第9回小学生駒姫名人戦開催報告

日本将棋連盟主催の第9回小学生駒姫名人戦は8月13日(土)京急将棋まつりにて開催されました。
参加者は昨年より11名増えて、名人クラス15名一般クラス24名となりました。今年も長野、群馬、山梨、愛知、静岡、三重、熊本など全国からお集まり頂き、誠に有難うございました。受付にいると次から次へと可愛らしいお嬢さんがいらして嬉しくなりました。

第9回小学生駒姫名人戦01

午前中は予選で、2勝通過2敗失格となります。持ち時間はチェスクロックで10分それを使い切ると1手30秒の早指し戦ですが皆さん時計さばきも鮮やかで、大人顔負けのキビキビとした熱戦が展開されました。

名人クラスはアマチュア二段の棋力があっても容易には勝ち上がれないというレベルの高さです。
駒の動かし方を知っている女の子がほとんどいなかった自分の子供の頃を思うと、まさに隔世の感があります。良い時代が来たものです。これからの女流棋界はワクワクドキドキの連続になるのかもしれません。

この棋戦の特徴は2つあり、1つは名人クラスの決勝戦を将棋まつりの席上対局で行う事。もう一つは成績上位者1名がプロの女流王将戦出場の有力候補となる事です。
ただし小学生枠ですので、現在6年生の方は残念ですが選ばれません。2つともかけがえのない経験になると思いますので、ぜひご参加ください。

予選、決勝トーナメントをこなしているとあっという間に15時の席上対局の時間になりました。

決勝は品川区立大井第一小学校6年の内山あやさんと熊本市立川尻小学校4年の松下舞琳さんの対局となりました。
内山さんは一昨年一般クラスで優勝されたそうです。松下さんは夏休みで東京にいらしていたそうです。局面は1手損角換わりの急戦となりました。内山さんの棒銀を松下さんが受け止める展開でしたがおふたりとも指し慣れているようで迷いがありません。日頃の勉強の成果が感じられました。
熱戦となりましたが、最後は松下さんが鮮やかに寄せて勝利、優勝されました。
局後の感想は松下さんは「あまり緊張しませんでした。」内山さんは「良い経験になりました。」とのことでした。今後のご活躍が楽しみな決勝戦となりました。

第9回小学生駒姫名人戦02

来年は記念すべき第10回大会になりますので、さらに充実するよう努めたいと思います。

第9回小学生駒姫名人戦03

【大会結果】

■名人戦クラス参加者15名
優勝 松下舞琳さん(熊本市立川尻小学校4年)
準優勝 内山あやさん(品川区立大井第1小学校6年)
3位 森数あおいさん(江戸川区立第7葛西小学校6年)
4位 岡森美吹さん(伊賀市立府中小学校2年)

■一般戦クラス 参加者24名
優勝 神原真由さん(八千代市立八千代台西小学校4年)
準優勝 酒田怜美さん(川崎市立下小田中小学校5年)
3位 鎌田美礼さん(取手市立戸頭小学校2年)
4位 高木穂乃香さん(牛久市立ひたち野うつくし小学校4年生)

開催にあたりましては神奈川県支部連合会様、京急百貨店様には大変お世話になり誠に有難うございました。また磯子将棋センターの加山様、駒姫の受付をご担当頂いた支部の方々に重ねて御礼申し上げます。

女流五段 谷川治恵