次の一手:竹部-飯野戦(記:渡辺弥生女流初段)

少し以前に、竹部さんにバーサス(一対一の研究会)で将棋を教わった。持ち時間20分、切れたら30秒の練習将棋でもなかなか秒読みに入らない、早見え早指しの竹部さん。
「最後に一局秒読みの練習をさせていただいてもいいですか?」
「じゃ初手から秒読みにしましょう」と私。
「持ち時間を5分つけていただいてもいいですか?心を落ち着かせるために」殊勝なお顔でこんなことをおっしゃる竹部さん。

心を落ち着かせるとはなんのこっちゃ?思わず笑ってしまったのがまずかったのかもしれない。
気付くとものの数分で必敗の盤面を前にさじを投げることになった。竹部さんは持ち時間を残したままキョトンとなさっている。だから初手から30秒にしようと言ったのに!

さて、竹部さんの右四間をもろに食らった下図。先手が私、後手が竹部さんです。竹部さんの次の一手をお考えください。

next_1te_20180125_02_q.gif
ヒント:どんどん攻めます。

さて上の問題はおまけ、次の問題が本番。平成27年10月に行われた第女流王位戦予選、竹部さゆり女流三段対飯野愛女流1級の終盤戦だ。筋の良い、軽快な振り飛車を指す飯野さん。対する竹部さんは怪しい独特の序盤に、中終盤の腕力が武器、いや凶器?
先手が竹部さん、後手が飯野さん。当人曰く「運とはったりで」いつの間にやら局面は先手の竹部さんが優勢。決め手となった次の一手をお考えください。

     【図は△5二金寄まで】
next_1te_20180125_03_q.gif

ヒント:美濃囲いの急所を攻める為には?

女流初段 渡辺弥生