「第4回棋士のまち加古川 将棋フェスタ」開催レポート

  将棋好きの皆様なら何度も聞いたことのある町、それが加古川。
  加古川青流戦を主催して頂いたり、久保利明王将や井上慶太九段をはじめとするたくさんの棋士を輩出した町として有名です。
  加古川はアマチュアの方の将棋熱も熱く、大会やイベントも多数開催されています。その中で行われた今回のイベントは1月21日に開催された「第4回棋士のまち加古川 将棋フェスタ」です。

 はじめのイベントは小学生以下を対象とした「ファミリーペア将棋大会」、昨年から開催されているこの大会は入賞賞品が加古川和牛という豪華さ!申し込み32組のところ、多数だったため急遽枠を増やすという盛況ぶりだったようです。
 お子様とお父様、おじい様などという組み合わせで楽しそうに将棋を指されている様子は見ていてとてもほんわかするものでした。

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 次は大人の方も申し込みができる指導対局、5面指しで終わったところから次の方に順番がうつるシステムだったのですが、さすが加古川。とてもお強い方が多く時間いっぱいまで指しても終わらない方も。お話を聞くと井上九段の道場に通われているらしいです、納得。
 私は指導対局の醍醐味は感想戦だと思っているのですがそこも加古川、というか関西。私が少し長い詰みを詰ますと、「そんなん詰ましたらあかんわ~」お相手の方からも見ている方からも言われます(笑)少し笑ってしまう、なんとなく昔に戻ったような感じがしてしまいました^^

 3つ目からはステージイベント、神吉七段の「爆笑将棋クイズ!」
 こちらは少し独特で、将棋のマスにちなんだ1から81までの番号をお客様に指名していただいて、その番号に沿ったクイズが出されるというもの。こちらも賞品多数、太っ腹です。「今期タイトルを獲った加古川の棋士といえば?1)久保利明王将 2)久保利明王将 3)久保利明王将!」などユニークなものもたくさんあり大盛り上がりでした。

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 続いては「恒平と優貴の恒に優しい将棋講座」毎度若干の無理やり感がありますが(笑)いつも名前にちなんだ講座名をつけてくださります。
 初心者の方を対象としていたはずが、何度も言って繰り返しになってしまいますがここは加古川!初心者とおっしゃられる方のレベルが高い!駒落ちの際の戦い方や、王様の追い詰め方などバシバシ答えられてしまうので船江恒平六段と一緒にタジタジでした。

 次は「大逆転将棋」こちらはテレビでも放映されたりしているほどの人気企画。
 プロ棋士が投了した局面からアマチュアの方が指し継いで本当に勝てるのかというもの。アマチュアの方は井上九段の道場に通っている小学生のちびっこ棋士2人。お相手は1局目は井上九段。絶体絶命に見える上手玉でしたがそこからの井上先生の粘りが凄まじく何度も見せられる手筋にいつの間にか逆転。プロ棋士恐るべし。
 2局目は船江六段。先ほどプロ棋士の怖さを魅せられ今回も・・・と思いきや、あっという間に上手玉が寄っている!持ち時間を残しての素晴らしい寄せでした、これには船江六段も感嘆の声を挙げられていました。

 そして最後のイベントは「次の一手名人戦」お客様参加型のイベントです。
 対局者は井上九段と船江六段という師弟対局、ステージ裏からお二人とも気合が入っているのが伝わりました。戦型は井上九段の四間飛車に対し、船江六段の居飛車穴熊という事前予想とは少し違った戦型に。終始井上九段の攻めを船江六段が受けるといった大熱戦の展開に会場も大盛り上がりでした。

 楽しい1日はあっという間、将棋を通してたくさんの方と触れ合えて私にとっても本当に楽しかったです。来年もあるとのことでしたので、今年は来られなかったという方も来年はぜひ!棋士一同お待ちしております!!

女流二段 長谷川優貴