴロリンである。汗だくのまま寝転がって、ゆかには誠に申し訳ない気持ちだ。

さて、写真はデパートの暑中お見舞いカード売り場。今日新宿へ、壊れて預けていたパソコンを受け取りに行った際に立ち寄った。
完全に中のデータをリセットされ、まっさらな状態で戻ってきた、私のかわいいノートパソコン。何か大事なものを失ったような気がするが、思い出せないので気にしないことにする。どうせ、日々、頭の中と銀行口座から、大事なものを失っているのである。
新しいパソコンにウイルスバスターをいれて、まずすることは何でしょう。そう、棋譜データベースのインストールだ。
説明書をひっくり返しながら、ゆっくりゆっくり、一歩一歩、手順を踏んでいく。最後に最新棋譜を確認した瞬間は、大きなため息がでる。
そして、この作業に疲れて、「今日はもう頭を使うことはしない!」とブログを書いて、布団をひっかぶって寝てしまうのである。

 菓子食動物|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

菓子食動物

参議院議員選挙の整理券が送られてきた。街中を歩いていると選挙のポスターだらけだ。先日読んだ村上春樹の小説の中で、
「壁に選挙のポスターが貼られていた。嫌な顔ばかりだった」
という旨の一文があった。読んだとき、おや、と思った。最近の議員さんは端正な顔立ちの人がけっこういる。蓮舫さんなどはあまりきれいなので、まるで化粧品の広告みたいだ。小説の中のセリフなので実際とはまた別かもしれないが、昔と今とでは竹部さんの言う「顔面偏差値」が違うのかもしれない。

嫌いな食べ物のことばかり書いていてはつまらないので、好きなものもあげておくことにします。
写真のお菓子はパイナップル味のグミ・キャンディー。お菓子なら、ヨーグルトやシェイクのような乳製品以外、だいたい何でも食べられるくらい好きだが、アイスクリームとグミは夏の主食だ。アイスクリームはミント味が、体感温度も1度下がって、美味しさと涼しさの一挙両得。
栄養満点とは言えないが、暑さで疲れた体にどうぞ。

 楽しい1日|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

楽しい1日

今日は棋界の清純派女流棋士(カッコわらい)竹部さんに将棋を教わった。図は感想戦での一局面。竹部さん曰く、
「ダメ男の▽22角をどうしたらいいの、って感じなんですが」
確かに働いてないうえにお荷物になっているとは、とんでもない奴だ。おまけに、ダメ男なら取られてもダメ男のままでいればいいのに、相手の駒台に乗ると途端にいい男になってしまうのだから、始末が悪い。

帰り際に1階の販売に寄って、女流棋士しおりセットを見ていった。
そのうちワタクシのも作る予定だそうである。私は姿形を商品化するように作られていないので(遺伝子の手抜きである)、なんともお恥ずかしいのだが、しおりは本に挟むものだし、曲げたり落としたりするし、私みたいなのの方が使いやすくてちょうどいいかもしれない。

 ミドリムシ|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

久しぶりに連日記録をとった。年のせいか、記録のあと、文字通り足腰が突っ張って帰ってから何もできないのには驚いた。もうひとつ以前と違うのは、一生懸命将棋を指している、若い女の子を見ているとかわいくて仕方ない...と、あまりこういうことを言うと皆さんに怒られそうなので、このくらいにしておこう。

昼休み、対局者の皆さんとおしゃべりをしながら、「きなこ棒」というお菓子をムシャムシャ食べていると、斎田さんが、
「面白いもの食べているわね、ミドリムシの入ったお菓子ね」
こうおっしゃるではないか。
飛び上がった。ミドリムシ??ミドリムシと言えば、
「柿の種 しっぽをつけたら ミドリムシ」
のミドリムシ!?

私は昔から、初めてのものが苦手である。マンゴー、エリンギ、子牛の肉(大人の牛なら大好きである)、最近ではアボガドがいろいろな料理に潜り込んでいて、閉口している。前に師匠と中国へ行ったとき、知らずにカエルのお料理を食べていて、
「それ、カエルだよ」
と言われて仰天した。カエルたちに合わせて「ゲロ、ゲロ、ゲロ、クワッ、クワッ、クワッ(かえるのうた)」と歌いたい気持ちであった。

そのあと記録を取りながら、どうも身体中をミドリムシたちが泳ぎ回っている気がした。しっぽをつけたらミドリムシ!ミドリムシ!

 タブレット記録|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

タブレット記録

今日行われた女流王座戦のうちの、中井渡部戦の記録をとった。私にとっては初めてのタブレットによる記録である。こうした電子機器は苦手で、いまだにスマホの電話に出られる確率が50%。朝から嫌な予感がふつふつとマグマのようにわいていたのだが、中継スタッフの皆様が気遣ってくださったおかげで、なんとか無事終了。ありがとうございました。
少し前まで、中継スタッフの方が時間を見計らって棋譜を取りに来て、それをまたパソコンへ打ち込んでいたのに、対局者が指してから数秒とたたずにその指し手が全国に配信されてしまうのだから、すごい。われわれはもう公衆の面前で対局しているようなものである。10年後はどうなっているのやら。

写真はユザワヤのレジ。レジのお姉さんを待つ間の、楽しいひととき。

 アマプロ戦|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

アマプロ戦

家にガス会社の人が来た。気づかず、ガンガンピアノを弾いていた私は、話し声に気づいて手を止めた。父の声。
「...今、かみさんがいなくて、...」「エッ?」
かたまるガス会社の職員さん。母は旅行に行ってるだけなのだが、どうも父のTシャツ、短パン姿に、家出でもされたものと思われたらしい。
しかし、なんでまた母の話になったかな。

朝日オープンのアマプロ戦、ご覧になっていましたか?今四段に昇段している若手はみんな強いので、プロの8勝2敗くらいではないかと思っていたのだが、結果は6勝4敗。大変失礼いたしました。この強い四段を育ててきたアマチュア棋界も、当然のことながら強いわけである。
個人的に注目していたのは、近藤四段と加来さん一戦。どちらも私と同じ所司門下で、一方は四段昇段し、一方は奨励会を去った。一回り以上違う二人の戦いの結果は、加来さんの勝ち。
いやはや、加来さんの右玉恐るべし。飛車角交換をして、相手に飛車を持たれてから、
「この局面は、君が生まれる前から経験してるよ」
とでも言うような、隙のない指し回し。地震、雷、火事、親父、で言ったら、火事の次くらいに「加来さんの右玉」がきそうである。(加来さん、勝手にいろいろとすみません)
プロ編入試験の受験の可否については、私にどうこう言う資格はない。

写真はウチョウラン(左)とミディラン。対局に勝ったら買おうと思っていたのだが、我慢できなくなってしまいました。

 父の日|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

ウチの父は父の日が嫌いである。何かをもらうのが嫌なわけではなく、「子どもは母親にこそ感謝すべし」と言う。てなわけで、いろいろとメンドウクサイ。
今朝、プレゼントを買いに行こうとすると、父に来客があった。ジュースでも買いに出るふりをして、こっそりと家を出たかったが、お客さんでは仕方ない。
私「こんにちは」
お客さん「久しぶり。昔に会ったんだよ。覚えてないだろうね」
まずい。覚えてない。私「うーん」
お客さん「ミネソタにいたころ。まだこんなに小さかったよ」
良かった!それなら5歳以下だ。私「覚えてません」
お客さん「それから高校のときも会ったよ」
ぎゃっ。なんなんだ、この落とし穴は。そそくさと家を出る。

近所のお店でチョコ好きの父のためにブラウニーを買う。渡すときも単純に「お父さんありがとう」と手渡すわけにはいかない。
私「これ」
父「何?お土産?」
私「そんなとこ」
父「‥‥?ありがとう」
私「丸の下に矢印がある(♂)人の日」
父「‥‥?ひょっとして父の日?」
ブラウニーが悪くなるといけないので、1日早くプレゼントした。QED.

 失敗は失敗のもと|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

先日の記録で、大変なことをしてしまった。秒読みのためのストップウォッチを用意するのをわすれたのである。その前の記録のときに、チェスクロック(対局時計)を忘れたので、朝から
「チェスクロック、チェスクロック、チェスクロック‥」
とブツクサ念じていたら、今度はストップウォッチのことを失念した。
対局者のお二方、失礼いたしました。

最近犬の散歩に行き会って、つい笑ってしまうことがある。犬の散歩、と言っても犬は一歩も動いていない。飼い主が犬を乳母車に乗せて、カラカラ押して歩いているのである。老犬なのか、アスファルトの照り返しを避けるためか、何れにせよ、犬は歩きたいものだと思っていたから、始めは驚いた。まるで犬公方徳川綱吉のときのお犬様だ。
以前、お仕事先で、お客様の一人が犬を飼っていて、
「犬の散歩じゃない。犬に散歩させてもらってるんだ」
とおっしゃっていた。こちらは
「犬が散歩させてもらっている」
と言ったところだろうか。羨ましいワン!

 浮き輪|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

パソコンが故障した。今は携帯電話が小型のパソコンのようなものなので、昔ほど慌てないが、普段から盤駒よりもパソコンをいじっていることの方が多い私にとっては何かと不便である。
どうやらこれは、先日私の部屋へついてきた蚊の呪いなのだ。その日、携帯を家に置き忘れたと思ったら、帰宅後、パソコンが動かなくなった。よほど血がまずかったのか、ずいぶんと恨まれているようだ。刺されたあとも、まだヒリヒリする。
それでもこうしてブログを書いているのは、今日佐藤秀司先生に会って、ブログについてほめていただいたからである。
佐藤先生は実に優しくて面白い先生だ。少し前にも、佐藤先生、そして竹部さんに会った。このお二人に会ったあとは、知人のお通夜などには出ない方がいい。つい思い出し笑いをして、ひんしゅくを買うことになる。このときもどちらから言い出したのだったか、浮き輪の話になった。ゴムの浮き輪じゃありません、お腹のまわりのお肉の浮き輪です。理事の先生と浮き輪の話ができる連盟がほかにあるだろうか。
あまりおかしかったので、一人になってからも浮き輪のことが頭から離れなかった。ふとこんなことを考えていた。
今日の戯言。「ひとの器の大きさは、浮き輪の大きさで決まる」


紫陽花がきれいに咲いています。パソコンでないと、写真の添付の仕方がわかりませんでした。悪しからず。

 〇〇ゾーン|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

〇〇ゾーン
今日はお土産のお菓子を持ち、豊川先生Tシャツを着て、友人の家へお邪魔ムシ。やることはもちろんおしゃべりと将棋。普段は吹っ飛ばされているのだが、今日は豊川Tシャツが友人の集中を妨げた模様。
上図は今日指した将棋の一変化だ。先手の私が、73の銀を、▲73角成と喰いちぎったところ。なんたる暴挙!さて次の一手は?いえいえ、投了じゃありません。ヒントは、タイトルの「〇〇ゾーン」。
先日の棋聖戦第1局の指し直し局で、後手の羽生先生が▽27銀と打った。ああいったそっぽの場所に羽生先生が銀を打つと、「〇〇ゾーン」と言う。なぜ〇〇と表記しているかと言えば、恐れ多くて私には羽生先生を呼び捨てにできないからである。もう一人呼び捨てにできないのは、師匠の所司先生。
そう!答えは▲74歩...と見せかけて、▲83銀。▽62飛でどないすんのや、とお尋ねですね。そこで▲74歩。歩成りを受けるとすれば▽64角だが、そこで▲73歩成▽同角▲74桂▽61飛に▲72銀成。(下図)
あら不思議!飛車角の両取りがかかりました。

〇〇ゾーン

 おまけ|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

おまけ

今日は対局の記録係。朝から良いことづくめだった。

記録の準備をしていると、奨励会の子たちが、机や盤を出したりと、親切にしてくれた。対局のときの六寸盤、私のようなカヨワイ女にとってはけっこうな重さで、持ち上げたとき、腰にピリピリと電気が走ることもある。万が一足の上に落としたら、ピリピリどころじゃない激痛に絶叫することは必至だ。その上、盤に傷がつけば、弁償させられるのである。そういう理由がないにしても、親切というのは嬉しいものだ。

普段会えない友達に何人も会った。
大阪から遠征してきた智穂ちゃんを三階の事務所で発見(写真)。後ろから隠し撮りしていたら、気付いて前を向いてくれました。女流棋士のほかにも、師匠、所司和晴七段も対局でいらしていたのだが、こちらは残念ながらお会いできなかった。

帰り道、お花屋さんに立ち寄った。最近、記録のあと、自分へのご褒美に花を1、2本買っていくようになった。
お花屋さんのお姉さん(一人はかなりの美人だ)が花を取りだす際に、誤ってまわりの花を一本折ってしまった。私のせいではないが、無関係でもない。少々罪悪感を覚えながら、買った花を抱えて帰ろうとすると、
「おまけ」
と言って、その折れた花もつけてくれた(写真のオレンジ色のピンポン菊)。

これは神様からの応援のメッセージに違いない!明日の記録も頑張らなくちゃ。

おまけ

 漫才将棋|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

漫才将棋

久しぶりの将棋教室。もう定年退職してはいるが、見た目も中身も若々しく、面白おかしいIさんとHさん。Hさんの対局中、ずっと茶々を入れるIさん。まずは対局前。
Iさん「最近は、女性に年齢を聞くとセクハラになるんだよな。年齢を聞いていいかどうか聞いてから、年齢を聞かないといけないんだよな」
???なんか混乱してきたぞ。
図の局面。下がHさん。Iさんがわきから口出ししている。
Hさん「あっ!二段桂」
Iさん「嫌だね、二段桂。次から次へと桂が飛んでくる」
いやいや、飛んでくるのは1枚だけです。嫌なら先に受けましょう。
Hさん「金底の歩!」
Iさん「金属の歩、岩より堅し」
金属の歩?確かに堅そう。
Hさん「唯一の逃げ場所」
Iさん「唯一の負け」
よく読んで。すごい違いですよ!
Hさん「相手玉に詰めよがかからない」
Iさん「詰めよ!って言えばいいんだよ!」
ここに至って私は笑いが止まらなくなり、机に突っ伏してしまった。もう、仕事になりません。

 棋聖戦第1局|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

棋聖戦第1局

棋聖戦を観戦していたら、ちょうど千日手が成立した。もちろん私は大歓迎だ。プロになる前から、ただ棋譜中継を見るだけのために、一日開けているのである。王座戦の千日手のときは、携帯を片手に持ったまま寝てしまったが。
「指し直しに名局なし」とは言うが、そもそも私は名局かどうかなぞ判断できない。両者秒読みになって、最後に悪手を指した方が負けという混沌とした局面の方が、対局者の棋風が出る。最近鳴りを潜めている永瀬六段の大山流の受けや、羽生棋聖の「相手のお株を奪う」指し回し(ときどき私にはそう見えます、勝手にすみません)が見られるかもしれない。
スポーツは身体が駄目になったら続けられないが、将棋はこうして一生楽しめるんですよ、皆さん!

 便利な世の中|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

便利な世の中

これから外出しようという父が、家の中をオロオロと歩き回っている。
「メガネ、メガネ...」
手伝ってやろうかと顔をあげて父の方を見ると、その顔にきちんとメガネがかけられているではないか。携帯電話を持ったまま、「携帯、携帯...」と探し回るのは時折あることだが、メガネをかけたままメガネを探しているのは、初めて見た。受験のストレスでべそべそ泣いている私を見て一言、「もっと勉強しなさい」と叱った父も、かわいくなった。
出掛ける間際、母も買い物に出ていることに気付き、
「お前、ちょっとの間、ひとりだよ」
はいはい、一人で家にいるくらい、大丈夫ですよ。

便利ここに極まれり。
最近のスマホは、メモ帳にメモすると、ウェブ上に保存してくれて、スマホ自体が壊れても心配ない。いつからこんな機能がついたのだ?(ちなみに私の「ウェブ」のイメージは、空の上の雲である。私がスマホのメモ帳に書き込むと、小さい粒子のような文字がフワフワと上空に飛んで行って、渡辺と名のついた雲の一部となる。ある日、雲の上の神様が、皆があまりに残忍な悪だくみばかり保存するので、「すべてのファイルを削除」してしまうのである)
私は自分の予定を覚えられないので、必ず手帳に書く。手帳をなくした場合に備えて、もうひとつの手帳にも書く。すぐ見られるようにカレンダーにも書く。地震ですぐに家に帰れない場合に備えて携帯にも打ち込む。
煩雑になりすぎて、予定を間違える。
こういう心配も、もうしなくてよいのである。

写真は、今月の将棋世界。竜王!!

 お勉強|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

お勉強

将棋の勉強中である。
現役棋士の中に佐藤姓は6人。佐藤天彦名人、佐藤康光九段、佐藤秀司七段、佐藤紳哉七段、佐藤和俊六段、佐藤慎一五段。
こうやってじっと皆様のお名前を見ていると、将棋が強くなりそうだ。将棋だけでなく、皆様で弦楽四重奏などもできそうである。
この度、名人位についた天彦先生。自分は記録なら何度もとったことがある。2年前にとった、B級1組順位戦、村山慈明七段戦が最後だ。これからはそうおいそれと記録係を希望するわけにもいかなくなってしまった。ちなみに対局しているのは矢内さん、千葉さん、斎田さん。
天彦先生の将棋は(あくまでも私の印象です)、受けのお手本のような将棋で、危なげがなく、終盤も圧倒していることが多く、実は記憶に残りにくい。「なんかわからないけど、強かった」というイメージだけが残る。
一度天彦先生が持ってきた遅延証明書を、終わったあと持ち帰って、次の育成会のお守りにしたことがある。育成会の勝敗がどうだったかは忘れてしまったが、しばらくの間、財布の中にしまっていたから、調子が良かったに違いない。
今日のお勉強は、ここまで。
写真は将棋会館の近くに咲いていた、セイヨウイワナンテン。

 名人戦|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

名人戦

先日、中村真梨花ちゃんにお昼をご馳走になった。
将棋会館のとなりの健保プラザで昼食を食べたあと、伝票の取り合いが始まった。「いや、私が」「いえいえ、ここは私に」顔は笑っているが、手にこもる力はけっこう本気だ。
はたと気付いた。ここは真梨花ちゃんにおごってもらって、後日、彼女をだましてうんと高い店に連れて行き、もう食事も終わるという頃、
「あっ、師匠から電話が!」
と言って、携帯を取るフリをして伝票を取り、そのまま支払いを済ませるというのは、どうだ?
そう思ってご馳走になってはや一週間。さて、私が忘れないうちにこうした機会が訪れるのかどうか...。

佐藤天彦八段、強い。横歩取りで名人を取った棋士と言えば丸山忠久九段。後手の85飛戦法(先手番の角換わりの方が主力戦法だったかもしれないのだが)で当時の佐藤康光名人から名人をとったのが平成12年、16年前になる。そして2年後、森内俊之八段(当時)が丸山名人から名人位を奪取してから、名人位についたのは、羽生名人、森内名人のみ。
この16年の間に私は将棋をはじめ、85飛戦法対策を頑張って頑張って覚えたところで、85飛戦法自体、あまり指されなくなってしまった。今は84飛が主流である。
おっと、忘れていた。
佐藤八段、おめでとうございました。どうしたら84飛戦法に勝てるか、そのことを解説した本を出してくださることを期待しております。

 すごい(2)|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

喉が渇いて入ったお店で見つけた、ダイエット飲料。どんなものだろうと手に取って飲んでみた。
「△△△!!!???」
汗だくで家に帰り、そのままお布団へ...ひょっとしたら苦手な乳製品分が含まれていたのかもしれない。一夜明けた今でもまだ胸のあたりに違和感が残っている。最近、本当にスタイルのきれいな人が多いが、努力の結果だとしたら、すごいことだ。
朝から失礼いたしました。

 すごいね!|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

すごいね!

家から歩いて少しのところにあるお寺様の玄関口の標語。
「『ダメだ!』ではなく『惜しい!』 日本ほめる達人協会」
ほめる達人の会。こんな面白い協会があるなんて、初めて知った。
確かに子供のころ、「惜しい」と言われた記憶がない。日本は、成績は良か不可のいずれかであり、責任は「惜しい」ことにする国である(私個人としてはありがたい)。
将棋をはじめてからは始終「惜しい」と言うようになった。しかしこのときの「惜しい」は誉めていない。ダメ、即ち負けと同義だ。
私を一番誉めてくれたのは弟である。いつも英語で " Good! " と言ってくれた。些細なことを誉める適当な日本語がないのだろう。
「安売りのお豆腐が手に入ったよ!」
「良かったね」
「すごいね」
「素晴らしい」
「よく頑張った」
日本語だとどことなく嫌味に聞こえる。
ひょっとしたら日本は誉めることが嫌いな国なのかもしれない。協会の皆様、今後のご発展お祈り申し上げます。(嫌味ではありません)

 カード入れ|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

カード入れ

何々恐怖症、という言い方をすることがある。自分は強いて言えば、虫が苦手である(敢えて怖いとは言わない)。
昨日のこと。服かカバンにくっついてきたのだろうか、部屋の床に何か落ちていると思ったら、かわいいかわいいテントウムシだった。とたんに腰が抜けて、盛大に尻もちをついた。パニック状態なので、痛みは感じない。テントウムシ君が思わぬ動きをするとまた腰が抜ける。虫の方にしてみれば、大地震がきたような衝撃だろう。
部屋に虫コナーズやらパボナやら、虫よけだらけなので、早く表に出さないと死んでしまう。紙をテントウムシ君の前に置き、這いあがったところにおわんをかぶせて、そのまま窓の外へ放り出した。虫のいたあたりを雑巾がけし、手を洗って一件落着。
もちろん虫が死ぬとかわいそうだと思うわけではない。私は生きている虫より、その死がいの方が、いっそう苦手なのである(怖いわけではない)。理由は自分でもわからない。虫以外で、死がいの方が嫌なのは、人間だ。人間と同等に感じているとは、私は虫が苦手なのではなく、実は虫を尊敬している...のかもしれない。

写真は父へのプレゼントの、カード入れ。四半世紀前に作ったものがいよいよダメになってしまったというので、新しいものを作った。子供の頃より不器用になってしまって、形は歪むわ、縫い目は荒いわだが、なんとか仕上がった。

 囲碁部|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

囲碁部

将棋連盟の囲碁部へ行って来た。写真はそのときに教わったことをメモした囲碁ノートである。最近は言われたことを書き留めないとそのまま雲散霧消し、次にまったく同じことを言われる羽目になる。それでは私の遠い目標、飯野愛ちゃんに遊んでもらえなくなる(ちなみに愛ちゃんも初心者である。あとで彼女に怒られそうなので付け加えておく)。
私は何でも初心者としてのレベルが低い。山で例えるなら、みんなは1合目付近から登り始めるのに、私だけ地下から地上へ出るところからスタートするようなものである。凝り性なのでそのうち追いつくこともあるし、取り残されたままのこともある。
この日囲碁部に遊びに来たイケメン某棋士とイケメン某奨励会員、この二人は明らかに初期値が高かった。とくに某奨励会員は初心者とは思えぬ強さで、囲碁を打った経験だけで言えば、私の方が多いはずなのに、手合い違いであった。その日いらしていた指導の先生に、「はじめから強い人がいるんですか」と聞くと、
「はじめから強い人はいないけど、始めたときのレベルが違う人はいる」
とのこと。私は自分が将棋を覚えたころのことは覚えていないが、将棋は、始めたときのレベルの違いより、どちらかと言うと伸び方の違いで差が出る気がする。
何はともあれ、楽しい1日であった。

 天国と地獄の答え|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

天国と地獄の答え
昨日の天国と地獄は、A:▲84同馬 が正解。
▲84同馬以下、▽同歩▲73銀▽83玉▲93成香で、後手玉は即詰み。
B:▲82馬 は▽62玉で王様を逃がしてしまう。これは粘られている間に、
「あれ?さっき▲84同馬で勝ってたじゃん!」
と途中で気付いて動揺し、そのせいで悪手を連発して混戦模様となり、ヒドイ、ヒドイと独り言ちながらグダグダと悪手の応酬が続く「グダグダ地獄」へ真っ逆さまである。
さて、明日は対局。天国か地獄か?それは開けてみてからのお楽しみ。

 天国と地獄|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

天国と地獄
写真は野田澤彩乃ちゃんが言及していたミディラン。ミディランは「手のひらサイズの胡蝶蘭」と言われる、通常の胡蝶蘭よりひと回り小さな、それはそれは、かわいい、かわいい、かわいい胡蝶蘭のことだ。私はこの胡蝶蘭が大大大好きで、「コチョちゃん」と名付け、日々「かわいいね、かわいいね」と話しかけている。こうすれば、もっともっときれいに咲いてくれるそうである。
私の両親、特に母は花が好きで、今、庭にはジャーマンアイリス、クレマチス、そしてジャスミン(すごい香りだ)が満開だ。父もバラのようないい匂いのする花が好きだが、先だってヒヤシンスのことを、
「モニョモニョモニョッてなってる花」
と表現したあたり、自分の好きな花以外はそれほど関心なさそうだ。一方、母にシャクナゲとはどういう花か尋ねたとき、
「ボタンとツツジを合わせたような花よ」
と返事した。近所に植わっているシャクナゲの植え込みを見て、すぐにそれとわかった。モニョモニョした花と言われても、何のことやらさっぱりだ。
「モニョモニョはあんたのテンパだろ!」
と思わず言い返したくなる。
天国と地獄
本題です。上の図面をご覧ください。某日某所で、某女流棋士とのバーサスで指した将棋。局面は、後手の私が、▽73銀を力強く▽84銀と上がったところである。
さあ、先手の次の一手を当ててください。勝手ながら、勝又先生の「天国と地獄」をマネさせていただいて、次の二つの選択肢のうちの一方は天国、一方は地獄でございます。
A:▲84同馬 B:▲82馬
ヒント:相手の、まるで勝ったかのような手の震えに惑わされないで。
答えは明日!

 女子会|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

女子会

初めて母と女子会を開いた。どちらが女子かって?どちらも女子です。人間の性別は2種類しかないのだから、男子じゃないものはすべて女子である。
何を話したか、ほとんど何も覚えておらぬ。母とおしゃべりをすると、双方内容を忘れて、まったく同じ話題で再度、盛り上がれるのがいいところである。

今日はヤマダチャレンジ杯の竹俣室谷戦を読み返した。佐々木勇気五段、両対局者を励ます気持ちのこもった、温かい解説で、気持ちよく、また面白かった。最後、紅ちゃんの終盤を「気づきにくい寄せ」と表現したところは、単に「鋭い寄せ」と言うより、紅ちゃん本人も嬉しかったのではないか。「気づきにくい」と言うのは、その棋士の個性に対する褒め言葉だ。
自分の将棋も解説していただきたいが、さていつになることやら。

写真は横浜の、「港の見える丘公園」のバラ。ラベンダーやビオラも満開で、素晴らしい眺めだった。

 名人戦第3局|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

名人戦第3局

昨日は倉敷藤花戦の記録係を務めていた。
このところ対局場や対局開始時間が変則的で、都市センターホテル14時開始との連絡を受けた。家を10時に出発、総武線に乗るべきところを中央線に乗り、御茶ノ水駅で引き返すハプニングに見舞われるも、無事12時に麹町駅のホテルの部屋に到着した。
その日対局の真梨花ちゃんとのおしゃべりに夢中になり、当のご本人がその部屋にいらっしゃるのも気付かず、
「中座先生カッコイイ」
などと相変わらず年甲斐もないことを言い(ホテルの部屋というのは、ベッドの上から出入り口が見えないように作ってあるのか?)、直後、全身汗だくになりながらカバンで顔を覆う羽目になった。
写真は、その時に私の魂が飛び去って行った、都市センターホテル22階の窓からの眺望である。

終局後、名人戦の棋譜中継を見に中継室へ駆け込んだ。
最近の横歩取りは難しすぎる。「こちら名人戦新幹線、次の停車駅は34飛車、34飛車、お降りのお客様はお忘れ物のないようお仕度ください。Attentiion
please...」この駅降りてみたいけど、迷子になるから、降りません。
「大変お疲れさまでした。次は終点、アマヒコ先生、アマヒコ先生。The next stop is Amahiko-sensei terminal.」
こちらの電車は乗り過ごしに気付いても、降ろしてもらえないようだ。

 便利なもの|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE


便利なもの

これは...?
クイックルワイパーである。私の部屋の掃除器だ。これを購入してからというもの、部屋を掃除する頻度が、300倍になった。戦端の方に雑巾をつけて床を滑らせるだけなので、実に楽ちんである。お隣の部屋でお休み中の父上に、
「うるさい...」
と下着一枚の見苦しいお姿と不機嫌なお顔で怒られる心配もない。
便利なものができたものである。

なぜ急にこんなもののことを思い出したかと言えば、昨日、図書館で借りていた本が、返却日間際にもかかわらず、まだ読み終わりそうにないことに気付き、延長手続きをしたためだ。
図書館へ通うようになったのはつい最近。本を買うお金が、おっと!ないのではありません、節約しなければならないと思うようになった。はじめは他人が触った本だと思うと気持ち悪く、寝転がって読んでいて、うっかり顔の上に落としたりすると、
「ギャッ!」
と飛び上がった。いえいえ、本は飛び上がりません。私が飛び上がったんです。
しかし人間には「慣れ」という、素晴らしい能力が備わっている。1年もすれば、なんてことなくなるものである。
さて、延長手続きの話だ。今までは申し訳なくていったんは返却していたのだが、どうしても続きをすぐ読みたくて、延長できることを思い出した。
今の図書館は、図書館のホームページから、ボタンひとつで延長手続きができる。あまりにも簡単で、一瞬あっけにとられた。
便利な世の中になりました。

便利なもの

 ハチミツ|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

ハチミツ

思いがけず、千尋ちゃんからハチミツをいただいて、朝ゆっくりできるときには(ほとんど毎日だが)お湯に溶かして飲んでいる。
自分は冷えると生姜湯を飲む。すりおろしたショウガとハチミツをお湯に溶かすのだが、夏だし、そもそもショウガが好きなのではなく、ハチミツが好きで飲んでいるので、今はショウガ抜きの生姜湯である。

少しずつ風味の異なる3種類ハチミツが、小さな可愛らしいビンに入っていた。食べ終わったあと、この入れ物のビンを捨てるのがもったいなくて、お花を活けて飾ってみた。将棋よりセンスある気がするゾ。

 マイナビ第3局|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

マイナビ第3局

ももちゃん、強い。どう表現するのかわからないのだが、悪くなってからの勝ち方がうまい。▲81歩成に▽42金と逃げたところ、例によって私はため息が出た。私では百遍やっても彼女には勝てない。小学4年生のあの小柄な可愛らしい女の子が、実は化け物だったとは。
内容の方はどうか?...なんせ私の苦手な終盤戦が長いものだから...。
精神論的には、そう、この▽42金に▲58金寄で、「誰がどう見ても先手優勢」になったことが、由紀ちゃんにとってはまずかったのである。そこしかわかりません!
1手差が100手差になると、精密な脳ミソほどバグを起こすものだ。終盤は駒の損得よりバグを起こさないことの方が大事なのである(注:私が今、考えただけだが)。もちろん相手を混乱させることは局面を混乱させるより難しい。王手放置も相手が混乱すること請け合いだが、残念ながら相手が混乱したままでも結果はこちらの負けなので、失敗だ。

私はと言えば、対局開始時間が遅いので多少イライラしながら、花屋さんでお花を買っていた。何度聞いても忘れてしまうが、この花の名前はピンポンマム(ピンポン菊)。私の大好きな花である。
子供のころ、この花の名前を父に尋ねたら、「この花の名前はナハイルマ」。そのときは素直に信じたが、ナハイルマ...ナハイルマ...マルイハナ...丸い花。

 母の日|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

母の日

木曜日に「美容院」をプレゼントしたものの、やはり当日にお花を買わないと、物足りない。写真の花は近くのスーパーの中の花屋さんへ行って、買ってきたものだ。あまり次々と貢物をすると、
「何か後ろめたいことがあるのではないか?」
疑われかねないので、こっそりと花瓶に活けて、居間に飾っておいた。
中央のピンクの花(ガーベラの一種らしい)が主役のようだが、実はうしろの緑色の小さな菊と、紫色の花がほしくて買ったのである。しかし緑と紫だけの花束だと、まるで供花のようになってしまうので、ピンク色のものを足したのだ。
夕方になり、食事の準備のために居間へ降りてきた母が、花に気付いた。
「あなた、菊が好きなのねえ」
と言いながら、花を眺めている。菊は一種類のはずだけど...と思ってよく見ると、このピンクのガーベラ、菊にそっくりなのである。むしろ、花屋さんが間違えたのじゃないかと思うほどである。供花に見えないようにと足しておいたはずのピンクの花が、菊だったとは...。
あれこれ悩まずに、母の日用にアレンジされたカーネーションを買ってくるのが手堅かったようだ。

 抱負(1)|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

抱負(1)

ゴールデンウィーク、将棋ファンの皆様方におかれましては、心置きなく毎日将棋に打ち込んでおられることと思います。私はこの一週間、寝ても24、覚めても24、ゴールデンウィークの間中、秒読みに追われていた気がする。

さて、今日熱戦のあとのひと風呂を浴びに階下へ降りて行くと、居間からテレビの音が聞こえてくる。普段母が食事を準備しながら見ているクラシック音楽ではなく、何かのスポーツだ。相撲だろうかとのぞいてみると、私の大好きな体操競技が映っており、私の大好きな内村航平さんが最後の鉄棒の演技をやるところだった。
体操競技が好きとは言っても、自分ではできない。小、中とマット運動や跳び箱の授業があったが、腕立て伏せも逆上がりもできない自分は、倒立のテストのたびに頭頂を体育館の床に直撃させ、跳び箱のテストのたびに、尾てい骨を跳び箱のすみに打った。自分の苦手なことだから、余計にかっこいいのである。
ウッチーはすでにオリンピックの選手に決まっているそうで、
「ウチムラは失敗しても大丈夫なのよね」と母。
母は、いつも失敗するのではないかとハラハラして見ているのである。
「じゃあ、私がウチムラの変装をして、かわりに出てもいいわけ?」と私。
「そうよ」
解説者がしきりに最後の着地、最後の着地と繰り返しているが、私が出たら、こんな感じだろう。
解説者A「最後の着地、決まりましたね」
解説者B「そもそも一度も地面から離れてませんけどね」

長くなってきたので、続きはまた明日。写真は椿の花。

posted by KetaiPost

 研究会|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

研究会
研究会

「春過ぎて夏来にけらし 白妙の衣干すてふ 天の香具山」
百人一首の中で一番好きな歌。夏が来たと言っているから、ちょうど今頃かと思いきや、7月中旬、梅雨が明けてからの歌だそうだ。
高校のとき、百人一首大会があった。大会前、資料集の和歌のページを読み始めて、すぐにさじを投げた。どの上の句と、どの下の句を組み合わせても、まったく違和感を覚えない(実際に和歌とはそういうものである気もする)。そこで上の一首のみ、暗記していった。ずっとこの歌をモゴモゴ、繰り返しながら生活したため、今でも頭の片隅に残っている。もちろん結果は大敗した。

今日は私の優しい優しい友人N.Aちゃん(彩乃ちゃん)に将棋を教わった。彼女と指すのは久しぶりで、嬉しさのあまり「お願いします」とあいさつするかわりに思わず「バンザーイ」と両手をあげてしまった。
ここからは盤上におけるミステリーをご紹介しよう。
はじめの図面は後手の私が▽57歩成とと金を作ったところである。すでに桂得をしており、振り飛車優勢である。
ちょっと目を離すと、あら不思議!さきほどの局面から「私が」攻めに攻めまくって、気が付くと第2の局面に。
攻めていたのは後手の振り飛車側を持つ私だったはずなのだが...。この事件はどんな名探偵も首をひねるに違いない。

 メーデー|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

メーデー

今日は労働者の日。
「第1の8時間は仕事、第2の8時間は休息、残りの8時間は好きなことのため」この目標を掲げたのが1886年、130年前のことなのだから、驚きだ。ところで棋士は仕事も好きなことも将棋だから、
「0時間を仕事、8時間を休息、残りの16時間を好きなことのため」
ということになるのか?逆に130年くらい時代を先取りした生活である。

我が家ではこの5月1日は両親の結婚記念日でもある。
夜リビングルームへ降りて行くと、きれいな紫色の花の植木鉢が飾ってあった。両親の記念日のことなどすっかり忘れて、ひょっとして私に買ってきてくれたのかと思い(うちでは誕生日を祝うのが数年に一遍であるかわり、何ということもない日にプレゼントをされることがある)、ニヤニヤして「私に?」と花を指さすと、
「40年」
と父。ニコニコしている父を見てやっと結婚記念日のことを思い出した。
それにしても40年とは、大したものである。「結婚は人生の墓場」と言うのが父の口癖だが、40年ともなれば、お墓どころか、仁徳天皇の古墳のようなものである。
ちなみに常にクールな一方の母は、お隣でテレビ画面から目を離さず、
「50年は無理よね」
おやおや。

 マイナビ第2局|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

マイナビ第2局
マイナビ第2局

室谷由紀ちゃん、お見事な戦いぶり。たこ焼きパーティーでたこ焼きを作るときのようにポンポン、ポンポンさばきにさばいての快勝。
自分は同じ日に対局で、負けたあとだったのだが、なぜか見てて調子に乗ってきてしまった。
「由紀ちゃんの伝記、書いてあげるよ!」
よく考えたら、由紀ちゃんのここまでの活躍ぶりはみなさんご存知の通り。逆にみなさんが知らないことは、書けない情報だ。書いてもよくて、調べてもわからないこととはなんだ?
あった、あった。育成会のときです。
「由紀ちゃんプチ伝記」
自分と由紀ちゃんは2008年10月~2009年4月までの半年間、育成会で二度指していて、1勝1敗。ちなみに由紀ちゃんはその後、2009年10月、16歳で女流3級に昇級した。
御多分に洩れず、自分も負けた将棋しか覚えていない。これだけ前だと、負けた将棋でも半分くらいしか覚えていない。その点、ご容赦を。

局面は先手▲が由紀ちゃん、後手▽が私。由紀ちゃんはそのとき関西で流行っていた中飛車穴熊を採用。穴熊なのに端の位をとっているのが特徴で、こちらは銀冠まで組んで端を逆襲できれば成功だ。
1枚目の写真は先手の由紀ちゃんが▲46歩と突いたところ。つねに楽観的な私も、この手を見てドキッとしたのをよく覚えている。
2枚目の写真は次の一手のような、銀のタダ捨て。私が銀取りに▽44歩と打ったところ、由紀ちゃんは迷わず▲34銀!仕方のない▽同金に▲75角の飛車銀両取りで技あり。
その後、私の▽76飛と逃げた手をとがめて▲89飛から飛車を成りこみ、先手優勢となった。

将棋だけじゃ伝記ぽくないから、ひとことそれ以外のお話を。
由紀ちゃんはこのときまだ15歳、私は29歳。マイナビの一斉予選のときはお化粧をし、おしゃれもしていて、大人っぽかったが、育成会は制服で来ていた。
最初の日、キャリーバックに手を置き、不安そうに下を向いて、「よろしくお願いします」と言ってきたときは、とってもかわいかった。
もう7年前だよ、由紀ちゃん。

 春眠暁を覚えず|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

春眠暁を覚えず

スギ花粉の終わった、梅雨前のこの時期は実に気持ちいいですね。寝れば寝るほど眠くなる。そうやって極楽気分で布団の中でもそもそしていたら、ご近所のお屋敷で木の剪定が始まってしまった。
「ブーン、ブーン...ガササ、ガササッ...」
と電動のこぎりで枝を切る音が一日中聞こえてきて、うるさくて仕方ない。3日ほど手入れをしていたお屋敷のお庭を外から見たら、実にすっきり刈り込まれていた。その写真です。
もちろん普段はこうした大きな木のあるお庭が近所にあるだけで、気持ちが良い。

名人戦2局目、矢倉とはびっくり。なんせ天彦先生は2年以上、3手目▲26歩とついていたのだから。
そして最後もびっくり。「なんだかんだ言っても、結局は羽生先生が勝つナンタラカンタラ...」という、あの準格言を思い出していたら、なぜか私の専売特許であるはずの、「詰みの見落としによる逆転」が起きたのである。私には「羽生先生なら簡単に見つけたはず」の詰みなのか、「秒読みでは見落としてもおかしくない、難解な詰み」なのかわからず、なんとも言えないのだが。
ともあれ、これで名人戦が盛り上がってきた。
第5局へ行く予定の皆様、山形への切符、お忘れなく!

 棋聖戦|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

羽生棋聖への挑戦者は、村山七段と永瀬六段の勝者に絞られた。どちらも初挑戦でとても楽しみ。そしてどちらが挑戦してもバリバリの最新定跡形になりそうである。
「この将棋は1局目とそっくりですが、端歩の関係が違います」
「端歩をつくタイミングが違います」
ここで安食さまあたりが、(どういう違いがあるんですか、じゃお話が長くなってまずそうだし、何を聞けばいいのかチンプンカンプンだし、どうしようかしら)と困って
「あっ、髪型も違いますね」
と言って楽しい解説会にしてくれそうである。

最近、寝るのが大好きな自分にとって、ちょっとした悩み事がある。
私のアナログ式の目覚まし時計だが、7時に起きるようセットして、7時に寝ると、鳴り出してしまうのである。当然と言えば当然だが、ずっと携帯のアラームを使っていた自分には衝撃だった。
ちなみに携帯アラームは父親から「うるさい」と禁止されてしまった。
12時間も寝て自然に起きられないのか、というご意見には反論できませんが...。

 庭の花|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

庭の花
庭の花

熊本地震、怖いですね。阪神・淡路大震災は1月17日、東日本は3月11日、とんでアメリカ同時多発テロが9月11日、どうも10日から20日の間は悪いことが起こる。皆様、ご無事でまた元通りの生活に戻れますように。

庭のシャガの花が咲いた。
4月になると咲く、小さなアヤメのようなきれいな花である。実は先月、危うく雑草と思って抜いてしまうところだった。ちょっと花を隠して、葉だけの状態をご想像ください。このシャガ、少し植えれば庭中にどんどん広がる。花がないと、まるで背の高い雑草が庭に繁茂しているかに見えるのである。
「抜こうと思った」と母に言ったら、実際たまに抜いているという。放っておくと増えすぎるそうだ。

家に父の元学生であるご夫婦がヴェトナムから訪ねて来ていた。
両親とかわいらしい小さな娘が二人。奥さんが私の方を見て曰く、
" We're his children. " (私たちは彼の子供よ)
え?こちらの旦那さんに見える男性が父親で、この女性と小さな女の子が3人姉妹??
このご家族の各人の年齢がどうなっているのか、私が目を丸くしていると、
「俺の学生」と父が呆れたように一言。
私の父のことを、父親のように大事な恩師と思っています、って言ってくれたのね。お恥ずかしい。

 マイナビ1局目|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

マイナビ1局目
マイナビ1局目

ももちゃん恐るべし。今日はさすがに由紀ちゃんが勝ったと思った。終盤戦になって、まるで私が乗り移ったかと思われるような展開になってしまった。これは、本人も「勝った」と思ってしまったのではないか?将棋、「勝った」と思った瞬間は、頭金までの詰めろがかかっているくらい危険である(私にはその程度しか、敗因がわからない)。
何はともあれ、お二人ともお疲れさまでした。次局の(お着物も!)期待しております。

写真の花は、先日私が秘密の儀式より、こっそり二人分持ち帰ったバラである。その儀式では、秘密の兄や姉、ふたつの部族とその族長とで、とある二人の通過儀礼が執り行われた。特別に用意された豪華な料理を食べ(私の大好物であるホタテの料理が二品もあった)、族長やその他の者によるありがたきお言葉に耳を傾けた。神聖かつ幸福な一日であった。(詳しいことは申し上げられず申し訳ないのですが、なんのことかわかりますね?)
二つ目の写真は、玄関で見つけたハエトリグモのくもっち。私の部屋には「虫コナーズ」が置いてある。蚊が寝ているときにうるさいからであって、クモまで追い払うつもりはない。先日、とある連盟職員の方に「蚊が死んでしまうような薬品を部屋に置くなんて、クモもいなくなっちゃうでしょ」と言われて、悔しいのでクモの証拠写真を撮った。くもっちは元気だ!

 名人戦二日目|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

名人戦二日目

名人が強すぎる。天彦先生の得意中の得意戦法である横歩取りだったはずの戦形を、いつの間にか対抗形に変えてしまった。こんなマジックがあるとは。新・羽生マジック。戦形変換術。
そのうち、対抗形だと思っていたのが、いつの間にやら横歩取りになっているかもしれない。

今日、ひょんなことから郷田王将にお会いした。名人戦の携帯中継を見すぎて、プチ・羽生マジックに頭をやられていた自分は、急に名人戦と王将戦がいっしょくたになってしまい、「あれ?郷田先生、今日タイトル戦じゃないの?」と凍り付いた。別に羽生先生の不戦勝とはなっていないし、実際さっきから相手の人も指してるし...プチ・マジックが解けてまた正常に頭が働くまで数分かかった。恐るべし。

先日の大雨で半分以上の花が枯れてしまったプリムラ・ジュリアン(実際は違う花なのだが、また忘れてしまった)が元気に復活。

 名人戦|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

名人戦

ブログ更新係があまりに名人戦に熱中して、ブログをアップするのをお忘れだといけないので付け加えておくが、今日は名人戦1日目。桜舞い散る中の名人戦になりました。
自分はまったく定跡を知らないうら若き日々より、横歩取りを指していた。横歩を取る側、先手である。45角戦法では常に駒損し(反省することも知らんのだから、毎回はまるのである)、85飛戦法には常に角を換えて▲36歩、▲35歩と馬鹿の一つ覚えのように桂頭を狙った。
これだけ長い付き合いのある戦法が、今まったくわからない。形勢はどうなんだろう?まずはじめに、対局者の名前を隠します。(羽生名人の名前はどうしても形勢判断を狂わせる)これは駒の損得より重要。
うーん。▲77金が、なんか嫌。いつか▽28歩と打たれそう。後手良し。
では今度は盤面(というよりスマートフォン)をひっくり返します。自分は楽観派だから、逆から見るとまた違う感じがするかもしれない。
楽観派だから、余計良く見えると思いきやそうでもない。ダメだ。どうしても角の上にある「HABU」の文字が...(呼び捨てにするとバチが当たりそうで、ローマ字でごまかした)。あの▲77金が、羽生名人の金だと思うと、角や桂のようにすっとんできて襲いかかってきそうだ。
で、で、で、でも、なんとなく後手が良い気がします...。
封じ手予想。▽74歩。▲82角気になるし、将棋は飛車だけ動かしててもつまらい。▲37銀にどうするかは、内緒です。
最近は本当に「横歩三年の患い」だ。横歩を取るか取らないか以前に、「もう考えるの面倒だから飛車振っちゃおうかな」と、▲26歩を突くところで早くもため息をついている。「▲26歩三年の患い」。

 南十字星|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

南十字星

南十字星とは、普通は南十字座という、最も小さい星座のことである。英語ではサザンクロスというそうだ。ゲームの中の武器か何かの名前のようだ。
今日買ってきたこの観葉植物が「南十字星」と言う名前なのである。星座の名前をそのままとったらしい。自分は花の方が好きなのだが、花が枯れたときにとても寂しい気持ちになる...ではなく、花が枯れると世話を忘れて、そのまま植木自体を枯らしてしまう、いい加減な人間である。観葉植物であればそういうことはなかろうと、ここのところ花のついていない植木を買っている。
もちろんワンコインで購入できるお値段ではないので、ほしいときにいつも買うわけではない。今日は、女流親睦会の残務整理が(望むらくは)終わった記念に買ってきたのだ。
そう、工事中の連盟に侵入し、「そこは通れません」「そっちから行ってください」と現場の職人さんたちの邪魔になりつつエレベーターのところまで行き、「女流棋士室を開けてください」と守衛さんの仕事を増やすのも、今日でおしまいだ。
皆様にご迷惑をおかけするのは、まだまだまーだまだまだ、これからですけれども。

 将棋大賞|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

将棋大賞

将棋大賞を受賞された皆様、おめでとうございます。
私としては棋王戦第4局が「名局賞」に選ばれたので満足である。
自分でもこちらを名局賞、と位置付けていたのである。
自分ごときには将棋の内容の良し悪しはわからないのだが、一年の中で一番、
「スマホの棋譜中継画面の更新ボタンを押し続け、道を歩くときは人にぶつかりそうになり、駅では電車を何本も乗り過ごし、電車に乗ると今度は降りる駅をそのまま行き過ぎ、30分で着くはずの家に気が付くと3、4時間かけて到着、玄関先でずっと立ったまま終局までスマホの画面にかじりつき、終局したときには身体が冷え切っていた」
という被害を被った将棋こそ勝手に名局、としている。竜王戦は時期が冬なので、竜王戦が名局だと風邪を引きそうになる。

写真はこの前の豪雨でちょっと元気のない、我が家のヒヤシンス。
さて、昭和22年より前にお生まれの男性の皆様。カラシ、ワサビ、七味唐辛子、カンズリ、ホウレンソウ、白菜、モヤシ、そういったものをなんて呼んでらっしゃいますか?「あの辛いの」「あの黄色いの」「菜っ葉」「野菜」などとおっしゃってませんか?(ひどいときは単に「アレ取って」と言っていませんか。)
お庭に移動しまして...ヒヤシンスは、私が物心ついたころから、母が庭に植えている花なのだが、この前、父曰く、
「あのモニョモニョモニョモニョってなってる花」
もはや語彙がインコレベル。

 花粉症記録係|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

花粉症記録係

どちらが頭でどちらがお尻かわからない毛虫のようになって棋譜を書いているのは、女流棋戦の記録係にこの人ありと言われる、ワタシ。
棋譜を書き直しているのではなく、二枚提出するうちの一枚を、対局中に書き上げることができなかったので、こうして残業しているわけだ。なんせ対局中は普段の記録の仕事に加え、鼻をかむ、鼻の中に薬を塗る、ワセリンを小鼻や鼻の下に塗る、まったく予期せぬタイミングでくしゃみをする、と大忙しなのである。
まったく、2月から4月までこのスギカフーーン!が続くとは...
鼻の中に薬を塗るとき、指を鼻の孔に突っ込むので、対局者の集中の妨げになると思い、
「どうか私の方を見ないようにしてください」
と朝両対局者にお願いをしたものの、ご覧のようにチェスクロックは記録係のすぐ隣に置いてあるものである。鼻をかむたびに中の塗り薬がとれてしまうので、ほとんど間断なく鼻に指を突っ込んでいたわけだが、さて、いかほどのご迷惑となっていただろうか。
ああ、カイイカイイ...。

 元気か超元気|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

私の弟は子供のころ喘息で、布団の上げ下ろしでさえ、ほこりをたてないよう、気を付けないといけないほどだった。弟に付き添う母に何日会えなくても、寂しく感じないくらい、ゲホゲホと苦しそうだった。それが今や、風邪のときは元気、普段は超元気、10キロの防弾チョッキでアフリカの内戦地域を駆け抜けるマッチョマンとなった。

このマッチョ君のことはさておき、今日、懐かしい名前に出会った。川田龍平さんと、乙武洋匡さんである。
私が川田龍平さんを知ったのは、おそらく私が中学生のころ。遺伝性の血友病で、幼少時にHIVに感染(よく薬害エイズ事件と呼ばれる)、HIV訴訟の原告団に参加したのが、今見ると川田さんが高校生のときのようである。今でこそエイズは薬によって寿命をまっとうできるほどになったみたいだが、当時は感染してから余命10年~15年ほどで、助からない病気だった。高校生じゃ、あと少し...と子供ながら、ショックを受けた。
それがなんと、薬局のテレビの国会中継で、安倍首相となんやかんや、やりあってるではないか。パッと見、なかなか渋い良い男である。元気とガッツはひとの1、2倍あるであろう元気印の国会議員とは。嬉しい限りだ。
乙武洋匡さんは父がその著書「五体不満足」を買ってきて、家族中で読んだことがきっかけ。たぶん私の大学時代だ。
こちらは週刊誌に女性問題がどうこうと書かれていた。本を読んだときは結婚できるものなのか想像もつかなかったが、結婚どころか、人並みに悪さもなさっているとのこと。おやおや。
ともかく、元気が一番。

 週刊将棋|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

週刊将棋

ついに週刊将棋の最終号No.1652が届いてしまった。私は週刊将棋によって、ほかの棋士、女流棋士が何をしていて、どういう人なのかを調べていた。今月どのようなイベントがあり、誰が参加するのか。どういう棋戦があり、誰が勝ち上がっているのか。今調子いいのは誰か。強いのは誰か。
これが、顔を近づけたり遠ざけたり(老眼か?)しながらネットの細かい字を、読むことによってしか、わからなくなってしまうとは!
どうやってスクラップ帳へ貼りつければいいのかも、悩みどころだ。
印刷物世代(ひつじ年三回生以上)にとっては誠に辛い話である。ちなみに写真は週将の1面で、ほかにも郷田先生と村山先生が載っているのだが、私の尊敬する兄弟子渡辺大大大先生だけを気づいたら撮っていた。(こういうことばかりして、最近兄弟子に避けられている気がする)
やはりこれは最後のページに「桐谷先生による株価予想」(週1では間に合わない気もするが)と「渡辺先生による競馬予想」と、「某渡辺女流による美男美女参加イベント情報」を載せるしかなかったかもしれぬ...。

今日カロちゃんことカロリーナさんと対局前、話した。英訳の難しい日本語と言えば、私は「すみません」「よろしく」だと思っていたのだが、カロちゃん曰く「お疲れさま」こそ、どうしても英語に直せないという。Good
job(よくやった)は近いが、負けた相手には当てはまらない。Relax(楽にして)も、仕事を終えて帰る相手には変だ。
一番興味あるのは、豊川先生の解説をいかに英訳するかなのだが、時間がなかった。マンモス!

 咲いた、咲いた|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

咲いた、咲いた

桜が咲いた!
新潟から東京へ来てわかったこと。東京の桜は本当に素晴らしい。大学時代は、九段下から市ヶ谷、四ツ谷と毎年散歩した。
もう一つ。お花見は、お花を見ることじゃない。

先日観戦記をとっているとき。まだ私よりも背の低いくらいの、中学生の子が記録係を務めていた。
私が棋譜をのぞきこむと、チラッとこちらをうかがう。間違いを指摘されるのかと思ってびくびくしているのだろうか?棋譜を見るたびに視線を感じて落ち着かないので、盤面だけを見ることにした。どうせ棋譜は終わればもらえる。
すると途中から、意味なく視線を感じるようになった。始めは、「あれ?この人、女流棋士じゃないの?」「記者だったの?」と不審に思っている程度だろうと考えたが、そのうち、頻度がそういうレベルではなくなってきたのだ。
残り時間表をひとつけずっては、こちらを見る。秒を読んでは、こちらを見る。一度、本当に私の方か否か確認しようと、横を向いたら、目が合ってしまった。何か不愉快そうにしていて、しかたなくまた正面を見た。
顔に何かついているのだろうか?それにしても盤面より私の顔についたご飯粒の方が気になる、ということがあるだろうか?まるで私の髪の毛の中にクモが10匹くらい這いまわっていて、自分の方へ乗り移ってくるかもしれないと恐れているかのようである。
仕方ない、対局が終わったら聞いてみよう、となるべく気にしないようにした。
感想戦が終わったら、すっかり彼のことは忘れてしまった。
一体なんだったのだろう?

 竜王戦|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

竜王戦は昭和62年(1987年)にスタート。

竜王戦1組の開幕局は若きタイトルホルダー同士の一局、塚田泰明王座(23歳)対中村修王将(25歳)だったそうだ。
若者らしく華々しい、そして粘っこい、相掛かりの一局。飛車を切る激しい攻め合い(塚田スペシャルでしょうか。勉強不足ですみません)から、結局相入玉の点数勝負で決着がつく。
今日都市センターホテルへ行ったら、お二人が対局していた。控室がないものでお二人とも昼食休憩、夕食休憩で中継室へいらっしゃるので、つい対局中なのを忘れて話しかけてしまった。
尊敬する中村大先生曰く「あの時は王座対王将の開幕局だったのに、今じゃ竜王戦4組で、ネット中継もしてもらえない」
ワタクシ、笑いがこらえられる性分ではないので、いちおう机に伏せて顔を隠し、「ホフ、ハフ、ヒヒ」と呼吸を整えてから、
「いえいえ、先生方のような偉大な棋士の棋譜は、読売新聞を購入してくださるお客様だけにしかお見せできないのですよ」と手遅れのフォローを致しました。

また、この日の中継室で、自分の密かに期待しているとある四段くんが、大学へ行くといううわさもきいた。それは良くない。絶対良くない。将棋部だけ行くならいいけど、授業は良くない。初めて学ぶことは、何でも楽しいものなのです。いくら将棋が好きでも、楽しくなっちゃうのです。たとえ、経済学部という、世のために何かしたいと思いながら4年間すごしても、卒業証書を受け取るときには、何もできないのだと理解するだけに終わる学部であっても。

 週刊将棋もあと1回|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

週刊将棋もあと1回

マイナビ将棋情報局のページに行くと、「バトルロイヤル風間さんがあなたと羽生名人の対局イラストを描きます」と出ている。締め切り3月31日まで。ご存知でしたか?
週刊将棋終了にあたっての愛読者皆様へのお礼の企画だそうです。
自分はてっきり「羽生名人と対局できる」ものと勘違いし、「私も申し込んでいいですか?」と問い合わせ先に電話しようとしていた。
確かにいくらなんでも羽生名人と対局できる企画なんて、できるわけないか。渡辺ナニガシ女流ってヤツが、関係者のくせに別名100通りで申し込んでくるだろうし。

今日喫茶店で、外国人の方に、よりによってスマホの操作の仕方を聞かれた。アフリカンか、アフリカ系アメリカ人か、弟がアメリカに行っていることもあって、できれば親切にしたい。道を聞かれることなら、たまにある。そういうときは頑張って件の駅まで歩いて連れて行くほどである。
しかし他人のスマホ...ダメだろうと思いつつも画面をのぞくと、やっぱり何が何やらである。「わかりませんね」と言うと、近所の男性に聞きに行った。その男性はすぐにわかったようだ。
その人は、問題が解決するとわざわざ私のところまできて、「わかりました、ありがとう」とお礼を言った。I'm sorry I couldn't help
you...お役に立てなくて残念。

 都市センターホテル|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

都市センターホテル

現在対局は都市センターホテルで行われている。当然、記録係も当ホテルのある永田町へ。勤め先、永田町です、というとキャリアになった気分ですねえ。年金たくさんもらえそうですねえ。
誠にお恥ずかしいのだが、自分、ラッシュアワーの電車が恐怖で、記録の前日、タクシーで行くか、早起きして行くか、考えていたのである。ラッシュアワー時、人と手すりの間にはさまって、自分の両親から受け継いだ「リウマチ及び骨粗しょう症予備軍」の骨が折れるのではないかと心配しながら、圧迫で息も絶え絶えになるのはまっぴらなのである。何時ならラッシュアワーではないかさえはっきりわかってないが、(スミマセン、スミマセン)
「7時に家を出ればきっと大丈夫」
と踏んで、そのまま出れるように記録の支度をし、6時半に目覚ましをセットし、夜9時前に布団に入った。
なんとまあ、最寄り駅は家を7時に出ても、満員寸前。有楽町線は空いていて、自分の判断がおおむね正しかったといい気分...ではなく、もうすでに電車に酔って気持ち悪かったものの、ほっとした気分であった。
その後、対局前まで寝、昼休も寝、それでも気持ち悪いやら頭が痛いやらで、もう本当に我々の仕事は世の皆様方に比べて、楽でありがたいものであると実感いたしました。
写真は私のスタンドにくっついてるフクロウ(不苦労)である。皆様にも苦労のない日々をお祈り申し上げます。

 女流親睦会|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

女流親睦会にお越しくださいました皆様。ありがとうございました。

実行委員の皆様、お疲れさまでした。
さあ、今回はほかの女流棋士のみなさんもいろいろ書いてくれるだろうから、好きなことを書かせていただきます。
今回はワタクシ、名誉実行委員とでも言うべき名誉職で、何もせず1日受付でふんぞりかえっていた。こうして久しぶりに皆の衆の様子を眺めていると、
久しぶりに見た綾ちゃんがやけに美人。髪型?お化粧?もとから?
久しぶりに見た愛生ちゃんが、何も変わってない。(痩せたくらいか)
久しぶりに見た優貴ちゃんが急に大人っぽくなった。
久しぶりに会ったカラちゃん(カロリーナさん)が日本語ペラペラ。
一番面白かったのは、愛生ちゃんが、師匠中村修九段をしかりつけていたこと。自分の笑いが止まらないので、さすがのお優しい中村先生も多少不愉快なお顔であった。
次に面白かったのは、久美さんのために中村先生が1階へ飲み物を買いに走って行ったことだ。もちろん久美さんは恐縮なさって遠慮したのだが、お金を控室に置いてあるので、結局中村先生を使うことになった。本来ならその場の暇人第1号の自分が行くべきなのだが、噴き出してしまったので機を逃した。
わざわざお手伝いに来て下さった上に、なんて素晴らしい!女流親睦会のご本尊です。来年度はずっと中村先生の応援をします。

 「澪」とは?|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

「澪」とは?

色紙に一文字でサインするとき、しばし悩むことになる。自分はごまかすのがうまいのでほめていただけることも多いのだが、実は字が下手である(と両親に言われ続けている)。字の数、字画が多いほど、サインを書く際にバランスがとりやすく、字が上手に見える。そこで普段は一字どころか、四文字のサインなのである。ついこの前、サインをする、ありがたいありがたい機会があり、これが一文字指定だった。「澪」と書いた。
澪とは、船が通ったあとに残る、泡や水の筋のことである。コンテナ船ではなく、帆船のような大航海時代を連想させられるような船を思い浮かべていただければ、自分としては嬉しい。
そしてこの漢字、「みお」と読む。自分の名前、「弥生」と同じ読みである。はい、こちらは「やよい」と読むべきなのですが、何せ父親がうっかりしましたもので、はい、そこのところはお目こぼしを...。

写真は部屋のぬいぐるみである。(本棚やら、ぬいぐるみやら、部屋の中の写真ばかりで、連盟をクビになったのではないかと噂されても困るので付け加えておくと、まだ現役である)ぬいぐるみは母親の代わりらしいので、本物の母親と暮らしている自分のまわりは母親だらけである。
今日、花粉症のパンフレットを読んだら、「部屋をよく掃除するべし」「はたきをかけるのは言語道断」「窓は開けてはならぬ」「雑巾がけがよい」「花粉の付着しやすい場所:枕、布団、ぬいぐるみ」とあった。
さて、どうやってこの子たちに雑巾がけするのだろう?

 傘が大きくなりました|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

傘が大きくなりました

親睦会まであと5日。去年の今頃、自分はピーピー言って、連盟の職員の皆様の邪魔をしながら、親睦会の準備に大わらわだったわけだ。その面影が本棚の隅にある。百均で購入したファイル、百均で購入したフォルダ...。当日まで迷惑をかけっぱなしで、よく女流棋士をクビにならなかったものだ。
今、外で雨が降っている。自分は雨やら雪が降っているのは嫌ではない。今日、コピー機だか印刷機だかの、カートリッジだかインクジェットだかを買いに出た。自分は何がほしいか口で説明できないので、使用済みのカートリッジだか何だかを、店員さんに示し、「これがほしいです」と言って選んでもらう。一番早い。
帰るときに傘を開いたら、もともと自分が傘立てにさしておいたものより、ひと回り大きなものになっていた。傘をさした位置は覚えておいたので、私の傘を持って行った人のものではない。まず始めに、誰かが私の傘を間違えて抜き取り、そこへ別の人が大きな傘をさした。それを私が取って...あれ?これ、何かまずくないか?
帰りにクリーニング屋さんで洋服を受け取ったので、大きな傘はありがたかったが...。

 週刊将棋|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

週刊将棋

先週の週刊将棋の「クローズアップ高浜愛子女流2級」の記事の中で、愛子ちゃんが自分について一言コメントしてくれていた。肝心な将棋に関しては何も助けてあげられず、ただ心配するばかり。そんな中でも自分に感謝してくれるなんて、こっちがお礼を言いたいくらいである。中井広恵さんに負けて600勝目を献上したとき、自分は「花よりも、花を咲かせる土になれ」という言葉にある「土」そのものとなった、「新聞の記事に載せてもらえるのも、これが最後だなあ」などと自虐的な冗談を言ってまわったものだ。今朝パソコンを開いたら、「あなたは良い人ですね」と言う内容のメールが友人から届いており、午前中いっぱい、何やら嬉しくてうずうずして過ごした。こういう日に花屋さんへ行くと、どの花もほしくなり、母親を見ると、マッサージしてあげたくなる。(ただし今ナンタラエンザにかかっていて、接近できないのだが。)

話は変わって、今たびたびニュースで注意を呼び掛けているヒョウモンダコ。温暖化の影響で西日本で目撃されているそうだ。猛毒で人でも噛みつかれると危険で、その点、注意していただきたいが、このタコ、10センチほどで、青い輪の模様がある、実にきれいでかわいいタコである。テレビの自然番組でこのタコを見てから、すっかり好きになった。何がおかしいかと言えば、このヒョウモンダコ、お互い同士でもオスメスの区別がつかないのである。
発情期になると、オスはメスを探して泳ぎ回る。(タコに草食系男子などいないのだ)しかし、出会った相手がオスかメスか、交尾を試してみるまでわからない。試してメスならめでたしめでたし。しかし、オスだと大変なことになる。お互い足をフンニャラ、フンニャラ振り回し、大騒ぎである。まさにタコ踊り。
「げ!男かよ!ぺっ!ぺっ!」「うお!俺は男だ!はなれろ、はなれろ!」そんな声が聞こえてきそうである。自分たち同士でも雌雄の区別がつかない生物など、初めて知った。
写真はタコの「編みぐるみ」。オス同士が出会ってタコ踊りをしているヒョウモンダコを思い出して、つい買ってしまった。人が海水浴中に噛まれて死亡、ヒョウモンダコ駆除、なんてことになりませんように。海底をうろうろしていて、外敵に対して警告色を発して威嚇してくるそうなので、ご記憶くださいませ。

 将棋界の一番長い日|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

将棋界の一番長い日

長い。頭の中だとまだ続いている。あまりにも自分の対局が少ないために、他人の対局が続くようになってしまった。どこか変だ。郷田先生のいないA級順位戦のリーグ表...まるで自分の寄せのように、違和感がある。おまけについに振り飛車党が追い出されてしまった。振り飛車愛好者である女流棋士としては、まことに悲しい事実...悲嘆のあまりNHK放送センターの周辺を徘徊している。
おっと。佐藤天彦先生、挑戦おめでとうございます。先日父が、
「佐藤ってすごいんだなあ」
と言ったとき、とっさに佐藤康光先生を思い浮かべ、「それはそうだけど、今言っているのは、何のことだろう」としばらく考えた。
「そういえば天彦先生の苗字、佐藤だった」
と思い出した。父が「良い名前だな」と申しておりました。

始終その前を行き来しているNHK放送センターだが(専ら渋谷区役所へ行くためだ)、今日はじめてこちらの写真の「宇田川遊歩道」に気が付いた。もとは宇田川が流れていたのを、東京オリンピック(1964年)に暗渠化したとのこと。
それにしても、遊歩道と言うわりに、背の高い樹木がなく、アパートとお店の裏にはさまれた日陰もない小道である。季節によっては脇の低木に花が咲いてきれいなのだろう。よくよく見れば小さいつぼみがたくさんついている。

尊敬する渡辺竜王大先生、横歩取り、そんなにお強いのに、なぜこの前は...ブツブツブツブツ...。ブツクサブツクサ、ブツブツブツ。

 思い出し笑い話|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

思い出し笑い話

先日、久美さんの記録をとったとき、お昼休み一緒に女流棋士室でおしゃべりをした。最近、女流の対局日のお昼時、記録係も女流棋士なので、女流棋士室は満員御礼である。将棋の話はできないから、この時は子供の話に。
「うちは何でも適当だったよ。私が母乳を飲まなくなったときだけ心配したらしいけど」と私。よほどこの母乳拒否が母親にとってはショックだったのか、今でもそのことを言われる。自分には記憶にないので、仕方なく「よほどまずかったんでしょ」と言い返している。(そもそも事実だと思う)
「そうそう、適当がいいのよ」と久美さん。「いくら家のなかきれいにして消毒したってさ、赤ちゃんなんて陰でスリッパしゃぶってるんだから」
これには一同笑った。
「うちの姪っ子も壁の塗料食べとった」といつもは大人しい聞き役の愛子ちゃん。「あ、姪っ子が家、食べとる、って」
世のお母様方、適当が一番だそうです。
そして今受験中のお子様がいらっしゃるお母様。うちの氷のように冷たい一家は、自分の受験期間、ベトナムへ観光旅行へ行ってしまいました。これほど自分の勉強を無視している家族だと、いない方が気楽で、勉強に集中できた記憶がある。何でも適当が一番です。

写真の本は父が図書館で借りたものだ。うちは皆暇さえあれば本を読んでいるが、全員読むものが違うので、一目で誰が借りた本かわかる。
「雑草のはなし」...ということは、私の話じゃないか!ずっと私に関心のなかったお父様が、ついに私のことを考えるように...。
と、言うわけで「スリッパのおしゃぶり」と「雑草のはなし」でにやにやしている今日この頃である。

 おめでとうございます。|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

おめでとうございます。

里見香奈さん、里見咲紀さん。都成竜馬先生。
都成先生は将棋以外にもいいところがたくさんあります。まずお人柄が真面目でヤサシイ。谷川浩司九段門下。師匠が最強。名前が竜馬。初手から駒台に竜と馬がある。今までは北村桂香ちゃんが最強だったが、ダントツの一位。これ以上は「逆セクハラ」と言われかねないので、やめておくとしよう。(スッゴク、カッコイイデス!)
里見咲紀さんはお話したことはないが、写真を見る限りずいぶんときれいな方だ。今の若い人は、食生活の変化とやらで、みんな自分の世代とは段違いにきれいだが、咲紀さんはその中でも...と、今度は「セクハラ」と言われかねないので、こちらもこのあたりでやめておこう。

今日の女流名人戦。どう表現したらいいか。清水さん、どんなにか女流名人に復帰したかったことか。投了したくない。投了したくない。中継場面からも、声が聞こえてきた。
中継を見ながら、前日の糸谷八段と稲葉八段の対局を思い出した。八段同士の先生の将棋に対して、誠に失礼で申し訳ないのだが、最後の方は「棋は対話なり」どころか、ケンカそのもの...に見える。平成26年の7月、お二人はB級2組の順位戦で対戦しているのだが、将棋から感じられる雰囲気は同じである。コンニャロー、クラエ!コンニャロー、クラエ!
(両先生、すみません)

ついに我慢できなくなって、多肉植物を買ってきた。お三方にお祝いを差し上げることはできないので、自分にお祝いをプレゼントした。

 モバイル|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

モバイル

3月、モバイル女流棋士コラムの火曜日担当を仰せつかりました。僭越ではございますが、ご指名ということで、書かせていただくことに致しました。
あまりの嬉しさに気づいたら一週間後には五回分書いていた。一週間で一か月分のご馳走を平らげてしまったとは...。目の前にお菓子があるとつい手を出す癖がやることなすことすべてに出ている。
今日も、春の楽しみのひとつ、確定申告の書類を、愛情をたっぷりこめて仕上げ、(どの数字が印刷されたものか、手書きのものか、見分けがつかないくらい、丁寧に仕上げるのである)封筒の上にクリアーファイルまで重ねて税務署へ向かったら、日曜日でお休みであった。書類作成会場は開設されていて、その地図は書類の中に入っているのだが、この方向音痴の自分が、職員の方の案内なしにそこへたどり着くことは、まず不可能だ。おまけに、道に迷っている間に、風で愛する確定申告書が飛ばされるかもしれないではないか。

家の近くに、多肉植物マニアの方がいる。ご本人に会ったことはないが、この写真はごく一部で、3メートルほど多肉植物の植木鉢が道路わきに並んでいる。写真の多肉植物はたぶんセダム属だの、エケベリア属だの、口で発音するのも難しい名前の植物群である。葉の中に水を貯めることができ、さらに少量の水で光合成できるらしい。調べれば調べるほど乾燥地域の植物だが、よくこれだけじめじめとした日本で、おまけに屋外に置かれたまま元気に成長できるものである。
暖かかったり寒かったりですが、皆様もどうかお風邪などお召しになりませぬよう。

 A級順位戦最終日|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

A級順位戦最終日

そう、将棋界で一番長い日。自分はこの日は必ずあけておいて、一日将棋を楽しむ。今年は2月27日...例年より一週間ほど早まっている。
例年通り、3月の2日、3日あたりなら、我が家のテレビ中毒者なる父が新潟に帰って、地元の「裸押し合い祭」を見に行くので、日中の一手一手の進行をテレビで見ることができるのだが、27日となると真夜中の結果速報しか見れない。順位戦の日程を決めるとき、我が家のテレビ事情まで考慮してはもらえないので、ここは仕方ない。(ちえっ!)
将棋会館の大盤解説会がすごい。木村八段、鈴木八段、阿久津八段、勝又六段、聞き手は恵梨子ちゃん。別名で申し込みをして、変装して行けないものか、思案中である。S席5千円、たまにはそのくらいのぜいたくをしても、罰は当たらないだろう。
解説の先生の皆様は、自分と恵梨子ちゃんが持ち時間6時間で戦ったとしても、解説会を盛り上げてくれること間違いなしの、名解説者ぞろいである。
「この手はなんでしょう?攻めたんですか?受けたんですか?」「いや、渡辺さんのことだから、間違えただけでしょう」。
そして、話のツボを押さえるより、笑いのツボをついてくる、天然大学天然学部卒の恵梨子ちゃん。思い出すたびに笑ってしまう話がある。
数年前、運悪く恵梨子ちゃんの対局日に東京で雪が降り、電車が止まってしまった。そこでなんと彼女は自転車で将棋会館へ向かったというのだ。ご存知の方も多いと思うが、将棋会館のまわりは坂だらけで、会館前の道路からして、雪が降ると凍ってつるつる滑るのである。
「ええ?本当に?坂だらけじゃん」途中から歩いたか、タクシーだろうと半信半疑の私。
「リアル・マリオカートだった」と恵梨子ちゃん。
なに対局前に生死をかけた勝負手をはなってるんだ?タクシー捕まるまで待ってればいいのに。早指し得意なんだから少しくらい持ち時間を削られたって、関係ないはずだ。そのときはおかしくて、何と言ったらいいか、わからなかった。
この組み合わせなら、解説会で将棋のみならず、腹筋も鍛えられること、間違いなしでしょう。

写真は...少し前パソコンのOSをウィンドウズ8からウィンドウズ10にアップデートした。そして、ブラウザをナンダラカンダラ設定する際に、この迷路を解いてみよ、と生意気にもパソコンが言ってきたのである。最近、本当にボケたのじゃないかと心配だったので、ものすごく真剣に解いた。ゴールしたときは、とてもとてもホッとしました。

 将棋部の思い出|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

将棋部の思い出

こちらの盤面は、大学の将棋部で指したもらった将棋の部分図。初めて「詰手筋」というものを知った、衝撃の一局。
将棋部に入って一年たち、やっとアマチュア初段前後の新入生と平手で指すことができるようになったころ。自分もおそらくはそれくらいの棋力だろうと思う。詰将棋の配置で盤面を作ったので、持ち駒がすべて相手の側に行っているが、実際は大差でこちらが良くなった将棋である。振り飛車に急戦をしかけて、押さえ込みが成功したのだったと思う。そのあたりの詳細は忘れてしまった。12年前の将棋ということになる。
さあ、才能あふれるワタクシの次の一手は?
正解は▲31竜!相手は持ち駒がなく、投了。
簡単に感想戦をした最後に、相手の人はボソッと「▲71銀で詰んでるんだけどね...」
「え?え?ほんとだ!」驚く阿呆に呆れる阿呆(こちらは本当は阿呆じゃないが)、同じアホなら指さなきゃ損損。
「捨て駒」「詰手筋」同時に教えてもらえた、貴重な一局でございます。
だからと言ってまだ詰将棋を解くべきだということには気付いておらず、序盤、中盤、終盤、頑張って頑張って駒得を目標に相手の攻めに堪えていた。

近藤四段パーティーの追記:私にまでお土産を用意して下さったT様、ありがとうございました。美味しくいただいております。
昨日は渡辺竜王大先生にまで絡んでしまった。自分は会話をしているつもりだったのだが、なぜか渡辺先生が笑いながらサササッとその場から移動していってしまった。あとで考えると、どうもあれは逃げられてしまったらしい。
そのあと渡辺先生のお父様に向かって、えんえんと「誰も私を渡辺先生の親戚と間違えてくれないんですよ!」と管をまいていた記憶がある。
いやはや。皆様、重ね重ね失礼しました。もっとも、自分は楽しんでおりました。

 近藤誠也新四段昇段記念パーティー|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

近藤誠也新四段昇段記念パーティー

まずはじめに...例によって酔っぱらってからんでしまった皆様、失礼しました。
自分はアルコールがそばにあるだけで酔っぱらう体質の上に、今日は経口摂取しておりました。
お祝いに来てくださってありがとうございました。という意味でからんでました。

女流棋士のみなさん!「最近の若手は誰が誰だかわからない」なぞと言わないで、覚えてね!こ・ん・ど・う・四段です。
しかし相変わらず写真の腕が上がらない。建物と花しか撮らないのは、それしか撮れないからでもある。スピーチをしている近藤くんを写したのだが、別にぼかしたわけではない。手前の人の頭にピントが合ってしまった、ということだろうか?
自分は一番後ろ、しかも会場の出入り口と間違えて、厨房の出入り口の前に立っていた。(パーティーの料理を運ぶ人からやたらと「すみません、すみません」と言われるので途中で気付いた)近藤くんの受け取った花束を、誰も舞台脇に下げてあげようとしないので、気になって仕方なく、前に行くべきかどうか、変なことで頭を悩ませていた。
最後に師匠やお世話になった人にお礼を言うだんになって、急に近藤くんが黙ってしまった。一瞬、内容を忘れたのかと思ったら、涙を流していた。
まだ10代で、まわりからも「強いからすぐに上がる」と言われ、本人も常に自信のある表情(に見えた)の近藤くん、いや、今や近藤先生。目が覚めた思いだった。自分は今年の年賀状に、「昇段おめでとう、でも私は全然心配してませんでした」などと書き送ったのである。
これが奨励会なんだな、と思った。目を押さえている近藤くんに、会場から、自然と拍手が起こった。
愛子ちゃんの昇級のこともあり、我ながら随分感傷的になってしまった。

そのあとの、佐藤康光先生の乾杯の挨拶。まず目の前に立つ渡辺竜王(そうそう、自分も近藤くんも、渡辺竜王と同じ所司一門である)に敬意を表し、「門下には大きな目標となる渡辺竜王がいます、まずその目標に近づくように精進し...」と、実にそつがない。ところが続いて、「自分が10回に1回しか勝てないくらい、強くなるよう努力してください」
わーお!近藤先生、こりゃ、七冠王どころじゃないかもしれないよ?

 祝・昇級|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

祝・昇級

おめでとう!愛子ちゃん。昇級おめでとう、明けましておめでとう、応援してた自分にもおめでとう!良かった。
自分は昔から心配性ではあるが、ここまで心配したのも久しぶりである。よく両親に「心配しても仕方ないでしょう」と言われるが、心配したくしてしてるわけではない。こういう他人と自分を同一視する性格は、人類の進化の中でどのような役割を果たしているのだろう?どうもプラスの要素が思いつかない。
一昨日、ついに心臓のバクバクいうのが止まらなくなり、
「これは外へ出れば、きっと寒さに気を取られて、心配どころじゃなくなる」
と、またしょうもないことを考えた。薄い寝間着のまま、家のまわりをうろうろしていたら、見ていた母親が出てきて、不自然なほど優しい声で、
「何してるの?寒いでしょう」と家の中に引っ張り込まれた。
寒くなりたくてやっているのだ、と説明しようと思ったが、頭がおかしくなったと思われても困るので、やめた。
対局前日、眠れないのも久しぶりだ。自分の対局ではないので、小説を引っ張りだして布団の中で横になったまま読み、読み終わり、もう一冊引っ張り出して読む。時計を見る。
「はー、まだ5時...」「まだ6時...」「まだ7時...」
育成会のころを思い出す。そのころと違うのは、これを丸一日続けたことである。つまり、彼女の対局が終わるまで。
これだけ心配したら、勝ったときどれだけ嬉しいか、察していただけるでしょう。まさに、新しい年を迎えたときの気分である。

いやいや、本当は、人の心配をする資格なんぞ、ないのだ。
対局で愛子ちゃんと当たることがあったら、先輩の貫録を示さねば!

写真はいつぞや買ってきた、冬の花。自分は英語の固有名詞は覚えられない。仕方ないので、もう全部、花でいきます。
雪が降った日に、買ったときに咲いていた花はしおれてしまった。お花屋さんが、「枯れた花を取っていただければ、次々に新しいつぼみが咲きますよ」と説明してくれた通り、今日また元通りにかわいい花がたくさん開いた。
「雨にも負けず風にも負けず雪にも夏の暑さにも負けぬ...」
「居飛車にも負けず振り飛車にも負けず、攻めにも強靭な受けにも負けぬ...」
いまいちだが、お祝いの言葉でございます。

 思い出せない|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

思い出せない

花屋さんの前を通りすぎたときにとった写真。面白い3文字の名前で、メモしなくてもいいと思ったら、やっぱり忘れた。もうサクラソウでいいでしょうか。違うんですけど、そっくりです。
例によって認知症に関する冊子を読んだ直後だった。(これは後期高齢者となった両親の心配というより、自分のことが心配だからである)
加齢による物忘れ=食べた物を忘れる
認知症=食べたことを忘れる
ということは、
加齢による物忘れ=何の花であるかを忘れる
認知症=花を見たことを忘れる
自分は加齢による物忘れ、ということで大丈夫かしら?しかしどちらにしても、嫌な予感がすることに変わりはない。冊子は母に「お土産」と言って渡しておいた。ホホホ。

近頃、夫が赤ちゃんを抱っこして散歩している夫婦をよく見かける。普通は夫の方が力があるのだから、実にプラクティカルな考え方である。本当に最近まで、赤ちゃんが大きくなろうが、数が増えようが、抱えるのは母親の役割だった(ですよね?)。
見ていると、なんとなく気持ちがいい。心なしか、奥さんも日頃の重荷から解き放たれて晴れ晴れとして見える。
自分のように母親以外が抱きかかえるとギャアギャア泣き出す、わがままな赤ちゃんは、如何ともしがたいだろうが...。

 アマゾンの密林|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

アマゾンの密林

この写真、遠くから見ると、密林に見えませんか?
自分がブラジルのアマゾン熱帯雨林へ行くには、もう少し虫たちとの友情を深めねばならないと思われるので、こうして日々、妄想して暮らしている次第。
実際にブラジルへ留学し、その合間にアマゾンの密林を観光したのは、オトヨメ。高校時代、直前にバスケだかバレーだかで足を骨折した状態で、元気はつらつ、ブラジルへ旅立った。
悪夢を見そうで、この密林観光の詳細はあまり聞けなかった。とりあえず虫だらけで、あまりにも隙間なく刺されるため、そのうち虫刺されの上から虫が刺してくる。タランチュラもいる。「楽しかった!」とオトヨメ。(その一言で、渡辺一家言葉を失い、話題途切れる)
ちなみにタランチュラは、人が死ぬほど毒は強くなく、おとなしい種類も多いそうで、ペットとして飼う愛好家が多いとか。20年以上も生きるとか。
自分は水族館でタランチュラを見たが、たしかに毛がもじゃもじゃ生えていて、じっと大人しく座っているだけで、かわいいと言えないこともない。うん、かわいいぞ。かわいい、かわいい。

夢と言えば、昨日、いい夢を見た。自分のスマートフォンが、いつの間にやらガラケーのような、押しボタン式のものに変わっているのだ。最近、長文のメールを返信するために家に帰ってパソコンを開かなくてはならない始末で、だんだん携帯電話からメールへの返信機能が失われつつある。
携帯電話を作っている会社の皆様。どうか不器用で慌てやすい人間にも扱いやすい機種をお願いします。少なくともワタナベと名のつく人間が3人、飛びつくでしょう。

 これも読めない|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

これも読めない

こちらは知識の問題ではなく、物理的に読めない。
しばらくの間、「年賀状が左?」ときょろきょろしてしまった。英語で小さく
「Letters,Postcards」と書いてあるのを見つけ、手紙と葉書なのは間違いない、と一安心。なんとグローバルな郵便箱!
肝心な箇所が消えてしまったのは、(おそらく)ここを赤字で書いたため。物理はよくわからないので、かなり適当に申し上げますと、
赤く見えるということは、その物質はエネルギーの低い赤色の電磁波を反射し、エネルギーの高い紫や青などの電磁波を吸収してまして...
赤い物体はその高いエネルギーのために分子構造を破壊されて色が抜けやすい...
だそうである。(将棋をたしなまれる皆様は理系の頭を持つ方が多いそうなので、勝手に理解していただけるものと期待します)
個人的には、赤色はすぐ退色してしまうことがわかっているのに、なぜ全部黒色で書かないのか、ナゾである。

「聖の青春」が映画化されるそうである。自分は「聖の青春」を読んで村山先生を知った。読んだときは話が美しすぎて、現実味のない印象を受けた。
病弱、天才的才能、夭折、なんて映画そのものの人生ではないか。
自分はまだプロを目指す前で、就職に失敗しアルバイトをしていた。流行りのニート、家庭内の粗大ゴミで、
「いいなあ、自分もこういう、パッと咲いてパッと散る、可憐で桜のような人生を送りたかったなあ」とうらやんだものである。自分は昔から、どうもか弱い美人、才媛に憧れる傾向がある。
今回、将棋世界の村山先生の特集を読んでいると、申し訳ないような、やっぱりうらやましいような、不思議な気持ちである。

 由紀チャン、盤上ノ暴力ハ犯罪デス!|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

新人王戦の由紀ちゃんの戦いっぷり、見ましたか?中継されていたので、まだの方、ぜひ見てください。ちなみに自分が観戦記担当してまして、2月24日の赤旗新聞から掲載されます。全国の室谷ファンの皆様、ぜひご購入下さいまし。

由紀ちゃん、「花よりも花を咲かせる土となれ」などと色紙に書いていて、内心、
「いや、あなたは花だよ」と思っていたが、大変な間違いであった。
由紀ちゃんは土石流であった。

最近、角換わりが多い。そして難しすぎる。後手が▽94歩と突かずに先攻する、というあたりからだんだんついていけなくなってきた。そしてついに、脳みそから煙が吹きだした。
わからん!だいたい、▲95歩と伸ばされた形に対して先攻したって、うまくいくわけがない。勝つのは、後手の人が強いからだ。自分の方が終盤力がある、って自信ある人たちが研究してるだけだ。私と私がやったら、▲95歩伸びてる先手が勝つに決まってる。
決めた。自分の対局で角換わりになったら、▲96歩をいつも通り序盤で突いて、相手が手抜いてきたら笑ってやるーー。
そして願わくば、角換わりになりませんように...。
片上先生、端歩の関係だけで36通りあるなんて、どっかの大学の入試より難しくないですか?自分はもう角換わり、D判定です。

 将棋栄誉賞|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

将棋栄誉賞

藤井先生さまさま。将棋栄誉賞、おめでとうございます。今日からその600もの勝局を日々拝むように並べる所存でございます。
そして、実際に先生に会ったら手を合わせて拝みます。ナムナムナム。

これ以上書いていると、逆に失礼なことを申し上げかねないので、話題を変えます。
最近、また遠藤周作にはまっている。大学生のころ、一時読んでいたのだが、とある短編集があまりに怖くて、読むのをやめてしまった。遠藤周作はクリスチャンとして有名な作家だ。信仰の篤い人というのは、普段から人間ついて洞察しているためだろうか、人間の中の悪意を主題とした本を書くと、背筋が寒くなるような物語が出来上がってくることがある。
その短編は、子供のいる女性に新しい恋人が現れる話だ。これだけでは、何が怖いかお分かりにならないだろうが、本当に怖い。ひょっとしたら男性の方は、なんともないかもしれない。ちなみに自分はホラーやミステリーが好きで、怖い話には免疫がある方だ。

まず裏表紙で刺激が強すぎないかを確認して、何冊か選んだ。そのうちの一冊が「結婚」。昨年、棋士や友人、そして何より弟が結婚した。遠藤周作の本だから、さぞかし変わった話が書いてあるかと思いきや、終戦前後の男女を扱った、案外普通の短編集であった。宗教色もない。
面白いのが、お見合いで夫を選ぶ基準である。ともかく女遊びをしない、真面目な堅物。次に、いい会社に勤め、真面目に働く。勤務後は飲みに行ったりしない。見た目もパッとしない。
要するに、真面目で面白味のない、モテない男、というわけだ。お見合い写真で、モテそうにないことを確認する。逆に男性の側は、相手が美人でさえあれば、問題ないようである。
なんということだ。男性と結婚するというより、「安定した収入」さんと結婚しているとしか思えない。現在でも「安定した収入」さんを好きな女性が多いのは確かだが...自分としては、今の時代に生まれて良かった。

写真は我が家のニオイザクラ。桜と名はついているが、アカネ科の低木。昨年はちょうど1月1日に花をつけた。我が家で一番、空気を読むことのできる存在である。

 花がいい|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

花がいい

少し前、室谷由紀ちゃんが将棋連盟で色紙に揮毫をしていた。そのうちの何枚かに、
「花よりも花を咲かせる土になれ」
とある。
もとは、松井秀喜選手の恩師であり、現在星稜高等学校野球部の名誉監督などを務める、山下智茂監督の言葉だそうである。どんな美しい花もその礎となる土があればこそ。その土にこそ、なるべし、ということらしい。
そうは言いましても、本当に花ってキレイ。今日も思わず人の家の前をうろうろしながら写真を撮った。紫色で統一された花が阿吽の呼吸で開花している。こんなに狭い植木鉢の中に、どうやってこれだけの花を咲かせたのだろう?
由紀ちゃんね。やっぱり花がいいよ!

先日、とてもとてもくだらない夢を見た。他人の夢の話はうんざりする、とよく聞くが、あまりにくだらないので、聞いてください。
夢の前半は割愛する。とてもとてもくだらないのは後半である。男になる夢である。
男になる夢自体は、覚えているだけでも3、4回は見ているので珍しくない。覚えていない夢を入れれば、かなりの回数になりそうだ。
今回、自分は想像上の男になった。背が高く、筋骨隆々たるたくましい高校生の男の子である。顔のセッティングはされておらず、良いか悪いかわからない。
で。どういうわけか、これから水泳の授業なのである。しかし自分はもともと女なので、女物の水着を持ってきてしまい、困っている。おまけにがたいがいいので、無理やり着ようとしても入らない。
以下、恥をかく夢である。
なんだこりゃー。夢は記憶と関係しているという話を聞いたが、脳みそのどこの隅にこんなくだらない夢を見るような記憶があったんだ?

 読めない|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

読めない

「品質第一。完璧なアフターサービス。丈夫な??なら当店へ」
肝心な箇所の字が読めない。皆様、おわかりになりますか?
普段はちらっと横目で見ながら通り過ぎるだけで、勝手に「傘」の店だと思っていた。しかし今日あまりにもノロノロと歩いていたために、
「傘にアフターサービス?骨が曲がったり、布が破れたら、修繕してくれるのか?」と考え始めてしまった。(しかもよく見ると、完璧の「璧」の字を「壁(かべ)」と間違えているようである)
なんの略字だろう?「家」かもしれない、と思い当たったが、「良い品質の家」とは言わない。
家電製品ならおさまりがいいが、いくらなんでも、家電製品を一文字で現したら、読めない人が多すぎるだろう。
品質が問題で、アフターサービスがついてくるもの...。20分ほど日当たりのいい道を選びながら、ノロノロと歩き続けた。そうだ、きっと車だ!自分は車の免許を持っていないから、わからなかったのだ。
さて、答えは...「傘」でした。
八十歳のお祝いを「傘寿」というのは、この略字から、だそうである。えっ、常識?試験ニ出ナカッタモンネー。

ところで、最近の物忘れ一覧を順番に並べると、
1、傘 → もはや我が家はビニール傘だらけ
2、クリーニングに出した衣類 → 何を忘れているかすら忘れた
3、親の誕生日 → 帰りに慌ててコンビニに寄り、仏花を購入
傘にアフターサービスがあるなら、何はともあれ、置き忘れた傘を探し出してもらいたいのだが...。少なくとも蒲田で一本、中野で一本、けっこうお高い傘をなくしているのだ。

漢字についてもう一言。皆様の大好きなお酒。「宿酔(しゅくすい)」と書いて「二日酔い」と読むのはなぜか?
酔いが一晩、皆様の身体にお宿をとっているからだそうである。

 雪やコンコン...|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

雪やコンコン...

もう解けてしまいましたね。写真は雪の中の葉牡丹。いつもにもましてキャベツっぽいが、実にきれいだ。雪の中から顔を出している様子から、フキノトウを思い出す。キャベツやら、フキノトウやら、お腹すいたのかしら。

ドバト(正式にはカラワバトらしい)を見たことがない方はいないだろう。なんとこのドバト君、1500年前に日本へ渡来した外来種であるそうな。1500年前の日本と言うと、古墳時代。現在の価格に直したら何十億もお墓にお金をかけていた、ゼータクな時代だ。渡来人が船に乗ってドバトを連れてきたということだろうか?
「このハトは、家内安全、商売繁盛の鳥です」とかなんとか言って。
ところで、ドバトはいつも歩くとき首を前後に振りますね?よくむち打ち症にならないもんだと思って見ているのだが、あれは「首振り歩行」と行って、胴体が前進している間も、頭部だけはなるべく空間内で静止するようにするためらしい。ちなみに暗闇では「首振り歩行」を行わないそうである。暖かくなったら、夜公園へ行って、寝ているドバトを追いかけて確かめてみようと計画中である。

急にハトの話を出したのは、今日、家の近所を歩いていて、すれ違った親子がハトのことを話していたからである。お母さんは赤ちゃんをおんぶして、一緒に駆け足でついて行っているのは、小さい女の子。
「ほら、あれ、あれがキジバトよ」とお母さん。
「見えた!」と女の子。
キジバトはドバトよりひと回り小さな、少し橙色の羽の混じった、単独行動をしているハトだ。「かわいいわね」とか、「きれいね、ハトにもいろいろいるのね」とか、そう言ったやり取りを予想していた自分は、お母さんの次の言葉にびっくりした。
「キジバトは美味しいのよ。ドバトは食べられないけど、キジバトは食べられるのよ。やわらかくて、カモみたいな味なのよ」
えーー。小さい娘に対して、ハトを食べる話が出て来るとは。しかも高級住宅街のど真ん中である。その後もお母さんはキジバトがいかに美味しいかを娘に説明している。笑いをこらえるのが大変で、急いでその親子を追い越した。
自分はカモさえ、食べたことがない。お金持ちの人って、もう普通の食べ物は食べつくしてしまって、ハトのような隠された珍味を求めているのかしら?

 空が青いのは...|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

空が青いのは...

空が青く見えるのは、地球の大気成分が青と緑の波長を散乱するため。(注:書いている本人も理解できない)。雪が大気中の塵とともに地上に降り積もって、いつもより空が青々として美しい気がする。雪国育ちの人間は、雪を面倒くさく思いつつも、どこかしらほっとするもののようだ。寒かったが、心なしかきれいになった空気が気持ちいい。
サラリーマンの皆様、ごめんなさい。
雪の降った日の帰り道、喜んでいた罰が当たって、郵便屋さんのバイクと衝突しそうになった。恐らくイライラしていた郵便屋さんは、「チッ!」と舌打ちをして走り去った。

この雪の日、(由紀の日!)例によって薬局での待ち時間、認知症の本を読み、新聞を読んだ。阪神淡路大震災から1月17日で21年、とある。この後、3月20日地下鉄サリン事件が起きた。自分にとっては高校受験の年でもあり、世の中も自分自身も大騒ぎであった。
中3と言えば、まだ感受性の鋭い年頃で、地震のニュースは避けてしまった。それでも焼死の話や、1週間ぶりに建物の下から救出された話を聞くと、自分もいずれ焼け死ぬか、徐々に建物に押しつぶされて死ぬ運命なのではないかと思い、怖くて仕方なかった。
もう21年も前とは言え...亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。

さて、育成会に入会して、この地震について覚えがないと言われたときは仰天した。
「覚えてないの?」思わず相手の神経を疑うような声を出してしまった。
よく考えれば、私の年齢のことを何かと持ち出す現香川愛生女流三段など、このとき1歳である。神戸市にいたとしても、覚えているわけがない。
ちなみに愛生ちゃんが入会してきたとき、愛生ちゃんは14歳、自分は28歳。「ダブルスコア、ダブルスコア」と嫌味を言う。真剣勝負の前というのに、笑いをこらえるのが大変だった。ここで笑わずに済ませても、油断はできぬ。今度はくすぐってくる。「ギャハハ!」と悲鳴をあげ、幹事の先生に怒られた。
半年後、次のリーグ表を見ると、香川15歳、渡辺29歳となっている。「あれ?ダブルスコアじゃない」と愛生ちゃんに尋ねると、「あんた、2倍ずつ年を取るつもりかよッ」とすぐに切り返された。悔しいが、生意気なだけあって、なかなか頭の回転の早い子だと感心した。
もし大盤解説で愛生ちゃんが「羽生先生の七冠達成に感動しました」などと言っていたら、嘘八百である。なんせそのとき彼女はまだ2歳だったんですから。

 たまには将棋の話でも。|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

たまには将棋の話でも。

自分が将棋を始めたのは22歳から23歳になるころ。自分でもはっきりせず、その日の気分で22歳と言ったり、23歳と言ったりする。インタビューに来て下さった方にはご迷惑をかけたこともあるかもしれない。どうかご容赦のほどを。
将棋を始めてから、長く飲みこめなかったのは、「人に教わる」という感覚である。
もちろんそれまで小、中、高、大学と、先生に勉強を教わってきた。しかし教えてもらった感謝の気持ちが起きることもなく、その科目を自分が好きになったり、良い成績を取ったりしたのは、あくまでも自分の努力の結果であると思っていた。小、中、に限って言えば、学校で学ぶことは自分の権利義務であり、先生は教えることが仕事である。学校に行けば意地悪をする級友がおり、その級友の前で自分に向かって怒鳴る担任の先生がいる。もう一度義務教育を繰り返すくらいなら、もう一度骨折をした方がマシである。
さて、写真の局面は、自分が大学の将棋部で指してもらった将棋の部分図。まだ初心者で、相手の陣形はまるで覚えていないが、たぶん四間飛車に自分が急戦(らしきもの)を仕掛けたのだと思う。(戦法が特定できるような指し方ができていたかどうかは疑問だ)。相手をしてくれた部員さんは▽47歩成とと金を作り、▲同金に▽38角と打った。彼は、局面をここまで戻し、
「▽38角と打って、ぼくが良くなりましたね」と言った。
「金を引いた方が良かったですか?」
「それはと金を寄る手(▽57と)が厳しいです」と彼。
「じゃ、どうしたら良かったですか?」
棋力が違いすぎて、そもそも一方的な内容なのだが、弱すぎて自分にはそれがわからない。優しい彼はそれが言えず、困ったように首を傾げる。手筋について教えようとしたつもりが、かえって食ってかかられてしまったのだ。
しかし、大学生はそもそも議論が好きだし、女性(!?)に強いことを言えないので、みんな自分の「ああ言えばこう言う」感想戦に付き合ってくれた。
その後、ネットで将棋を指すようになり、感想戦をしなくなった。
アマチュア二、三段になってから、道場へ行くようになった。
「こうやった方が良かったでしょう」と相手は言う。
「でも、こうすると、どうするんですか?」
相手が四段だろうが、五段だろうが、自分はすぐに言い返す。相手がうんざりしようが、ともかく自分の読み筋を言うのが楽しくて仕方ない。見かねたのか、ある日、席主さんに注意された。
「口答えばかりしてると、誰も将棋を教えてくれなくなるよ」
将棋を教わる?将棋は相手と対戦するものだ。教わるってどういう意味だ?
「口答えをするな」「言い訳をするな」は、アルバイトをしていて注意されていたことだったし、理由はわからないまま、感想戦は相手の意見を黙って聞くことにした。
プロを目指すころには、意味を理解できるようになった。
本当は今でもうずうずしているのである。
棋士の先生に「教わった」あとも、記録をとった対局の感想戦のときも、口を出したくて、出したくて、仕方ないのだ。

 ジャパニーズ・アプリコット|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

ジャパニーズ・アプリコット

「今年、暖かいわね、梅が咲いてるわよ」
自分が出かけようとしたときに母が声をかけてきた。いくらなんでも、そりゃ見間違いでしょう。梅は2月から4月に咲く花である。お母様、しめ飾りの花は、偽物だからね。と思ったら、本当に咲いていた。梅、Japanese
apricot.

自分はこれまでに一度だけ、「お嫁さん」に会ったことがある。あなたのお母様だってお嫁さんじゃないの、って?いいえ、そのお嫁さんではありません。夫の家に「嫁いだ」、幼にして父兄に従い、嫁しては夫に従い、老いては子に従う、「お嫁さん」である。
自分が中1、弟が小5の1月、父方の祖母が亡くなった。自分の父は事実上長男だったので、喪主として実家の山梨へ飛んで帰り、母とともにお葬式の準備に大忙しとなった。地域の6割方が渡辺姓、親戚から知人までおびただしい人数が参列する。我々兄弟は親戚の家に預けられた。
父が親戚付き合いを敬遠したため、初めて行く家だった。その家の奥さんが一人、自分と弟の面倒を見てくれた。
三食上げ膳据え膳、暇でしょうということで、近所のレンタルビデオ屋さんにも連れて行ってくれた。弟と二人、一日中こたつの中で「バック・ツー・ザ・フューチャー」を見た。食べ物をこぼすと、すぐ来て拭いてくれるし、布団も敷いてくれる。
2食目あたりから、このままではあとで両親に怒られる、と心配になり、ふすまを開けて、後片付けをする彼女を見つめた。自分はあまりしゃべらない子供で、手伝いをしようというときは、黙って母の後ろに立つ。すると母が「これを洗って」だの、「これを切って」と指示を出してくれる。しかし、いくらこの奥さんの方を見つめても、「洗って」とは言わない。おまけに、この奥さんは、とても暗く、寂しそうな表情をしている。自分は女性にはすぐ甘ったれてひざに乗るのだが、それもはばかられるほど、いつも生気の感じられない顔をしているのである。
以前、父が、何も自分でしない「お姫様」のような女の子を見て、「あんな子は、1億円もらったっていらない」と言っていたのを思い出した。あの優しい奥さんがうっかり、「あなたのお嬢さんは大人しくて、お姫様みたいね」などと言ったら、お葬式の疲れと相まって、カンカンに腹を立てるに違いない。こういうときは自分から白状した方が無難だ、と思い、まず母親に事の次第を打ち明けた。驚いたことに、母はちっとも怒らなかった。ただ一言、
「お嫁さんだからね」
と言ったのである。今にして思えば、自分はその「お嫁さん」の「お姑さん」の甥っ子の子供、ということになる。余計、気を遣ってくれたのかもしれない。
ともあれ、もう一度両親のもとに戻るとき、父は1億円請求してはいなかった。やれやれ。

 私が唯一モテる場所|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

私が唯一モテる場所

あまりに庭が「これぞ、ワレナベ家」というべき無精ぶりを体現しているようで、もはや何を写そうとしたか、言うのも恥ずかしくなってきた。夏も冬も、陰になり日向になり、自分を支えてくれている室外機クンたちを写しただけである。
ちなみにフェンスに巻き付いているのは、決して雑草ではなく、「つる性植物の女王」と呼ばれる、クレマチスである。春から夏になれば、きれいな庭になるのである。いや、本当に。

ところで、「ある場所」へ行くと、自分はいつも「きれいですね」とほめてもらえる。
特にオシャレをするわけでもなく、厚化粧で出向くわけでもない。逆に口紅なぞは、つけないで行く。それでも、誰であれ、(若くてかっこいい男性であれ!)「きれいですね、本当にきれいですね」と言ってくれるのである。
特別な場所ではない。将棋会館のまわりにも、たくさんある。
そろそろ察しがついたでしょう。歯医者さんである。
よろしくお願いします、と挨拶した時点では何も言われない。ところが椅子へ横になり、大口を開けると、「きれいですね!(口の中が)」という言葉が、発せられるのである。残念ながら、「歯のオタク」の人が歯医者になる、というわけではないらしく、このあとデートに誘われた、などということはない。
自分の歯が丈夫なのは、父親の遺伝である。母親の方が歯に問題が多いわけではない。自分が子供のころ、父親から聞いた、
「小学校の夏休み、一度も歯を磨かなかったが、虫歯にならなかった」
という、身の毛もよだつような話があまりに印象に残っているせいである。父親自身、その不潔さに顔をゆがめて話していた。なぜそんなことを話したのかは、忘れてしまった。
さて、歯医者での話を家ですると、家族はゲラゲラ笑った。もちろん笑わせるつもりで話したのだが、予想外に、
「ハッハッハ...」「ホホホホホ...」
と続くので、だんだん腹が立ってきた。自分の息女が「きれい」と言われるのが、そんなにおかしいのか?

 カボチャ|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

カボチャ

首都高における事故件数ワースト1の参宮橋カーブ...の直前のカーブ。「事故の原因はヒューマンエラー(人的ミス)がほとんど」とあるが、設計ミスもあるのじゃないか?参宮橋カーブはその名の通り、明治神宮の目の前にあるカーブ。これでは明治天皇様も落ち着きませんね。
とは言え、きれいなカーブだ。自分は花のほかに、道路や車の写真も好きである。好きだから始終写しているのだが、道路に花が添えてある光景だけは、見たくない。どうか首都高を運転する際は、ご注意ください。

ところで、なかなか確定申告書の書類がこない。毎年、いつごろだったかな?レシートを全部きれいにそろえて、心待ちにしているのに、ひょっとして税務署の皆様が、
「コイツ、親元で暮らしている独身貴族のくせに、毎年、還付金、還付金、ってうるさいから、もう書類送らなくていいよ!」
などと言ってるのではないか?
心配のあまり、ついに近所の役場の出張所へ行ってきた。職員の男性が、なぜかとても心配そうに、
「確定申告の時期はまだわかりませんね。こちらに書類が配られるのは1月末です。お急ぎでしょうか?」
と優しく対応してくれた。いえ、(見ればわかるように)急いでません、うちに書類が届いてないのではないかと心配になっただけです、すみません、すみません、と急に恥ずかしくなって、その場を急ぎ足で立ち去った。
還付金。カンプキン。カンプキン。パンプキン。パンプキン...カボチャ。南瓜。
というわけで、カボチャ。

 宮崎駿アニメ|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

宮崎駿アニメ

我が家は自分をのぞいて宮崎アニメが好きである。自分をのぞいて、というのは、自分は映像よりも漫画本で読む方が好きだという、それだけの意味。
特に弟は海外生活が長いせいか、繰り返し宮崎アニメを見ている。同じアニメを何度も見るというのは、自分からすると信じられない。自分も同じ本や漫画を何度も読むが、本は内容を忘れてから、漫画は眠り薬代わりである。詳細まですべて覚えているアニメを見るというのは、それほど好き、ということだろう。
もう一つ、弟に関して理解しがたいのは、富士登山である。これまで自分が知る限りでも3度、登っている。これまた、自分からすると、登れば登るほど、帰りの道が伸びるだけで、何が面白くて何度も登るのか、わからない。途中桜が咲いているとか、頂上に美味しい食事と温泉が待っているとか、そういうわけでもない。もう、兄弟どころか、別の生物に思える。
人類が滅びたあと、また他の知的生命体が出現したとする。彼らが自分と弟の骨を発掘したら、きっと「そっくりだが、あまりにも発掘場所が違う。別種に違いない」と判断するだろう。

宮崎アニメの中の、「天空の城ラピュタ」という作品がある。(ご存知ない方にはつまらない話になって申し訳ない。)だいぶ以前の話になるが、弟が夜空を見上げながら、「オレのところにも女の子が降ってこないかなあ」と言った。
「またくだらないことを言ってやがる」と噴き出したものの、あとで
「これは『天空の城ラピュタ』の新解釈ではないか!」と思い付いたために、もう10年以上も前になるその一言をよく覚えているのである。
このアニメは、おそらくスウィフトの「ガリバー旅行記」の中の「ラピュータ渡航記」の章が下地になっている。(宮崎監督に確認したわけではないので、絶対とは言えないが)。その中に出てくるラピュータの人間というのは、普通の人間とは違う。左右どちらかに首を傾け、片方の目は内側へ向き、もう一方の目は上を向いている。その他いろいろな特徴があったが、思い出せない。ともかくパッと見にも、異様なのである。
「理屈に合わないね。それじゃ、目の焦点が合わない」弟はつまらなそうに返事をした。弟にしてみれば、このアニメは「ある日かわいい女の子が現れ、その子を守るために旅に出て、成長する」話なのだ。自分みたいに、「ラピュタ島が崩壊して大量の土砂や建造物が地上に落ちていったけど、下にいた人たちは大変だっただろうなあ」などと、意味のない想像を膨らませているわけではない。そのためには、宇宙人みたいな女の子が現れたのでは、困るわけだ。
上の写真は記録の帰りに撮った。こうして暗くなってからうつすと、東京も美しい街である。皆様の夢を壊さないように、今回は場所を伏せておきましょう。
これくらいきれいなら、空から素敵な女の子が降ってくるかもしれない。

 ワサビ入りたこ焼き|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

お詫び

ブログを読んでくださっている皆様。どうやら、自分のブログの内容が、多少趣味の域へ深入りしすぎていたようです。失礼しました。
ところで、カラオケボックスへいらしたことはありますか?
カラオケへ行くと、食べ物や飲み物のメニューがある。その中に、「たこ焼きロシアンルーレット」やら、「饅頭ロシアンルーレット」といった、ゲームをかねたおつまみが用意されていることがある。たくさんのたこ焼きの中に、ひとつ、ワサビ入りの辛いたこ焼きが隠されているのである。たいてい、一番辛いものが苦手な人がそのたこ焼きを食べて、「からいー」と悲鳴をあげ、まわりが笑う、という子供だましのようなお酒のおつまみである。
自分はそのワサビ入りたこ焼きのつもりで、ブログを書いていたのである。しかし年末年始、そして女流名人戦の予選でほかの女流棋士の皆様が忙しくなった隙に、ひとつだけ隠されているはずのワサビ入りたこ焼きが、すべてワサビ入りになってしまったようなのである。
どれもこれもワサビ入りでは、余興ではなく、不味いたこ焼きを注文しただけになってしまう。すみませんでした。

今日だけは(!)、まじめに、ブログを書きます、と約束してしまった。西馬込から池上本門寺朗峰会館へ向かう途中にある、「歴代聖人御廟所」の桜の写真を載せておきます。いえいえ、いくら暖冬でも、まだ桜は咲いていません。去年自分が、この朗峰会館で開催した女流親睦会の実行委員を務めた際、行きがけに撮った写真である。
実行委員が親睦会の準備のために朗峰会館へ集合するとき、予定時刻より1、2時間早く着くように家を出て、この桜を見るのがひそかな楽しみだった。一人、桜の前にたたずんでいると、実行委員としての苦労、将棋の勝ち負けなど、どうでもよくなる。(まずいですね)
ではどうかこの桜に免じて、今後ともどもよろしくお願いいたします。

 小田急線|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

地震

写真はただの小田急線。小田急小田原線快速急行、小田原行き(たぶん)である。なかなかうまく撮れていると思いませんか?ハガキにできそう!
代々木駅から渋谷へ向かう明治通りを横切る、代々木駅からすぐの小田急線の踏切。将棋会館から代々木駅へ歩いたことのある方なら、ご存知でしょう。
小田急線の地下化以前、いわゆる開かずの踏切だった。両方向から入れ違いに来る電車が途切れたと思ってもまだ遮断機が降りたまま。何かと思えば、前後の電車の間隔が狭すぎるためか、恐ろしく遅いスピードの電車が、こちらへ向かってくる。我慢しきれなくなったサラリーマン風の男女が、遮断機をくぐって駆け足で踏切を横切って行く。
自分は以前、この踏切に10分以上引っかかり、連盟のバイトに遅刻して以来、明治通りを迂回して将棋会館へ向かうようになった。このとき、よほど自分も遮断機の下をくぐりたかったが、生憎自転車で通るには他人の手を借りる必要があるし、線路ですべって転んだこともあるし、遅刻するとわかった時点でも、電車が迫ってくる線路を横切る勇気がなかった。
電車がのろのろ走っているのが原因なのだから、遅延証明書を頂きたいくらいである。
現在、地下化の甲斐あって、かなり状況が改善されたのがわかる。
しかし、代々木や新宿へ行くとき、踏切が開いているのをみると、つい駆け足になる癖がいまだに抜けない。

 ゲレンデ|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

ゲレンデ

小学校四年生の頃、父親がインドネシアに赴任することになった。「ちょうどガキどもも夏休みだし」ということで、2ヶ月、家族全員で赤道直下の国へ飛んだ。
ん?小学生の夏休みが2ヶ月もあるのか、気になるようでは、あなたのお嬢様は女流棋士になれませんよ!羽生先生もおっしゃってるでしょう。10代、20代の若いころは、枝葉末節まで読むけど、30代、40代は大局観です、って。細かいことは気にしてはいけません。
どこかでインドネシアの海で溺れた話を書いた記憶がある。お話しがかぶったら、どうかご容赦を。
さて、インドネシアへ発つ直前、父はインドネシア語を習った。インドネシア語は、発音を間違えようが、語順を間違えようが、言わんとすることをわかってもらえる、便利な言葉である。この点、日本語とも似ている。例えば、
「東京駅へどうやって行けばいいですか」を、
「行けばいいですか、どうやって、東京駅」
と言われても、相手が外国人なら、東京駅へ行きたいんだな、と察することができる。
自分はインドネシア語ができないので、語順を間違えたときの違和感はわからないが、とにかく外国人には心優しい言葉である。
ある日、車の中で父がインドネシア語の練習を始めた。どうやら面白い単語を教わっていた弟も一緒に繰り返し復唱した。
「インドネシアでは...
人はオラン、魚はイカン、米はナシ」
インドネシア語の練習と知らない自分は仰天した。一体これからどういう国へ行くんだ?
人はおらん??
ちなみに、オランウータンはインドネシア語。「森の人」という意味である。

写真は坂。本当に単なる坂。
坂を見ると、スキーがしたくなる。この坂に雪を敷いて、ゲレンデ(=スキー場)に変え、あらん限りのスピードを出して滑ったら、気持ちいいだろう。傾斜も15度くらい、ちょうど自分の好きな、なだらかなコースになりそうだ。(本当はそのためにこの道路を作ったんじゃないか?)
まだ新潟にいたころ、冬の早朝、ほとんど人のいない急斜面を、足をぴったりと揃え、うんとかがみこんで一直線に滑り降りると、まるで無重力状態になって空を飛んでいるような気分になった。
子供がよくはいている、下にローラーのついた運動靴、あれを買えばスキーの気分が少しは味わえそうなのだが、どうも恥ずかしくてまだ購入にいたらない。

 暖冬お見舞い申し上げます|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

暖冬お見舞い申し上げます

こりゃなんだべな?
通るたびに思う、高級住宅地わきの巨大な風車。
今日調べたら、風力発電機だそうである。たまに家屋の屋根に取り付けてある、ソーラー発電のための太陽光集熱パネルであれば見ればわかるが、風力発電機は初めて確認した。
風も吹いていないのに、クールクールクールクール。
彩乃ちゃんと二人で、1日黙ってこの発電機の回転数を数えてすごしたい。
雑念でいっぱいの自分の頭を、良識的な思考で充電してもらえそうだ。

くだらない悩みができてしまった。先日ブログで書いた、狂牛病の牛を食べることにより感染する、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病。自分はヨーロッパ滞在歴が長いために、感染の可能性ありということで、献血を断られる。
さて、脳死の場合の臓器提供はどうなるのか?健康保険証の裏に、臓器提供意思表示の項目がある。もう両親も年だし、うっかり自分が先に事故にあって脳死状態になり、どなたかに内臓を差し上げておさらばすることになっても、諦めてもらえるだろう。
そう思って、全部どうぞ、とチェックマークを入れてあるのだが、献血が駄目なら、臓器提供も当然まずいのではないか?と思い当たったのである。
ヤコブ病についての本が置いてある薬局の薬剤師さんに聞いてみると、
「備考の欄に、ヤコブ病です、と書いて下さい」
と言われた。その時は、そうだ、それでいいんだ、と深く納得して家路についた。
しかし、記入する段になって、嫌なことがいろいろ思い浮かんできたのである。
自分は運転免許証もなく、身分証明書の代わりとして健康保険証をかなり頻繁に提示している。携帯電話の購入、公共施設の利用から、ブックオフで本を売るときも、である。
住所確認のたびに、
「私はヤコブ病です」
と書いてある備考欄を、見られることになる。
ヤコブ病を知らない人であれば、
「なんだ?これ、感染する病気?この健康保険証にウイルスとか、ついてない?」
と思うかもしれない。
ヤコブ病を知っている人であれば、(ヤコブ病は、通常はお年寄りがかかる、進行の早いアルツハイマー病のような病気で、日常生活では感染しない)
「この年で...もう痴呆が進んでるのかな?一人だけど、大丈夫かな?」
と気になるに違いない。
なんとなく、嫌なのである。書きたくないのである。
ヨーロッパへ行って変異型クロイツフェルト・ヤコブ病にかかった日本人はたった一人。
自然にかかる散発性クロイツフェルト・ヤコブ病は100万人に1人だが、それよりさらに可能性が低いということである。
日本の年間死亡者は約127万人。うち脳死患者の数は、3~4000人くらいらしい。
ヤコブ病の確率0.0000001×脳死の確率0.003=???(計算できません!)
とても、とても、とても書きたくないのである。
でも、万が一より可能性は低いものの、死んだあとまでひと様を不幸にしたくないのである。自分のちょっぴりやる気のない心臓や、肝臓やらを、病気の人に差し上げて、幸せになっていただきたいのである。
でも書きたくない...。

 スマホ|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

スマホ

最近つまらない写真ばかり撮っている気がする。これならいかがでしょう。この前お花屋さんで購入した、冬の一年草である。買ってきた直後に名前を忘れてしまった。画像検索すると、プリムラ・ジュリアンという花に似ているが、嘘かもしれない。

先日母親に聞かれた。
「スマホに変えようかしら?私に扱えると思う?」
言下に否定した。「無理。」
自分はスマホを購入して1年になるが、一番困るのは、電話の出方がよくわからないことだ。(電話を頂いた際、ご迷惑をおかけしている皆様、すみません)。携帯ショップへ行き、友人にやり方を教わった。その時は理解できても、いざ呼び出し音が始まると焦って、どうするのかとっさに思い出せない。なぜか相手の声は聞こえるのに、こちらの声は届かないのである。
あるとき、病院へ電話をかけたら、電話の向こうから看護婦さんたちの声がした。
「その人、電話の声が聞こえないのよ」
変なことで有名になってしまっている。
そもそもですね。固定電話の場合、電話がなっていたら、受話器を取る、という行動以外、思いつかないでしょう?電話がなっているのを見て、110番を押してみたり、コードを抜こうなどという発想には至らない。
しかし、スマホ様の場合、画面の真ん中にかわいらしい線香花火のような模様が出ているだけで、反射的に受話器を取るといったような行動へ、誘導して頂けないのである。
タッチパネルも、乱視で指先が震える自分にとっては、電車の中はおろか、立った状態でも文字を打つのは難しい。携帯で用件を読み、家に帰ってパソコンから返信することもしばしばである。
もう、スマホ様に自分が操作されている気がする。

こんな自分にアドレス帳の登録の仕方や、メールの開き方を聞いてくる母に...
スマホの操作ができてたまるかーーー!

 今年の目標|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

今年の目標

我が家の近くを通る、首都高速4号新宿線である。事故多発地帯である参宮橋カーブが近くにあるためか、しょっちゅうパトカーのサイレン音が響いてくる。自分の歩いている道路を走るパトカーなのか、首都高のパトカーなのか、日々立ち止まって確認することになる。
首都高を見上げていると、
「ああ、この上を時速100キロで車を走らせて、遠くへ行きたい!」
という思いに駆られる。(ちなみに自分は、車の運転はできない。)
実際には、首都高の終点は高井戸。そのあと、中央自動車道を走っても、せいぜい行けるのは富士吉田市まで。走っていたら、いつの間にか地球の裏側にいました、なんてことはない。事故が多いだけで、夢のない道路である。

さて、今年の目標。それは...Gをひげでつまんで、ポイ!と表に放り出せるようになることである。
自分は田舎育ちなので、小学校高学年になって初めてGを見た。当時の父の赴任先、インドネシアでである。コオロギみたいだし、へっちゃらで捕まえて遊んでいた。
この後、嫌悪感や恐怖心を抱いてしまったのは、まわりの大人が
「汚い、汚い、汚い」
と繰り返し刷り込んできたからである。
自分の脳内の、「汚い」と「G」をつなぐ神経細胞を断ち切り、「かわいい」と「G」を元通りつなげば、以前のように素手で捕まえられるようになるはずである。
大事なのはここから。こうなれば、対局室にGが現れたとき、
「渡辺女流を呼べ!」
ということになる。自分は礼儀正しく、失礼します、と一礼し、「殺虫剤!」などと騒がず、ひょいとGをつまみあげ、表にポイ、である。そのうち、棋士の皆様から
「対局立ち会いは、ぜひ渡辺女流に...」
と要望が出るかもしれない。そして中継のブログに、
「本日の対局立ち会いは渡辺女流初段。女流棋士で唯一、対局立ち会いを務める、棋士皆から頼られる存在(Gが出現した場合に限り)」
と書いてもらえるようになり、有名になるかもしれない。

あっ!まだ見ただけで腰を抜かしますので、もう少しお待ちを...。

 将棋年鑑|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

将棋年鑑

冬の花壇を彩る葉牡丹。はじめ見たとき、「紫キャベツ?」と思ったものだが、本当にキャベツの一種を品種改良したものらしい。4、5月に黄色い花が咲く。花の方は用無しで、つぼみがつくまえに切ってしまう。
いざ、これから花を咲かせようというときに、ボコン!と抜き取られてしまうとは。
しかし、変だな。同情する気持ちを書くつもりだったのが、まったくかわいそうとも何とも思わないぞ。やっぱりキレイじゃなくっちゃ、飾っとく意味なんか、ないもの。抜いちゃえ、ぬいちゃえ。

皆様、将棋年鑑をご覧になってますか。今年度のアンケートの中に「1年間に詰将棋を何題解くか」という質問があった。1日100題解く日もあれば、10題の日もあるし、「不明」とした。しかしこの回答は、自分としては残念なのである。
もし自分が今、高校生か大学生くらいの有望な若手棋士であったら、こう書きます。
「1題も解きません。」
研究会もバーサスも、やりません。ひとの棋譜も見ません。
プライドとか、詰ましそこなったときみっともないから、とかではなく、さぞかし気分がいいだろうと思うからである。そして引退するときに、
「毎日100題は解いてましたよ。でなきゃ、勝てませんよ。ハハハ」
と白状するのである。

性格悪いな。自分が小中高と、先生に嫌われた理由がわかる気がしてきました。

 甲州街道|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

甲州街道

お正月の甲州街道。田舎育ちで、窓を開けると隣家の住人と顔を合わせる住宅事情には辟易するものの、なぜか道路の混雑した眺めは好きである。たまたま赤信号で、車が通っていないタイミングになった。ここをまっすぐ行けば神奈川県。
たまに思い立って自転車にまたがり、甲州街道沿いの道を直進するのだが、せいぜい世田谷で疲れて引き返してしまう。

一人当たりGDP(これが平均的な収入のようなものでしょうか?)がアメリカは約54,000ドル、日本は約36,000ドル。今はアメリカが日本のちょうど1.5倍。そのアメリカでさえ世界11位、日本は27位。自分が小学校で社会科を習っていたころと、ずいぶん変わったものである。ね?30~40代の皆さま。
(現在、日本人は貧しい中、頑張っているということ...なのか?)
そのアメリカのニューヨークからお正月休みで帰ってきた弟の話を聞いていると、いくら豊かな国でも、都会にはいるべきものはいるようで...
「二階と一階の部屋の隙間にGが住んでいて、たまに天井から降ってくる」
「へ?!ほかに住めないの?!」
「そこ、なかなか悪くないんだよ」
弟夫婦は、直前の任地がアフリカだったために、虫は慣れている。聞いているこちらの方がぞっとしてしまう。
「ハエトリグモってGを食べるんだよ」
と言うと、それ連れて帰りたい、とはしゃぐオトヨメ。自分は途中で寒気がしてきて自室に逃げ帰ってしまった。部屋に戻り、天井からGに加えてハエトリグモまでボトボト降ってくる弟のニューヨークの家を想像した。それこそまさに「リアルお化け屋敷」と言うに相応しいではないか。

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 明けましておめでとうございます|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

太陽系第三惑星の地球上で暮らす皆様。新年明けましておめでとうございます。
今晩見る夢が初夢。大晦日の晩の夢、江戸時代後期では2日から3日にかけての夢が初夢だったそうだが、現代では元旦の夜に見る夢が初夢だそうだ。
一富士、二鷹、三なすび、富士と鷹はハードルが高い気がするので、続きを申し上げますと、
四扇、五煙草、六座頭。
扇と煙草なら出て来るかもしれない。六は難しい。座頭とは「剃髪した盲目の按摩師」のこと。自分は会ったこともない。座頭は「毛がない=怪我ない」ので縁起が良い、という所以だそうである。
お?毛がない、ということなら、座頭の夢でなくても...。モニョモニョ...。

ところで今日、年賀状を書い足そうと郵便局へ向かっていたら、(元旦はお休みなのだが、気付いていないのだ)横を通り過ぎた車から、ドサッ!と荷物が落ちた。見るとトランクが大きく開いている。
このところ、ドサッ、とか、ガタン、と大きな音がすると、「いよいよ日本でもテロか?」と身構えるようになった。このときもぎょっとして立ち止まったが、すぐに走り去る車に手を振ると、後部座席の子供が私に気付いて、「トランク、開いてる!」と怒鳴った。車はすぐに見えなくなったが、トランクから落ちた荷物を持ってのろのろ車の曲がった道を歩いて行った。
ちなみに、私は駅で誰かが落とし物をしても、拾って追いかけはしない。絶対に追いつかないからだ。なまじ自分が拾うと、ほかの人が拾って落とし主に追いつく可能性がなくなる。しかし今回のケースは大丈夫だ。
案の定、しばらくすると、車からお父さんと子供が降りて、駆け戻ってきた。けっこう重かったので、すぐに荷物をおろしたが、「ありがとうございます」とお父さん。子供は小さく見えたが、私よりも背が高い。
新年初の「ありがとうございます」である。なかなか気分がいいものである。
その後、郵便局は閉まっていたが、気落ちすることもなくコンビニで年賀状を購入し、いそいそと帰宅した。

皆様もいい一年になりますように!

 松飾り|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

松飾り

おかしいでしょ、これ。去年たてに二つ並べてたときよりはましだけど、松飾り二つを重ねて玄関のドアにぶら下げてる家も、見たことないよ?うち、せっかく門があるのにさ。
「ボケたんじゃないの?」
って心配になるだけだから、やめてくれ。

今日、一生懸命年賀状を書いていることについては、何も言えなかったけど。
私も年賀状をかわいくしようと思って、シールを買ってきてぺたぺた貼ってて、途中で気付いた。それが、去年の干支の、羊のシールであることに。
やべ、やべ、やべ、やべ...
去年余ったシールを今年も流用したように見える。
「親がめの上に子がめをのせて...
親がめボケたら、みなボケた...」
嫌ですねえ。 母へ。娘より。

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 オランダ|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

昨日自分の大事な大事な弟くんが勤め先のニューヨークから帰国した。去年寒波で大騒ぎしていたニューヨークは、今年観測史上以来の暖かさで、なんと外気温が22度だとか。暖房のきいた室内をぐるりと見渡して、「この部屋くらいの温度だね」。アメリカでは何が起きているのでしょう?
弟は自分にとって実質「ニーチャン」である。昨日も時差ボケで目をショボショボさせながら、「女には性犯罪者はいない」などとバカな考察をしている自分の話を聞いてくれた。神様が、自分が生まれて一年たったころ、「どうもチミはこのまま一人で生きていくのは無理なようだ。手順前後ではあるが、兄を授けよう」と言って、年下のニーチャンを授けてくれたのである。

弟に「狂牛病及びヤコブ病についての考察」を無理やり聞いてもらっているうちに、小学校の5、6年生のころ過ごしたオランダの地を思い出した。家のまわりは広々とした牧草地で、牛や羊がのんびりと草を食んでいる。冬の朝見ると、牛や馬は小屋に入っているが、毛におおわれた羊は牧草地の隅にかたまっていて、身体に霜が降りていた。
学校は英語で授業を行う、外国人向けのインターナショナル・スクールに通った。授業の内容は何もわからない。あまりにもひどい成績だったために、両親は成績表を見せてくれなかったので、自分はそういったものがないのだと思っていた。
試験時間など暇なだけなのだが、ひとつだけ、多少わかる教科がある。算数である。しかしこの算数の試験にしても、イジワルなことに、
「1+1=?」
と書いてあるわけではない。
「次の2つの数の和を示せ。 1,1」
と書いてあるのである。「1」はわかっても、問題文が読めないので、最初の数題しか解けない。とは言え、全教科の中で唯一手が付けられる問題なのだから、頑張る。足せ、とか、引け、くらいなら、読める。
ある試験のとき、明らかに一番やさしい問題なのに、何を意味しているかまったくわからないことがあった。問題1問あたり、数字が一つしか書いてない。数字はすべて分数なのだが、数字ひとつをどういじれば、何か計算することになるのか?
これが解けなければ、0点というレベルなので必死で考えたが、わからなかった。
実は、「次の分数を帯分数に直せ」という問題だったのである。
算数の試験は計算しているより、謎解きをしていたわけである。
この問題だけ記憶に残っているということは、自分としては楽しかったのかもしれない。試験勉強もしなければ、当日もダメもと、で胸を張っていられるなんて、このときだけでしたしね。

 アドラ・ジャパン|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

アドラ・ジャパンは、途上国や災害被災地で支援活動を行う、非政府組織(NGO)である。弟の奥さんが、結婚前に勤めていて、内戦の勃発した南スーダンの難民キャンプで活動していた。一日中、トイレを作るためにかけずりまわり、「トイレの神様」と呼ばれていた(と弟が言っていた)。詳しいことは、我々が心配するため、教えてくれない。
簡単なことなら答えてくれる。自分は難民の子供たちの目にたかっているハエ、あれをなぜ追い払わないのか気になってしかたなかった。「失明することもあるんだ」とすかさず父が口をはさむ。
「ハエなんか、気にしてられないんですよ」と義妹は事もなげに応じた。「たくさんいて、話していると口に入ってきます」
ぎゃ!!「私も難民キャンプでひと月くらい働けば、根性がつくのではないか。どうせ年内対局ないし」などと一瞬でも思ったことが、いかに甘かったかわかった。つねに「虫コナーズ」を部屋に2つも3つも置いて、「虫より身体に有害なのではないか」と親に指摘されている自分が難民キャンプに行ったら、虫から逃げるのに一日かけずりまわっているだけだろう。

西アフリカでエボラ出血熱が流行して以来、自分は(みみっちい額ではあるが)寄付するようになった。どんな買い物よりも、気持ちいいし、満足感がある。
例えば今回寄付した南スーダン、一人当たりのGDPを比較すると、日本は約36,000ドル(360万円)、南スーダンは約1,200ドル(12万円)である。
12万円寄付すれば、向こうからすると年収分のお金をいただいた勘定である。
日本で言えば、400万円ほどの寄付金があったようなものだ。
「ワタナベミオってすげえ!400万円も寄付してくれたのか。女流棋士?すごく勝ってるんだなあ」「将棋ってもうかるんだなあ」「面白そうだなあ」
と、言うことになるかもしれない。(だいぶ話が膨らんでいるが...)

加えて、我が家は完全なる無宗教である。文化的行事に関してもいい加減で、去年、母は松飾りを家のドアに縦に二つぶら下げていた。どうも違和感を覚えて、近所の松飾りを見て回った。
こうした家庭に育つと、勝手に自分の中に神様が出来上がってしまう。
「チミはどうも怠けてばかりで、いいことをしてないな。おまけに夏になるとなんの罪もないGや蚊を殺している。このままだと地獄行きだぞ。地獄だと1日3時間しか寝られないぞ」と神様がおっしゃっているのである。
そこでいろいろなNGOに寄付をして、天国への交通費を払っている。今のところ自転車を貸していただける程度だそうで、天国につくまえに力尽きそうである。
「体力に自信がないのなら、もうちっとひと様のお役に立つことをするべし」と神様が言っている。お金で解決しようとしていることには多少渋い顔をしているが、
「チミは頭も身体も鈍いから、仕方ない、できることをせい」だそうだ。

では、皆様。良いお年をお迎えくださいませ。

 駄文2|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

今年はデング熱が話題にならなかった気がする。もう簡単に治療できるようになったのだろうか。去年父とテレビを見ていて、アナウンサーの男性が
「ヒトスジシマカなのかどうか、刺されても大丈夫なヒトスジシマカなのかどうか、ご注意ください」
と言ったので、噴き出してしまった。まじめにニュースを見ていた父もつられて笑いだした。肉眼で模様を観察する暇があったら、たいていの人間は蚊を引っぱたくだろう。

最近行きつけの薬局で「クロイツフェルト・ヤコブ病」の本を見つけ、行くたびに読んでいる。「狂牛病」と聞けば皆様も思い出すのではないだろうか?狂牛病にかかった牛の肉を食べたために、ヨーロッパで流行った病気である。
どうも日本のヤコブ病の患者さんは、ヤコブ病の方からの生体移植が原因で感染してしまった場合が多いらしい。別に日常生活では感染しない。
なぜこの病気について調べたかったかと言えば、自分が小学生のころにヨーロッパに一時滞在していたために、献血を断られるからである。滞在中、狂牛病で騒いでいたし、肉もおおいに食べた。しかし、もうだいぶ前の話だ。潜伏期間を知りたかったのだ。
びっくりした。発症まで20年、30年、50年という報告例もあり、だそうである。
おまけに、初期症状に「手の震え」というのがある。もう赤十字社の献血のトラックからそのまま病院に送られそうである。
どうも自分の血液は一生ひと様のお役に立てそうもない。せいぜいヒトスジシマカのおやつになるくらいである。以前にもまして献血トラックの前のボランティアの人たちと目を合わせないよう、下を向き早足で歩いている、年末の今日この頃です。

 年賀状|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

自分はだいたい12月の22日か23日ころに年賀状を書いて投函する。25日まででいいのだが、自分のような「いらんことばかり気にして、肝心なことはすっぽぬける」タイプの人間がギリギリに物事をやると、期限内に終わらない危険性がある。
例えとしてはかなり違うが、おしゃれをしようとして毛皮のコートを着込むとする。普段通り、出がけにクッキーをぽりぽりかじって家を出る。普段毛皮なぞ着ないので、クッキーのカスがついているのに気付かない。結果、おしゃれしたつもりが、クッキーまぶしの毛皮を着て現れる。
けっこう恥ずかしいです、これ。

さて、今年は弟が結婚して、久々に新しい親戚が増えた。年賀状を書こうとして、はて、一軒の家から何通も年賀状が届くのも変だから、母に尋ねた。
「年賀状、何日に出すつもり?」
「30か、31かな」
嫌な予感が当たった。だいたいそのニヤニヤした顔からしても、元旦に間に合わせようなどという気がないのは明らかだ。確かに、我が「割れ鍋に綴じ蓋」家から年賀状が元旦に届こうが、3日だろうが、間違えて普通郵便で出して12月31日の大晦日に届こうが、受け取る側としては、大差ない。
ここで「年賀状は元旦に着くように出すべきだ」などと主張する人は、この家では生きていけません。
多少変だが、別個に年賀状を出すことに決めた。
半分ほど作業が進んだところで、またニヤニヤ顔の母が、「私とお父さんの名前もつけ加えておいて」。
めでたし、めでたし。

 駄文|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

15=志学、30=而立、40=不惑、50=知命、60=耳順、70=従心
この中で最後の二つが好きである。
60歳になり、どんな話を聞いても腹が立つことがなくなった。
70歳になり、自分の心のままに行動しても、道徳から外れることがなくなった。
自分は全部すっとばして、すでに60歳の域に達している気がする!
そうです。どんな話を聞いても、「自分の体たらくぶりに比べれば...」と思えば、腹も立ちませぬ。

さて、なぜこんなことを思い出したか?理由は実にくだらない。道行くカップルが気になっただけである。東京へ来て、たいていのことには驚かなくなったが、最近私の両親ほどのお年の男女(つまり70歳前後と見受けられる)が、手をつないでお散歩しているのを見かけることがある。
妻の身体が悪いのを、夫が支えている、というのではない。両者、健脚で、つないだ手をふりふり、歩いていく。
いえいえ、まったく道徳から外れてはいませんが...いったい楽しいんでしょうか。お顔を拝見しても、にこりともせず、ただ一心に歩を進めている。新手の老化防止方法だろうか。
タバコをふかしながら、道場で将棋を指すより、健康的なのに違いないが...。

 新人王表彰式|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

新人王表彰式

今期の新人王はご存知、菅井竜也七段。もはや新人と呼ぶにはふさわしくない活躍ぶりの菅井先生だが、家を出てから忘れ物を慌てて取りに戻るかのように、最後のチャンスをものにした。
菅井先生については、四段昇段のときからなんとなく印象に残っている。自分が女流2級に昇級してからちょうど1年後、将棋世界の「昇段の記」のページで知った。
「昇段の記」の文章自体は、量も少なく、内容も応援してくれた人や師匠へのお礼の言葉で、みんな似たり寄ったりである。「自分は負けたあと、ずっと家に帰らず街中を歩き回り、最後は夜中の2時すぎまでコンビニの成人向け雑誌コーナーで立ち読みしておりました」などと書く人はいない。(注:WM女流初段敗戦の記)
つまり、顔と、年齢と、名前を見るのである。そう、皆様と同じである。
「なかなかかっこいいし、17歳、名前も竜がついてるし、これは有望株」
(好き勝手言わせて頂いてすみません)

実際にお会いしたのは倉敷市のイベントである。女流棋士ばかりのイベントで、最後におしゃれな洋風のレストランでコース料理をご馳走になった。
私は「飲んだらしゃべるな、しゃべるなら飲むな」という個人的訓戒(しかしほぼ毎度破っている)があるほど飲むとろくなことを言わない。このときも、途中であいさつに来てくれた菅井先生を、てっきり世話役のご子息か誰かと勘違いし、とんでもないことを申し上げた。私が誰であるか知らないことを願いつつ帰途についたが、そこは記憶力のすぐれた棋士のこと、いくら冴えない新女流棋士でもバレバレであった。
今度は本当にすみません。

その後、たまたま居合わせたのが、菅井先生が優勝した大和証券杯決勝のときと、今回の新人王表彰式。こちらまで嬉しくなってくる、なんとなくくすぐったい笑顔の菅井先生ばかり見ているので、本人を前にすると逆に罪悪感を感じずにすんでいる次第。
また思い出して恥ずかしくなってきました。そろそろ終わりにしよう。
菅井先生、おめでとうございました。

上の写真は、表彰式に飾られていた花である。もらって帰り、部屋に飾った。
そう、お酒の席では、この花のように何も言わず語らず、じっとおしとやかにふるまわねばならぬ。

 渡辺竜王、おめでとうございます|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

渡辺竜王、おめでとうございます

渡辺明先生は同門同姓、私が初めて赴いた大盤解説会で森内先生より竜王を奪取。その後自分が所司門下に入門して以来、ずっとお世話になっている。あまりに嬉しかったので、渡辺先生の週刊将棋の写真、「渡辺奪取V10」の紙面を本棚に貼った。今年も一年、渡辺先生を「渡辺棋王」とお呼びしたことはない。「渡辺りゅ...棋王」とお呼びしていた。
このように書いてはいるが、もちろん糸谷先生も大好きである。関西所属の棋士は滅多にお目にかかれないが、会うたびに向こうから声をかけてくれる、気さくな先生である。
糸谷先生が竜王を獲得されてからひと月ほどたったころ、順位戦の記録係を務めた。糸谷先生の記録ではないが、糸谷先生が始終ほかの対局室へも姿を見せるため、「今日は東京で対局なのだな」とすぐにわかった。自分はひとに「おめでとう」と言うのが趣味なので、「よし、今日おめでとう、と挨拶しよう!」とわくわくしていた。
しかしながら、対局日の棋士は、普段と違って宇宙人みたいで、「いっせーのーせ!」と気合いを入れないと、声をかけられない。始終糸谷先生とすれ違ったものの、なかなか言い出すことができない。途中で糸谷先生の対局が終了していることがわかったが、はて、勝ったのか負けたのか、そこまではわからない。負けているのに「おめでとうございます」と言ってしまったら、逆に嫌がらせである。
対局室を出入りするうち、ホワイトボードを見るチャンスを得、糸谷先生の勝ちを確認。自分の対局の終局が遅かったため、もう連盟にいないかもしれないな、と思いつつ、帰り支度をして玄関に向かった。
ちょうど一階へ向かう階段の途中、友人数名とともに玄関にいる糸谷先生が見えた。糸谷先生は友人全員が出るまで、ドアを開けて待っている。(竜王なのに!)しかし、自分ののたのたした足取りでは、追いつきそうにない。
...と、友人が全員出たにもかかわらず、糸谷先生はドアを押さえたままである。なんと!私が出るのを待っていてくれているのである。(竜王なのに!!)
飛び上がって「すみません、すみません」と頭を下げながら駆け足でドアを通り抜けた。恐縮のあまり、赤面しているのがわかった。
「おめでとうございます」の一言を忘れてしまった。

写真は新宿中央公園である。紅葉真っ盛りで素晴らしい眺めであった。家を失ったら、駅ではなく、寒くてもここで生活したいと思いつつ撮影しました。

 入れ歯|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

入れ歯

嘘です。歯ぎしり用のマウスピースである。
実物が気持ち悪いので、例によって写真を加工したら、ますます気持ち悪くなってしまって、毎度のことながら、申し訳ない。
5、6年前から歯医者で「マウスピース」を作った方が良い、と勧められていたものの、幼少のみぎりより歯ぎしりをし続けてきた自分としては、「今さら」と聞き流していた。
しかし、確かに友人と泊まりに行くたび、「マウスピース、持ってれば良かった」と悔やむことになる。いくら相手が寝付くまで頑張って起きていても、明け方近くなり、眠りの浅い時間になると、よほど私との旅行で疲労困憊しているのでない限り、お隣の友人は目を覚ます。そして誠に気の毒なことに、起床時間まで私の歯ぎしりを聞き続けることになる。
それに加え、私は歯医者の言うことを、とりあえず信用することにしている。営業ぽいな、と思いつつも、今まで言うことを聞いて後悔したことがない。抜歯や虫歯の治療、子供のころは歯列矯正までしたが、すべて「やっておいて良かった」と納得のいく結果だった。最近などは、麻酔注射も痛くなくなった。注射に痛みがないとは、どういう仕組みなのか実に不思議だ。
昔、歯医者へ行って痛い思いをしたから...と、歯医者を敬遠なさっている方。今の歯科治療は口内炎ほどの痛みもありません。

で、このマウスピースなのだが...はめているとあごは確かに楽なのだが、頭が痛くなる。2、3日に一遍でいいですよ、と言われたものの、1日のうちで一番の楽しみである睡眠に支障が出ると思うと、気が重い。
歯列矯正をしてた小学生の頃の方が、よほど我慢強かったようだ。

 だんだん少女漫画になってきました|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

だんだん少女漫画になってきました

育成会のころからずっとお世話になりっぱなしの親友、千尋ちゃん。
研究会もよくすれば、対局でもよく当たる。
一番思い出すのは、数年前の相振り飛車の一局である。
序盤から惨憺たるもので、いいところなく負けたのだが、覚えているのはそこではない。
実はすんでのところで大恥をかくところだったからである。

昼食休憩のときは、練習将棋であれば「負けました、ひどい将棋ですみません」と言って投了したいくらい、どうしようもない作戦負け。
千尋ちゃんはその日、きれいな薄紫色のアンサンブルを着ていた。(見ていて気持ち良かったので、よく覚えている)自分の服装は覚えていないが、中継局ではないので野暮ったいナリだったのは確かである。身に着けているものの差が、そのまま陣形差にまで現れたかのようであった。
最終盤、いよいよ千尋ちゃんは王手と歩を打った。私はそれを銀で取るよりほかなく、千尋ちゃんがその銀を取る。敵陣の駒を取りながら相手玉を詰ます、なんのリスクもともなわない寄せである。
逆に私の側からすると、彼女が何度間違えようが、形勢そのものは広がる一方で、万が一にも逆転の要素はない。このまま指していると、全駒だ、そろそろ投了だ......そう思った瞬間、ブレーカーが落ちるように、頭がショートした。
私は連続して考えすぎると、めまいを起こしたり、頭がショートしたりすることがある。相手の考慮中や、昼休みに目を閉じて何も考えず休めば問題ない。ただこの日は、あまりにも形勢不利だったために、一心に考え続けてしまった。
頭がショートするとどうなるのか、説明は難しい。ともかく局面が把握できない。
歩で王手されている。ここまではわかる。玉の逃げ場はない......。
先ほどまで玉の左側の銀で取るほかなく、それでは全駒だから投了しようと思っていたのに、その銀の存在を認識できないのである。
私は何分も、玉の逃げ道を探した。急に投了できなくなった。銀で取る手がわからなくなったので、「打ち歩詰め」の局面に見えるのである。しかし、千尋ちゃんも、記録係も、特に変わった様子はない。どこかに逃げ道があるはずだ。どこだ、どこだ、どこだ......。

まだ時間があり、私の目はえんえんと玉の周囲の8マスをまわっていた。頭のショートに気付ければいいのだが、気付くべきその頭の思考が止まっているので、なかなかそうもいかない。
どのくらいの時間がたったのだろう。急にまたパチッとスイッチが入った。あまりにも簡単な寄せの局面で考えていた恥ずかしさと、「打ち歩詰めじゃない?」と言い出さなかったことに対する安堵で、私はそのまま最後まで駒をパクパク食べられながら指し続けてしまった。
今でもあそこで「打ち歩」を指摘していたら、と思うと恥ずかしくなる。千尋ちゃんが以前講師を務めていた、連盟の子供スクールへ通うよう、勧められたかもしれない。

 夢|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

夢

先日、弟の妻の実家へ遊びに行った。写真はラブラドール・レトリーバーのメス、ビアンカちゃん。写真で見ると毛の短い犬だが、実際にさわるとフワフワ。義妹はずっとこのビーちゃんを抱っこして寝ていたそうである。
イタリア語のわかる方は「あれ?」と思われるかもしれない。ビアンカはイタリア語で「白」。「黒」は「ネーロ」なのだが、義妹は「ネーロじゃやだ!」と言ってビアンカになったそうである。名前のこととなると、自分も他人のことを言えないので、このくらいでやめておこう。

話は飛ぶのだが、昨年冬、小学校時代の友人4人で京都へ行った。みんなでメールをやり取りするうち、その際に立ち寄った伏見稲荷大社の話題になった。真っ赤な鳥居が山の上へと続いていく様は冥府の入り口のようで、圧巻としか言いようがない。
「すごかったよね、私の夢のカラー版みたいだった」
すると、思わぬ返事が返ってきた。「ミオの夢、モノクロなの?」
誰でもそうかと思ってたこちらもびっくりである。残りの3人は「カラー」と言う。
うち2人はこのことに詳しくて、
「夢が白黒の人
1、白黒テレビ時代の人 2、新聞、小説などを読む人 3、左脳思考の人」
「夢がカラーの人 70%、 夢が白黒の人 30%」
うちはテレビもなかったし、小説も読むし、左脳思考も当てはまりそうだ。
2、3、については調べようがない。テレビに関しては、白黒テレビが普及したのは1950年代後半、1973年にカラーテレビの普及率が白黒テレビを抜き、1977年に完全にカラー放送、とある。
つまり私は、1955~1975年制の頭を使っているようなものなのか!
どうりでよくショートするわけだ......。

上の写真は、私の夢の景色を、自分の写真で再現してみたわけである。背景もだいたい薄暗いか真っ暗。皆様はいかがでしょう?

 ヘアカット|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

ヘアカット

気分転換に髪を切ってきた。今あちこちに1000円、時間10分の「1000円カット」と看板を掲げた美容室があって、仕事の行き帰りなど、気楽に立ち寄ることができる。特に疲れているときは、10分とまではいかなくても、待ち時間を入れて20分あれば終わる。1回につき、1つだけ頼む。「切ってください」、すいてもらうのは、また今度。

ちなみに私はひどい癖毛で、ストレートパーマをかけなければ、とてもこんなに短くできない。クルクル、フワフワ、まるで頭に巨大な綿ぼこりをかぶっているみたいになる。学校時代、我が家ではパーマなんかかけさせてもらえないから、髪の毛はいつも悩みの種だった。
特に中学一年生のとき、髪を伸ばしていると先輩にいじめられるというので、みんな入学式前にそろって髪を切ったのだが、切ったら切ったで、同級生に「頭が噴火してる」と言われる羽目になった。
中学校のときのことはほとんど忘れてしまったが、先ほど急に三年時の副担任の先生を思い出した。先生になりたての、やさしい、どこか間の抜けた若い男の先生で、私はこのS先生が大好きだった。
三年生になると(都会ではそうはいかないだろうが)だいぶ気楽で、私は始終寝坊しては「重役出勤」した。担任の先生は怖いので、私はS先生のところへ行って「寝坊しました」と言う。S先生は怒ろうとするのだが、笑いをこらえきれず、口元がニヤニヤしている。「おい」と言いながら、頭をたたくふりだけするのである。
そうそう、三年生の時分には髪を伸ばし、後ろにひっつめていた。「噴火」の悩みも解決したわけだ。

 パールちゃん|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

パールちゃん

友達の皆さんがおだててくれるので、落書きが止まらなくなりました。
こちらは、昔我が家で飼っていた、セキセイインコのパールちゃん。
畑の周囲に張り巡らされた網にかかっている鳥を助けたり、病気の鳩を拾ってきたりと、鳥の大好きな弟への、誕生日プレゼントだ。
「飼いたい」と散々ねだったものの、1日3万歩の小学生男子(一度両親が試しに万歩計をつけてみた)が大人しく家の中でインコの世話をするわけもなく、結局、母が面倒をみることになった。

さて、自分の両親は「似てないもの同士」夫婦で、父はロマンティストで理想主義者、母は現実主義者である。ちなみに自分は、悪いところは、体質も性格もすべて父親似だ。ところが、父親は世界平和を夢見て、定年退職後も頑張っているが、私は読書にふけって、本当にゴロゴロして夢を見ているだけである。何で良いところは似ないんでしょう?

パールちゃんにエサを与え、カゴを掃除し、かわいがった母、死ぬときは手の中にその体を包んで涙を流した母だが、パールちゃんが死んでしまうと、なんとそのまま、生ゴミと一緒にゴミ袋へポイ。
家の中を飛び回っているパールちゃんを見ていただけの父だが、このときばかりは慌ててゴミ袋から小鳥を救い出し、花壇のわきへ埋めた。
理想主義と現実主義、傍から見ていると、今でもなかなか面白い。

 二段、おめでとう!|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

二段、おめでとう!

ごめんなさい!なぜか、すっぴん顔になってしまいました。今や引っ張りダコどころか、引っ張りムカデの由紀ちゃん。見た目と違って、もとい、見た目通り、筋肉隆々たるパワフルな女子ではありませんので、ファンの皆様、イベントのスケジュールはお手柔らかにどうぞ。

さて、「おめでとう」ばかり申し上げているようだが、稲葉聡さん、赤旗名人戦優勝、おめでとうございます。赤旗名人は、プロの新人王戦の参加資格を得る。若手棋士の皆様。来るべき方が来たですね。(私は内心、「稲葉聡さんが予選の変なところで負けないで良かった」とほっとした。)
私は何度か、アマチュア王将戦の決勝トーナメントを見学しに行った。そこで当時まだアマチュアだった今泉先生や、稲葉聡さんの将棋を観戦した。「紅ちゃんしかいなかった」と言っているそこの方。少し静かにしてください。
振り飛車の勝ち将棋というのは見ていて気持ちいいものだが、今泉先生の将棋は、まさにまわりまで気分爽快になるようなさばきっぷりだった。棋譜にすると
「▲55角、▽何々、▲55角、▽何々、▲55角...」
と言った感じである。(注1:私から見て)
逆に稲葉さんの将棋は、終盤でごちゃごちゃやっているうちに、いつの間にか勝っているような、対局相手の疲れが伝わってくる将棋であった。(注2:私から見て)
自分の終盤力がゴミなもので、失礼な言い方になり、すみません。
どうかご容赦のほどを。

 誰でしょう?|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

誰でしょう?

と言えるほど、似てなかった。親友の愛ちゃん。

自分はあまりひとのブログを読まない。興味ないのではなくて、パソコンのモニターで文を読むのが、どうも苦手なのである。外国語を読むときみたいに、一文一文意味をつかむのに必死で、読み終わったときに結局何を言わんとしていたのか、理解できない。
ちゃんと読まなくてはならない場合、プリントアウトすることになる。

ある日、女流棋士ホームページを開いてびっくりした。新着ブログの掲載箇所が、自分のブログで半分ほど埋まっているではないか。自分は写真を撮るのが好きではないので、「no
image」のブログが続いてしまい、いかにもそっけない印象になっている。
「私、書き過ぎ?迷惑になってない?」
彩乃ちゃんに尋ねてみた。彩乃ちゃんはいつも自分のこういった愚にもつかない相談事を真剣に聞いてくれる。
「写真が苦手なら、絵を描いてみたら?」
ナイス・アイディア!私は小さいころから絵を書くのが好きで、小学校の頃は授業中も休み時間もお絵描き(99%落書き)ばかりしていた。
ン十年ぶりのお絵描きタイムです。

 祝・ご結婚|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

吉田正和先生、ご結婚おめでとうございます。

一昨日の夜、悪夢の見て自分の声で目が覚め、何時か確認しようと携帯電話を開いたら、
「吉田先生があなたと結婚したのかと思った」
というメールが入っている。まだ半分夢の中で、なんのこっちゃ、と思い、もう一度寝た。明け方再び目を覚ますと、また友人の一人から、
「渡辺姓が増えて良かったね」
とのメールが。ん?こんなに日本中にはびこっている渡辺姓が増えて、何が嬉しいんだ?と寝ぼけながらメールを読み返し、やっと正和先生がご結婚、姓を渡辺に変えた、という主旨を理解した。
なるほど、これは皆さん、正和先生のお相手が誰だか気になって、とりあえず一番身近な渡辺姓の女にメールしてみているわけだな。しめしめ、次に誰かからメールが来たら、奥さんのふりをして、
「はい、いろいろありましたが、お陰様で」
とかなんとか言って驚かせてやろう。きっと安食さんあたりが、かわいらしいリアクションをとってくれるに違いないぞ、とはた迷惑な企みを立てて待っていたのだが、その後はどなたからも結婚に関するメールが来ない。
仕事でもするか、とパソコンを立ち上げ連盟ホームページを見ると、お相手の名前がしっかり発表されているではないか。
なんだい。からかわれてたのは、自分かい。

何はともあれ、末永くお幸せに!

 伊藤かりんちゃん|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

今年の将棋世界の2月号から「かりんの将棋上り坂」に登場してくれている、人気アイドルグループ「乃木坂46」のメンバー、伊藤かりんちゃん。
将棋世界をご購読でない皆様でも、そろそろお馴染みになったことと思う。
こちらのかりんちゃん、今月号では将棋大会にまで参加して頑張ってくれているのだが、ご自分の本業の宣伝に関しては、ブログのURLを載せる程度で、本当に損得勘定せず、ニコニコ、将棋の普及に貢献してくれている。
女流棋士としては頭の下がる思いである。
ところで、先日、友人と話していて、我々将棋界の人間は、彼女のために何かしているか?という疑問をもったわけである。
物事はギブ・アンド・テイクである。
いくら彼女が大らかな子でも、ン百万人いるはずの将棋ファンのために頑張っているのに、まるで人気に手応えがないのではがっかりしてしまうでしょう。
自分はテレビも見ないし、ネットの検索も苦手で、「将棋クラブ24」でさえ、弟につないでもらったようなド機械音痴で、どうしたらこうしたことが確認できるか、どうやって彼女を応援したらいいのかが、わからず、申し訳ない。
また、だからと言って、谷川会長が「では、私が連盟代表で」と言って、ライブやイベントへ出かけるわけにもいかないだろう。
というわけで、とくに若い男性の皆様!こういうこと、お詳しいですよね?
「俺の好みはダレソレだ」などと言ってないで、かりんちゃんに「将棋やってて良かった」って思ってもらえるように、応援してあげてください。
(宜しければ、ついでに私も...)

 年賀状|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

初めて年賀状を早期割引期間に注文することができた。

例年100枚前後刷っているが、単色カラーを選んだことで、去年の3分の2ほどの値段に収まった。いい買い物をしたと思うと、気分がいい。注文したものを受け取りに家を出た。
係の女の子が「ちょっとお待ちください」と言って、下がっていく。当然、私のような年賀状注文、受け取りで店が混み合っていて、待つこと自体は不思議に思わなかった。
そのうち、奥からきれいな女性が現れ、「実はですね...」と、その一言で、早くも全身固まった。「ご注文をされたときに担当したものが、お値段を間違えておりまして、お客様がお支払いになったのはこのお値段なのですが、実際はこちらのお値段だったんです」
と私の前に料金表を出した。
料金表を見ると、私が払ったのは8100円、実際は8954円。
どうも最近ボケてきて、とっさに計算したり、思い出したりすることができない。
「えっと、確か注文したのは100枚だから、......
(8954円-8100円)×100枚=差額?????円」!!!!
凍り付いてしまって、いくら払うことになるのか、見当もつかなくなった。
するとその女性は、
「でも今回はこちらのミスですから、もとのお値段でけっこうです」
とにこやかに申し出てくれた。
私は勝手に計算した8万ン千円をチャラにしてもらえたものと思い、
「え?大丈夫ですか?いいんですか?ありがとうございます」
やたらと恐縮し、ペコペコ頭を下げて、そそくさ家に帰った。
家に帰る途中で勘違いに気付いた。
そもそも、単価8000円もする年賀状って、どんな年賀状だ?生きたサル付き年賀状?!

 村上本|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

こんなにタイトル戦が重なっているのに、今日は何もないの?と悄然としている将棋ファンの皆様、おはようございます。

村上春樹氏の本の中で、もう一つ好きな一文がある。
正確な表現も、どの本だったかも忘れてしまったが、(どうも一番最近の「1Q84」だった気がするので、覚えがある方も多いかもしれない)
「人間の個体そのものは、次世代へ遺伝子を伝えるための容器にすぎない」
という趣旨だった。
学校で生物を習ったときは、まず我々は細胞でできていて、細胞の中に核があって、核の中に遺伝子があって......と、こうくる。
ところが逆に、まず遺伝子ありきで、我々はそれを運ぶ乗り物にすぎない、とは、ハッとさせられた。面白い!面白いでしょ?

だから...?そうそう、だから、将棋負けたっていいんです。乗客は別に文句を言っていない。
しかし、こういう意味だと、私は駅に停車しっぱなしの電車みたいなもの、ということになるのかな。「まだ運転再開の見込みがたっておりません、お急ぎの方は...」

 何から手をつけていいかわからないとき|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

急にやることがたまった。
女流棋士会の仕事、観戦記2本。
忙しい、忙しい、まずはよく寝てから......

ところで、最近、村上春樹氏の小説を読むようになった。
私は昔から純文学小説(の一部)が好きだが、好きな作家を見つけるのがけっこう大変なのである。好きなのはほとんどが男性作家、内容的には重要度が高い順から、
1、グロテスク、2、ネチネチ、3、救いがない、4、主人公が駄目人間
(村上先生、すみません...)
村上本は多少この傾向からずれるが、話の展開のテンポが良く、表現が独特で面白い。その小説の会話の中で、
「やることがたくさんあって何から手をつけていいかわからないときには、まず簡単なところから手をつけるべし」
という趣旨の一文があった。
素晴らしい!
というわけで、1日前の観戦記から取り掛かることにした。
前日に対局を見ているわけだから、はかどる、はかどる。
数日前の観戦記より当然締め切りも先だが、気にしない。
私、何か間違ってますか?

追記:上記の条件を満たす純文学作家をご存知の方、教えてくださいな。

 吾輩は...|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

吾輩は...

ハエトリグモ(通称トビグモ)のクモッチである。
今日が誕生日です。いい(11)クモ、いい(11)クモ、というわけである。
クモは見るだけでもぞっとする、という方のために、写真の解像度をうんと下げておきました。
かく言う私も虫全般が苦手だ。クモにしても、知らぬ間に膝の近くへ小さなクモが這い寄ってきていたときは、
「イイイイイイイイ!」
とすさまじい悲鳴をあげ、隣にいた友人をそれこそ飛び上がらせた。

蚊や、もっと小さい虫なら遠慮なく殺虫剤にてご退散いただくのだが、どうしたわけか、クモだけは殺せない。子供のころ、急に脳内の「クモ」という部位と、「殺すのはかわいそう」という部位の間に余計な神経細胞が通ってしまい、以来その巣をはたきおとすという手段を用いるしかなくなった。ところがハエトリグモは、巣をはらない。
ぴょんぴょん跳ねまわっているだけである。
よく見れば、ウサギみたいでかわいい(と必死で自分に言い聞かせている)。
しかもけっこう私になついている。
パソコンをひらこうとすると、写真のように机の上に、歯を磨こうとすると洗面台に、服を着替えようとすると、押し入れの中で歩き回っている。
着ようとした服にくっついていたときばかりは、
「殺すよ!」と叱った。
いつか知らないまま服を着てしまい、例の悲鳴で周りの人たちを飛び上がらせるに違いない。

死後、私が「食べすぎ、寝すぎ、怠けすぎ」の地獄に堕ちた際には、ピョンピョン、助けに来てくれることを期待している。

 ごメェ~んなさい。|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

ごメェ~んなさい。

女流棋士が女流棋士の対局の記録を取ることが、むしろ推奨されるようになって数か月。記録が好きな自分としては、願ってもないことである。
はじめのうちは対局者に一応断っていたものの、だんだん面倒になり、記録を取ることに決めてから「よろしくお願いします」と一言、メールを入れるだけで済ませてしまうように。

さて、そんな中で先日女流王位戦の中倉さんと紅ちゃんの一戦を選んだ。
さすがに紅ちゃん、だいぶ恐縮してしまったようである。いくら普段仲良くしていても、逆の立場になったら、さぞ決まり悪かろうと思い、途中から恥ずかしくて下を向いていた。
以前、綾ちゃんが記録をとる際、自分の方が年下であるにもかかわらず、先輩ということで、対局者に丁寧に断りを入れていたのを思い出す。
おまけによく考えたら、その前に紅ちゃんの記録係を務めたのは、竹部さんである。これでは、女流王位リーグからもれて歯ぎしりしている、先輩記録係のオンパレードではないか!
ここまでくると、まるで嫌がらせしているみたいである。
申し訳ありメェ~せんでした。

...さあ、次はどなたの対局のお邪魔をしようかな??

 下調べ|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

久しぶりに連盟へ。奨励会の皆様の誕生日チェックです。

いい年して、何を考えてるんだ、って?
私の勝手でしょ!人の好みに文句言わないで!...って、冗談です。
新人王戦観戦記のための、事前調査である。
本人に年齢を確認してもいいのだが、やはり聞きづらい。
私でさえ、
「おいくつですか」
と言われたところで、腹が立つ、ということもないのに。20歳になるかならないかの若者に年を聞けないとは、なんとしたことだろう。
(ちなみに、私は結婚と体重の話は嫌いなので、ご用心を!)
新人王戦は面白い。観戦記者を担当してから、つまらなかった、という将棋は一局もない。
終わってみれば大差だった、ということも往々にしてあるが、そういう将棋でも、思わず盤側で声をあげそうになる、一手が出る。
窮鼠猫を噛む、どころか、最早投了かと思った瞬間、化けネズミが飛び出してくる。
いやはや、いくら大差になったと思っても、この人たちには終局10手前からでも勝てない。
毎度毎度、声が出そうになるのを咳払いでごまかし、時にはむせて、ご迷惑をおかけしております。

 女流棋士の渡辺です。|日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

女流棋士の渡辺です。

皆様、ご無沙汰しております。
女流棋士の渡辺弥生です。故あって、遅くなりました。今日からこちらのブログに参加いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

さて、大学卒業まで、「機械いじるの苦手」と携帯電話さえ持たなかった自分も、現在使っているパソコンで早くも3台目。
大学時代は父親のお古で、インターネットにつないでもメールが英語でしかやり取りできない、電話線につなぐ、昔懐かしのノートパソコン、すでに起動さえしない廃品となって部屋の片隅に置いてある。
メーカーさんにお金を払って引き取ってもらう段になって、いつものごとくろくでもないことが気にかかって仕方ない。
「この中の個人情報はどうなるんだ?」
自分のレポートなぞ、読んだ方に被害はあっても、自分としては痛くもかゆくもないが、父親がどんなデータを保存しておいたか、当の本人だって忘れている。
ちょうど同門の愛菓を見習って(?)身元不明死体の解剖に関する本を読んでいたところで、(この本によると私は非常に身元の判明しやすい白骨死体となるわけだが)
「そうだ、パソコンを分解して、データを物理的に取り出せばいいのだ!」
と、また例によってしょうもない解決策を思いついた。
「危険!」と10カ国語で書いた、すでに液漏れした充電用電池をものともせず、パソコンをペンチ、ドライバーで破壊し、OS部分と思われるのものを取り出したのが上の写真ですが......データが入ってるのって、どこだ...。
残りも残骸もすでに「壊れたパソコン」の段階を過ぎてしまった気がする...。
メーカーさん、ごめんなさい。
どうしたら良かったのか、ご存知の方、ぜひ教えてください。